| 《私家版》中国語学習ハンドブック | ||
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| 最近の大学生は、中国語のことを「チャイ語」と呼ぶそうです。チャイナ語の省略形なのでしょう。フランス語も「フラ語」と略されているようですから、それと同じですね。履修する学生もかなり多いようです。既にドイツ語・フランス語の履修者数を抜き、大学の第二外国語履修者数では英語に次いで第二位だという話です。 学生が多いというのは、確かに中国ブーム、これからの時代は中国だと言われ、中国語をやっておけば就職に有利、という現実的な理由もあるでしょう。でも多くの学生には「同じ漢字だから簡単そう」というのが、履修理由の大きなウェイトを占めているようです。 ところが、中国語を習い始めると最初に「ピンイン」という中国語の発音記号とでも呼ぶべきローマ字を習います。「え、中国語なのにアルファベット?」と思う人も多いでしょう。でも、これを面倒臭がらずに、最初の段階でしっかりと覚えてしまいましょう。なぜなら、多くの中国語辞典では、このアルファベットの順番に漢字や単語・語句が並んでいるからです。ちょっと大きな本屋さんに行って中国語辞典を見てください。小学館の『中日辞典』や白水社の『白水社中国語辞典』など、ページの隅にはアルファベットが書いてあるはずです。その部分だけを見れば、英和辞典と同じです。 このピンイン、読み方にいくつか特徴的なものがありますが、それを除けば「ローマ字読み」で読めるものがほとんどです。また母音だけで子音がない場合に、表記がちょっと変わるものもあります。また「声調記号」という四つのトーンを表わす記号をピンインに書き加えますが、これにもちょっとした決まりがあります。ピンインを覚えるというのは、発音を覚えると言うことですが、それと一緒にこのような表記ルールも覚えておくと便利です。 中国語の教科書や参考書には巻末などにこのピンインの一覧が出ています。中国語音節表と書いてある場合が多いです。ここに出ているピンインで、中国語で使う日常の漢字はすべて発音できるのです。私が中国語を学びはじめた時は、何万もある漢字が、これだけの発音を覚えれば済んでしまうのか、と驚いたものです。 ところで、中国の新聞・雑誌・書籍を見ても、数字などを除けば、文章は漢字だけで書いてありますから、ピンインを使うことはありません。でもちょっとしたタイトルにピンインを添えていることもあります。例えば新聞は「●●日報」という名前が多いですが、そこに小さく「●● RI BAO」などと書いてあることがあります。この「RI BAO」が「日報」のピンインなのです。また中国の街を歩いていると、お店の看板にピンインが使われていることもあります。ピンインを使うと、見た目はアルファベットなので英語みたいで格好いい、ということなのかもしれません。 また昨今はインターネットが普及してきましたが、URLなどは基本的に英語しか使えませんので、ディレクトリ名やファイル名などの命名に、ピンインが利用されていることが多いです。もちろん、このピンインは我々外国人が中国語の発音を学ぶためだけのものではなく、中国の小学校では子供たちがピンインを授業で習っています。 |