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| Adobe Illustratorで中国語の地図を作る |
| 先頃発売された「Adobe Illustrator CS」は多言語対応が格段に進みました。Unicode対応アプリケーションになったので、これまでは作れなかった中国語や韓国語の地図なども簡単に作成できるようになりました。 ところが、この前のバージョンまではIllustratorは多言語に対応しておらず、ヨーロッパのアルファベットを中心とした言語なら入力できましたが、アジア系の言語はお手上げでした。しかし、それでも何とか中国語の地図を作ってきた試行錯誤の経過が以下の通りです。 |
| 基本的に、地図などを作るという作業は多言語とは何の関係もありません。文字を入力する必要がなければ、世界のどこの国の地図も作れます。でも地図ですから、地名などは入れたいもので、問題となるのはその時です。中国語の場合、日本語の漢字を使うという方法もあります。確かに「北京」「上海」「洛陽」「杭州」など、主な地名は日本の漢字で対応できます。でも、中には日本の漢字には見あたらないものもありますし、なにより「やはり中国語の簡体字で表記したい」という欲求があります。 |
| 私は普段中国語を入力するのに、高電社の「Chinese Writer」というソフトを使っています。これは中国語を入力するためのIMEとフォントがセットになった製品から発達し、現在では中国語の総合ソフトという感があります。 この「Chinese Writer」には、日本語文字コード上に簡体字を割り当てたフォントと、中国語の文字コードに対応したフォントの二種類が付属しています。(フォント字体は明朝、ゴチックなどバラエティー豊かです。)これまでの「Illustrator」では後者、つまり中国語文字コード対応のフォントは使えません。多言語に対応していない以上、当然ですね。そこで日本語文字コードに簡体字を割り当てた方のフォントを使います。 |
| 実際の入力ですが、まずは「Illustrator」でテキストツールを選びます。次に入力したい位置にカーソルを持ってきて、該当のフォントを選びます。「Chinese Writer」の場合、「GB中国明朝」「GB中国ゴシック」というフォント名のものが日本語文字コード対応のフォントです。フォントのサイズを選び、IMEを起動させます。普通は「MS-IME」や「ATOK」あたりが起動すると思いますが、「Chinese Writer」をインストールしているわけですから、日本語入力システムを「Chinese Writer」に切り替えます。あとは、ワープロなどで中国語を入力する要領です。何かの弾みでフォントが「MS明朝」などに切り替わってしまうと文字化けしてしまいますので、フォントがきちんと選ばれているか注意してください。入力してしまえば、フォントサイズを変えたり修飾を加えたりするのは、日本語などと同じです。 |
| なお、高電社では同様のソフトで「KoreanWriter」という韓国語の入力ソフトを発売しています。こちらを使うと、韓国語、つまりハングルを入力することが出来ます。 |