董仲舒は前漢時代の人で、儒教の国教化に大きな役割を果たした人と言われています。儒教の国教化ですから、時代的には景帝・武帝の時代の人で、かの司馬遷が董仲舒から春秋を学んだとも言われています。

儒教の国教化は、学問的にはいろいろと異論もありますが、董仲舒がその当時、著名な儒学者であり、政治に対する発言力もかなりあったということは事実だったようです。武帝の諮問に答えた「対策」はよく知られていますし、陰陽を操って天候に影響を及ぼし雨を降らせた、などというエピソードも伝わっています。

その董仲舒の主著と言われているのが『春秋繁露』です。すべてが董仲舒自身の手になるものとは言えないが、董仲舒に比較的近い者がその成立に関わっている、というのが『四庫提要』をはじめとする大方の見方です。

董仲舒の事績を調べるには、まずは『漢書・董仲舒伝』が拠り所となります。その他、上述のように有力な儒学者であったので、後漢時代には、王充『論衡』など董仲舒に言及した作品が散見されます。

また『春秋繁露』意外にも著作があったらしく、『太平御覧』などの類書に「董仲舒曰く」として引用されています。


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