チャイ語のいろは
[2]


 ピンインとそれぞれの発音を覚えるのは結構大変です。中国語の学習は「発音が出来れば、半分終わったも同然」などと言われるように、日本人には発音がかなり高いハードルになってしまっているようです。

 しかし、最近は参考書にCDが付いているものが増え、また基本的な発音ならば、無料で聞くことができるウェブサイトもいくつかありますから、発音の勉強にはかなり有力だと思います。

 ピンインの次に戸惑うのが「簡体字」ではないでしょうか。よく中国へ旅行に行った人が、「同じ漢字だから何とかなると思ったけど、略字ばかりで全然わからなかった」と言うのを耳にします。

 簡体字という名の通り、本来の漢字の字体を簡略化しているものですが、日本の漢字だって江戸時代に以前に比べたらずいぶんと簡単な形になっています。それと同じことで、ただ日本とは省略の仕方が異なっているだけです。でも、これも慣れてしまえば意外と簡単なしくみで省略(簡略化)していますので、基本的な単語を覚える時に簡体字も覚えてしまうとよいでしょう。

 入門期に私がよくやっていたのは、通学電車の中で自宅の最寄り駅から大学の最寄り駅までの駅名をすべて中国語で発音する、すべて簡体字で書いてみるという作業です。発音するにはピンインがわからないとなりませんから、いろいろな漢字のピンインを覚えるのに役立ちました。簡体字で書いてみるのも、やってみると案外難しかったりします。ところで、日本の地名には国字が使われていることが時々あります。国字は言うまでもなく日本で作られた漢字ですから、中国にはありません。ですから、中国語の発音や簡体字などは存在しません。でも、比較的よく使われれる国字は中国語の辞典にも「日本で作られた文字」として載っています。発音もよく似た漢字の発音が付いています。

 さて、駅名がほとんど終わってしまったら、他の路線などに範囲を広げ、それも終わったら広告などの漢字の部分を使いました。こうしてみると、身の回りには相当数の漢字があるものです。毎日ちょっとずつやっていくと、それなりに愉しいですし、意外と中国語の実力養成に役立つものです。


戻る 次へ