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2004年09月30日

痴漢と女性と私と

朝の通勤通学電車は何故にあんなに混雑するのだろうか。あの暑苦しさは本当にたまらない。特に億さんのヘア・トニックか何かと、女性(特に美的障害に悩む女性)の化粧品がミックスすると、『ワキガ』なんてものの数ではない。しかもそれに追い打ちをかけるような口臭、そして極稀にオナラがあるときなどは生き地獄である。しかしこの苦しみも三日経験すれば馴染んでくるから恐ろしい。

気がつけば話が主題からはずれてしまっている。ここらで本題に入ろう。

私は男だからだと思うが痴漢に遭ったことはない。断わっておくが痴漢をしたこともない。(こう言い切る奴に限って怪しいのである)また痴漢の現場を見たこともない。これでは題名の示すことは書けないだろうと思われるかもしれないが、実は痴漢それ自体について何かを書こうというのではない。混んだ電車の中での人々の様子が書きたいのである。

これは私も経験あることだが、どうしても女性の胸や尻に手がいってしまうことがある。(中にはわざとやっている人もいるようだが、私は決して故意にではない)そんな時、どうやってさわってしまっている女性の誤解をはらすかがなかなか難しい。手をそこからどかすために動かすと却って撫でているのではないかと怪しまれる。かといって触りっぱなしでは正真正銘の痴漢と相似である。まだ相手がおばさんなら人間ができているからいいのだが、若い女性(人呼んでギャル)の場合は大変だ。足はヒールで踏まれるし、肘鉄はされるし、電車を降りる時にはにらまれるし散々だ。だが、そういう立場に置かれている少しハゲた中年のおっさんを見ているのは実に楽しい。二人が本気で怒り出して喧嘩を始めたらもっと面白いのであるが、これは簡単にはお目にかかれない。みな何かを訴えたいのを我慢して目的駅に着くのを待っているのだろう。

〔管理人による補足〕

この文章は、大学時代に所属していたサークルの会誌に発表した(昭和61(1986)年11月発行)ものです。

投稿者 rockfield : 2004年09月30日 20:27

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