2005年04月20日
新ローマ法王決定
朝刊には間に合わなかったところも多いようですが、テレビ・ラジオのニュースでは、ローマ法王が決定したというニュースが飛び込んできました。
あたしはキリシタンではないので基本的に誰がなろうとあまり興味はないのですが、コンクラーベというセレモニー自体には興味があります。やってることは「根比べ」ってな感じで、くだらないダジャレのようですが……。
でもって、新しくドイツの枢機卿が法王になったということですが、ベネディクト16世と呼ばれるそうです。
この<ベネディクト>っていう法王名(って言うの?)はどうやって決まるのでしょう? 例えば日本の天皇の場合、明治以降は一世一元なので、年号がそのまま天皇名になる慣習が続いていますから、現天皇もいずれは「平成天皇」と呼ばれるのでしょう。でも、現時点では平成天皇とは呼びませんよね。昭和天皇も崩御してはじめて「昭和天皇」と呼ばれたのであって、生前はせいぜい「今上天皇」とか「今上陛下」と呼ばれていたと思います。「今上」っていうのは「現在の」という意味で、「カレント」ってことです。
つまり、日本の天皇名って言うのは、退位後や死後に、在位中の功績などを勘案して決められるものというのが伝統だったのです。これは中国の皇帝制度から来ています。中国の皇帝名も、例えば「漢の武帝」なんて、生前は「今上帝」としか呼びようがなかったと思います。死後、シルクロードやゴビへ盛んに軍を送って領土を広げた業績に鑑みて「武帝」という「おくりな」が付けられたわけです。始皇帝外は中国の皇帝名はほぼ全員が死んでから付けられます。明以降、一世一元になりましたけど。
こういう意識があったので、法王になったとたん法王名が決まる(付けられる)というのに多少の違和感を覚えますが、こういうことを知るのが異文化交流と呼べるのではないでしょうか?
〔管理人による補足〕
投稿者 rockfield : 2005年04月20日 07:50
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.rockfield.net/cgi-bin/weblog/mt-tb.cgi/311