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2005年05月10日
ドラえもん学
『ドラえもん学』読了。
いわゆる、『ウルトラマン研究序説』や『磯野家の謎』といったオタク的な本とは一線を画し、ドラえもんにはまってしまった大学教授のまじめなドラえもん概説本です。
ドラえもんの歴史やアジアをはじめとした世界各国への広がりなど、好事家には物足りないと感じられるのでしょうが、ごくごく一般の人にはちょうどよく情報がまとめられています。ただ、個人的にはこの程度の情報を必要としている人ってどの程度いるのでしょう(?)と思ってしまいます。つまり、熱狂的な人たちには物足りなさが残り、一般の人にはちょっと退屈になりかかる点があります。
例えば、もう少し社会問題と絡めて分析するとか、主要登場人物の人物像に迫ってみるとか、そういった掘り下げがあってもよかったかなと思います。たぶん、ドラえもんフリークにはそういう物足りなさがあると思います。
また一方で、『エヴァンゲリオン』や『ガンダム』など、あるいは『ポケモン』など日本を飛び出し世界に羽ばたいている作品群と『ドラえもん』との比較研究的な部分があってもよかったと思います。
そして、著者がドラえもんを日本のマンガ文化輸出の最大の功労者のように書く時、あたしとしては「じゃあ、キティちゃんはどうなの? マンガ・アニメという土俵では比べられないけど、世界に通用する日本発のキャラクターとしては、ある面ではドラえもん以上じゃない?」という疑問が生じ、そのあたりの比較研究が欲しいところです。もちろん、世界的キャラクターと言えばミッキーマウスを揚げないわけにはいかないと思います。その経済効果たるや、ドラえもんとは比較にならないほど巨大でしょうけど、親会社や政府の態度・対応(つまり対外的文化戦略?)なども絡めて、ドラえもんを解釈してみると面白い考察ができたのではないかと思うのですが、如何でしょう?
〔管理人による補足〕
投稿者 rockfield : 2005年05月10日 21:24
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