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2005年09月28日

黒い時計の旅

『黒い時計の旅』読了。

ずいぶん時間がかかってしまい、やっと読み終えた、ってな感じ。しかし、あまり文芸作品を読まない身には「なんだか、よくわかんない」「話の筋すらつかめないよ」という悲鳴を上げながらの読書体験でした。

主人公(作中の「私」とか「彼」など)が突然変わっていたり、章が変わると全然違う話の筋が始まっているような……。文芸ファンなどは、こういう作品を称して、複雑に練り上げられた作品世界、なんて言うのでしょうが、あたしにはとてもついていけないよー、と弱音を吐いてしまいそうになることが何度もありました。

で、結局エリクソンは何を書きたかったのだろう、何が言いたかったのだろう、と考えてもわかりません。素直に読者が楽しんでくれればよかったのでしょうか?

ただ後半、というか最終盤、老境に入りつつある主人公が悪い足を引きずりつつ、老人(ヒトラーの成れの果て)を連れて放浪するところでは、別にあたしが足を引きずっているわけではありませんが、十年以上前に亡くなった父の晩年を思い出しました。自分では食事も排泄も風呂もできず、あたしや母がすべて面倒見てやっていた最晩年の父を思い出しました。

〔管理人による補足〕

投稿者 rockfield : 2005年09月28日 19:45

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