2010年3月12日

こんなコラボは?

来週が配本予定ですが、文庫クセジュの新刊で『ハドリアヌス帝』という本が出ます。

で、ハドリアヌスと言えば、まあローマ皇帝の中では比較的有名な方だよなあ、だからそこそこは売れるかな、なんだかんだいって古代ローマものは実績もあるし、と考えてはいたんです。

そんな折、ある書店員さんから、コミックの『テルマエ・ロマエ』がなかなか評判で、ハドリアヌスも出てくるよ、と教えてもらいました。

と、社内にこのコミックを持っている人がいて貸してもらい読みましたが、なかなか面白いです。それにローマ時代のことをよく調べいますね。ハドリアヌスももちろん出てきます。

が、このコミック、物語はお風呂の話なんですよね。ローマはそれなりに浴場が発達していたというのは、なにかで読んだ記憶がありますが、それをテーマにした、ややコメディタッチのコミックです。

それなら同じくクセジュの『お風呂の歴史』『古代ローマの日常生活』のを一緒に並べてみてはどうでしょう?

うーん、これでは新刊の『ハドリアヌス帝』を売るのではなく、『テルマエ・ロマエ』の販売に貢献するだけか? まあ、それはそれでいいのかも。

2010年3月11日

韓非子を読め!

このところ、何故かヒルティの『幸福論』の注文が増えていて、あたしの勤務先のTwitterでも数日前に担当者が「原因不明」とつぶやいていたのですが、ようやく理由が判明しました。そのこともTwitterでつぶやかれていますが、しかし、あえてあたしの勤務先のでなくとも翻訳は他社からも出ているのに、と思います。

いえ、もちろん、うちのを取り上げていただいてとてもありがたいのですが、それにしてもディスカヴァーさんのニーチェといい、なんか混迷の時代だからなのか、哲学が売れていますね。

それも中途半端なトンデモ本でもなければ、硬派な翻訳でもなく、うまーくその中間を狙った感じのものがヒットしているようです。興味深い現象です。

ちなみに、あたしは幸福論は、アランのも、ヒルティのも読んだことないです。(ヒルティの『眠られるぬ夜のために』はちょっとだけ読んだことありますが記憶にナシです)。どうも「幸福論」というタイトルには腰が引けてしまいます。

何が幸福だ、他人の不幸こそが真の幸福でしょ、とひねくれ者のあたしは叫びたくなる(つぶやくのではなく)わけでして、どうせなら『韓非子』を読んでくださいよ、と言いたいです。

『韓非子』は、イジメと嫌われに悩んでいた、学生のころのあたしが出逢った運命の書で、あたしのその後の人生を決定づけたと言っても過言ではない書です。(運命の人には出逢ったことがありません......涙)

『韓非子』には、幸福なんて甘っちょろいことは書いてありません。他人を信じるな、人は孤独だ、そんなことばかりが書かれています。

人間関係に悩んでいる人には、目から鱗の一書だと思います。

中国古典ですので、原文は漢字だけが並んでいるのですが、翻訳(現代語訳)も以下のようにたくさん出ています。



読むのであれば、一番のオススメは冨山房の「漢文大系」所収の『韓非子翼毳』なんですが、これには読みやすい現代語訳がついてなくて、全くもって専門家向けの本です。

なので、かつては筑摩叢書で出ていて、その後、現在はちくま学芸文庫に収められている『韓非子〈上〉』『韓非子〈下〉』がよいかと思います。

2010年3月 8日

残務整理?

久々の会社です。

ほぼ2週間、出張に出ておりましたので、朝の5時前に起きて、6時半ごろには家を出て会社へ向かうといういつもの生活がなかなか辛いです。なにせえ出張中は7時頃に起きれば十分すぎるくらいでしたから......

出張明けというのは、ファクスなど書類が山のように机の上にたまっていて、なおかつ出張で取ってきた注文などの処理もやり、出張費の精算もあり、となかなか忙しいです。もちろん、そんなこちらの都合にはお構いなく書店や読者からの電話は鳴り続けます。

結局、出張明けというのは毎回外回りには出られずじまいになるのです。今日もそうでした(汗)。

明日も午後からヤングアダルト出版会の例会がありますから、書店回りはできません。水曜から回れればいいのですが......

それに、この時期は入試などの合間を縫って、東京近郊の主要な大学生協にも顔を出しに行かないとなりませんから、そのぶん書店を回るのが後手に回ってしまいます。

ああ、体がもう一つ欲しいです。

2010年3月 6日

出張終了

終わりました、二週にわたる春の出張が。

先週は月曜から金曜まで、奈良を訪問した一日を含め大阪の書店と大学生協を回り、今週は火曜から金曜まで滋賀県を訪問した一日を含め京都の書店と大学生協を回っておりました。

ふだんですと京都・大阪の主要書店だけを5日間で回るのですが、それですと、ちょっと離れたところにある大学などには足を運ぶことができませんので、今回のような日程にしてます。で、どうせならということで、滋賀や奈良にも足を延ばしているというわけです。年に一度くらいはやはり訪問しなければ、と思います。

また、土日は大学生協も軒並み休み、書店も忙しい書き入れ時ですから、基本的に訪問は遠慮してます。なので、基本的には京都・大阪というお隣どうしなのに、いったん帰京して改めて出張に出たのでした。

それもようやく終わりです。いや、終わりました。

昨日は夕方までに営業も終わり、その後は京都の書店員さんとお茶しようという予定になっていました。出張の全日程も終え、あとは帰るだけのリラックスタイム、まさしく「戦士の休息」です。書店員さんが5時で上がりでしたので、6時くらいからお茶してたのですが、話も弾んで時計を見たらなんと9時!

あれ、新幹線大丈夫かしら? 最終って9時半くらいだったわよね? と思いつつ、ちょっぴり慌てて京都駅へ向かいます。新幹線終わっていたらどうしようと思いつつ京都の地下鉄に乗ったわけですが、いかにもこれから新幹線で東京へ帰りそうなサラリーマンも車内にいたので、「うん、まだ新幹線動いてるな、最終には間に合いそうだ」とやや安堵しました。

京都駅について電光掲示板を見ますと、東京まで行く新幹線はあと2本しかありません。それもあと10分、15分程度で到着です。いやー、地下鉄を一本乗り過ごしていたらまずいことになっていたかもしれません。

週末のほぼ最終新幹線ですからもっと混んでいるのかと思いきや、意外と車内は空いていました。窓際の席も取れ、隣には誰も乗ってきません。のんびりと出張の疲れを癒しながら東京へ着きましたが、さすが中央線です。またもや人身事故です。

運転は再開していて、とりあえず帰るぶんには問題なかったのですが、あたしが乗った中央線は20分遅れで運転していると車内放送がありました。ただ、途中遅れることもなくスムーズに走っていましたので、最寄り駅まではほぼ通常どおりの所要時間で到着しました。

降りると、タクシー乗り場は長蛇の列。ものすごい長蛇まではいきませんが、なにせタクシーが一台もない状態でしたので、こりゃ歩くしかないわい、と約30分の道のりをすたこらすたこら歩きました。自宅到着は午前1時をちょっと回った頃合いでした。

ふぅー、今日が休みでよかったです。

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