今月のおすすめ本[2019年4月]

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『文選』? それとも『万葉集』?

「平成」に変わる新しい元号が「令和」と発表されました。

なんでもこれまでの中国古典を出典とする年号ではなく、『万葉集』から選んだのだとか。ただ、その『万葉集』も中国古典の『文選』を踏まえているのだとか……

ということで、『文選』の「帰田賦」です。いわゆる現代中国の点校本なので読みやすいと思いますが、このちょうど真ん中あたりに典拠とされる部分が載っています。

拡大してみました。

おわかりになりますでしょうか? 「於是仲春令月、時和気清」という部分だそうです。わかりますが、漢字の選び方としてどうなのでしょう? 全然対になっていないですし、「令和」という言葉以上にそのあたりに違和感を感じます。

それに「令和」って、漢文をやっている人なら「和(やまと)ならしむ」という風に読んでしまうのではないかと思いますが、そうなると「日本ぽくする、させる」といったような意味になります。なんか国粋主義的と言いますか、日本を持ち上げすぎな感じがして、ちょっと嫌な気分になります。

そんなことはともかく、今朝の近所の桜です。

都心部はともかく、わが家のような郊外ですと電線が地中に埋設されているところはあまりありません。ですので、きれいな桜の写真を撮っても電線が写り込んでしまって折角の光景が台無しです。

この写真の場所は幸いにも電線がなく、広々とした空が広がっているところだったので、カメラを向けてみました。