沙羅双樹の花の色?

わが家の庭先で花が咲いています。

母曰く、沙羅双樹だそうです。

と聞くと思い出すのは平家物語です。

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす
驕れる者久しからず、ただ春の夜の夢のごとし、たけき者も遂にはほろびぬ、ひとえに風の前の塵に同じ

という冒頭の一節がすぐに浮かんできます。

これがその沙羅双樹なのでしょうか?

いや、双樹と言うけれど、うちの植木鉢には一本しか生えていませんよね。

確か、仏陀涅槃の時、横臥している仏陀の四隅に二本ずつ生えていたから「双樹」と呼ぶのだと聞いたことがあります。

ってことは、あと7本足りないわけでしょうか? そして、二本ずつ四隅に置いて、その真ん中で昼寝でもしてみましょうか? 涅槃にたどり着けるのでしょうか?