はじめての海外文学よりも、何冊目かの海外文学を選んだあたし、そして何度目の青空か?

今日は表参道ではじめての海外文学のイベントがあったそうですが、あたしはパス。

昨日もイベントだったので、土日二日続けてはツラいなあと思ったのが不参加の理由の一つですが、それよりも読みかけの海外文学を読んでしまおうと思ったのが最大の理由です。

読んでいたのは『三美スーパースターズ 最後のファンクラブ』で、あと3分の1か4分の1くらい残っていたのを、本日一気に読了しました。

最後は爽やかな青空で終わるこの作品。青空って、見上げる人の気持ち次第でいろいろな表情を見せてくれるものです。そもそも青空を見上げるような余裕のない生き方をしている人のための作品だったような気もします。

だからなんですが、乃木坂46の「何度目の青空か?」が思い出される後半、そして読後感でした。騙されたと思って、このMVを見ながら本作を読んでみてください。あるいは本作を読んだ方、この乃木坂46のMVをご覧になってみてください。ただし、公式チャンネルでは、MVは既にショートバージョンしか公開されていないので、あたしが感じたものを同じように感じていただけるか、非常に心許ないですが……

閑話休題。

この『三美スーパースターズ 最後のファンクラブ』は韓国の作品です。このところ、あたしも韓国の作品を何作か読んでいるのですが、書店店頭を見てもちょっとした韓国文学ブームだと思います。いわゆる韓流ドラマや韓流映画の流れと重なるのか、それとは異なる動きなのか、そこまではわかりません。ただとにかく翻訳作品がつづていることは確かです。

そして韓国以外にも、香港や台湾、そして大陸中国の作品も陸続と出版されていて、ここへ来て、なにやら東アジア文学のムーブメントでも起きているような錯覚を覚えます。実際にブームが起きているのでしょうか? もちろん個人的には大歓迎です。

そして、あたしは次に『チェロと私と牧羊犬と』を読むつもりです。これは中国の作品です。