放置プレイの罰?

自宅にあるコンポです。

ずいぶんと古いものですが、パナソニック製で、とっくに生産終了になっている「SC-PM770SD」というモデルです。5枚のCDを入れることができ、ランダム再生などもできるのですが、そこまで音楽をかけっぱなしにすることもないので、実力を発揮したとは言えません。

上部の液晶の下にはMDが入るようになっていて、CDをMDに簡単にダビングできます。このコンポを買ったころ、自家用車のカーオーディオはカセットからCDとMDになり、CDは自宅で聴くので、クルマ用にはMDにダビングして、それをクルマに置いていました。

が、MDは走馬灯のように消えてしまいましたね。いまでは新製品でMDが使えるコンポなどは皆無ではないでしょうか? そういえば、この頃は携帯型のMDプレーヤーというのも売っていましたね。CDよりははるかに小さいMDは胸ポケットにも入るのでとてもよかったと思うのですが、結局、CDと同じように、MDを何枚も持ち歩かないとならないのがネックだったのでしょうか? あっというまにメモリーカードやHDDに録音するプレーヤーに取って代わられましたね。

さて、上掲のコンポには別売りで、ほぼ専用の携帯音楽プレーヤー「SV-SD870N」がありました。それが下の写真です。D-Snapと呼ぶようです。

D-Snap自体はせいぜいFMラジオが聴けるくらいなのですが、SDカードを挿入できるので、SDカードにダビングした音楽を聴くことができます。上掲のコンポにはSDカードのスロットがありまして、CDからSDカードに録音するのも簡単なので、組み合わせて使うと便利だったのでしょう。

と、過去形で書いていますのは、実はあたしがそういう使い方をしていなかったからです。コンポでCDからMDへのダビングは、上述のようにクルマで聴くためにずいぶんと使いましたが、その後マイカーを買い換えたら、カーオーディオからMDが消え、CDを入れると自動でHDDに録音するタイプになっていました。現在、自宅には大量と言うほどでもないですが、昔クルマの中で聴いていたMDが残っています。

そして、この携帯プレーヤーですが、購入以来ほとんど使っていなかったのです。何故かといえば、そのころはiPod Classicを使用していて、パソコンのiTunesと繋ぐと簡単にCDからのダビングができたので、もっぱらそっちを使っていました。が、そのiPodの調子が悪くなってきて、すぐにバッテリーが減ってしまうので、ここへ来て、このパナソニックを思い出したのです。

CDからSDカードへのダビングは簡単です。最新のオーディオではないので、SDカードがミニではなく、正真正銘のSDカードであるというのはご愛嬌。何枚かCDをダビングして、SDカードをD-Snapに入れてみました。

本来ですと、上の写真のD-Snapの黒い部分が液晶表示部分で、ここに曲名などの情報が表示されるのですが、これが全く映りません。映っていても非常に薄いのか、それとも全く映っていないのかわかりません。これでは、いまどういう機能が選択されているのかわからないので、ボタン操作もできません。適当にいじると、ヘッドホンから聞こえるFM放送の局が切り替わったりするのですが、SDカードの音楽を聴くモードに切り換えることができません。

あまりにも長いこと放置していたために、壊れてしまったのでしょうか? せっかく使おうと思ったのに……。今の時代、メモリーカードを利用した音楽プレーヤーって流行らないのでしょうか?

いや、いまだったらスマホをiPodやwalkmanの代わりに使うのでしょうね。でも、それをやるとバッテリーの消費がものすごく早くなると聞いたことがあります。実際のところどうなのでしょう?