人間マルクスは親しみやすい?

昨晩のことです。

妹家族が年末年始の休みでわが家に来ていることは既に書いたと思いますが、幼稚園年長さんの姪っ子があたしと一緒に寝ると言って布団に入ってきます。あたしは毎晩布団に入ってもしばらくは本を読んでいるのですが、姪っ子も真似をして本を読もうとしました。

が、わが家には子供向けの本はありません。

その姪っ子、「漢字はまだ読めないけど、平仮名は読めるもん」と言って、あたしの本棚から適当な本を持ってきました。それがなんと、岩波新書の『人間マルクス』、よりによってそんな本を……

たぶん、適当に手に取ったものでしょう。あえて考えるなら、他の本の書名が漢字ばかりなのに対し、同書には「マルクス」と、姪っ子なりに読める文字が四つも入っていたので親しみを覚えたのではないかと思います。

結局、あたしの隣でパラパラとページをめくったものの、放り投げてしまいましたが……(笑)

こんな小さいころから岩波新書に興味を持つとは末恐ろしい。

ちなみに、あたしの所持する『人間マルクス』は古書店で購入したものです。