無かったことになってしまうのか?

今朝の朝日新聞です。

見出しの「消し去る」にピンと来たのは『中国 消し去られた記録』なんていう本を刊行しているからでしょう。

中国で一般市民にインタビューをすると「劉暁波」という人物も知らなければ、「天安門事件」という言葉も知らない人が大多数なんだとか。いや、下手に知っているなんて答えでもしたら後が怖い、触らぬ神に祟りなしという庶民の自己防衛本能から、知っていても知らないと答えているのかも知れませんね。

とはいえ、それでも本当に知らない人もやはりそれなりにいるのではないかとも思います。彼らのナショナリズム、時には日本人に対して「歴史を改竄するな」と主張しているにもかかわらず、自分たちが歴史を知らされていないとは、なんという悲劇。

いや、彼らは自分たちに歴史が隠されているということすら気づいていないのかも知れませんね。