ラジオの影響力

出社すると、注文書のファクスが何枚も届いています。書評などが出た翌週は特に増えます。衰えたと言われたりもしますが、書評の影響力はまだまだバカになりません。

ところで、四大紙ですと勤務先で講読しているので週が明けると「どこに何が出た」のかすぐにわかりますので、送信されてくるファクスやかかってくる電話注文で手応えを感じられます。しかし、書評に出たという情報もないのに注文がにわかに増えるときがあります。多くの場合、地方紙で紹介されたのが理由だったりします。東京では地方紙の書評情報はすぐに入手できないので、出所をつかむまで多少のタイムラグが生じます。昨今はSNS発のヒットもあるので、TwitterやFacebookのチェックも欠かせませんが、今日の場合はラジオでした。

朝のファクスで何枚かの注文書を見かけ、新刊でもないし書評が出たという情報もないのに不思議だなと思っていました。そうこうするうちに午前中に数本の脚注電話を受けました。これはきっと何かあると思ってネットを検索してみたところ、ラジオで武田鉄矢さんが紹介してくれていたのです。

同番組では、かつて『哲学者とオオカミ』も取り上げていただき、その時もものすごい動きとなりました。ラジオの影響力ってこんなにあるんだ、と改めて感じたものです。最近の若者はもっぱらSNSばかりでテレビを見ないと言われますが、ラジオに関しては営業の車の中や職場で一日中つけっぱなしというところもあるようです。この手のラジオのリスナーとあたしの勤務先の刊行物というのは比較的親和性が高いようで、これからも要チェックです。

14歳という年齢は……

新刊『14歳からの生物学 学校では教えてくれない〈ヒト〉の科学』の重版が決まりました。

本書の原本はオランダの学校で使われている生物の教科書です。日本の生物学の教科書や教授内容とあまりにも違いがあることに衝撃を受けた監訳者が「これは日本に紹介しなければ」と翻訳してくださったものです。14歳の方はもちろん、広く中学生、高校生、そしてとっくに学生生活を終えている大人の方にもページを繙いていただきたい一書です。

ところで、14歳っていうのは人世の中でどういう時期に当たるのでしょうね? やはり人格形成などに非常に重要なタイミングなのでしょうか?

そう思うのは、あたしの勤務先で「14歳」が含まれたタイトルの書籍が他にもあるからです。『14歳のアウシュヴィッツ 』『14歳の国』『14歳のX計画』です。

他社を含めると、タイトルに「14歳」を含む作品はたくさん見つかります。やはりターニングポイントとなる年齢なのでしょうね。

ところで、『14歳からの生物学』の重版は今月末の出来予定です。

アニメも、映画も!

来月から人気アニメ「ゴールデンカムイ」の第三期が放送スタートです。

アニメの放送があると、そして原作コミックが発売になると売り上げが伸びるのが、アイヌ語関連の書籍、特に『ニューエクスプレス アイヌ語』は著者が同作のアイヌ語監修をされていることもあって、コミック・アニメファンには必携の一冊となっているようです。

先日は、コロナの影響で遅れていた北海道のウポポイがようやくオープンし、アイヌの民俗・民族や文化を巡るニュースが非常に増えてきています。またアニメ同様、来月には映画「アイヌモシリ」も公開になります。

この機会に、アイヌ文化フェアなど如何でしょうか?

今月のおすすめ本[2020年9月]

毎月恒例「今月のおすすめ本」です。

8月のベストテンと、今回はベストテンに中国関連書籍が2点ランクインしているので、現代中国を考えるための書籍を特集してみました。

増刷決定です

夏の初めに刊行した『パトリックと本を読む 絶望から立ち上がるための読書会』の重版が決まりました。この間、紹介が何回かあり、そのたびに注文が集まり、気づくと在庫が底をつくような状態になっていました。

本書は、読書が人を助けるとか、人生を豊かにするといったありきたりな内容の作品ではありません。もっと現実はシビアです、苛酷です。希望を持ちすぎてもいけないし、持たないのもよくない、そんなことがわかると思います。

そして本書の紹介が続き、じわじわと売り上げが伸びて行っている背景の一つとして、アメリカの黒人差別問題が挙げられます。本書を読むと、アメリカ社会の根深い差別、貧困、絶望などが理解できると思います。

今月末には出来ますので、この機会に是非。

書評が続きました

このところ『女の答えはピッチにある』の紹介が続いています。じわじわと売り上げも伸びています。

サッカー本ということでスポーツの棚に並んでいる書店も多いかと思いますが、紹介記事を読むといわゆるサッカー本と聞いてイメージされるものとはちょっと違うと思います。フェミニズムとまで言ってしまうと、敬遠される方もいらっしゃるかも知れませんが、ふとしたことからサッカーチームに入った、サッカーをやるには決して若くはない女性の奮闘記です。

そんな軽いノリで読み始めてもらえれば、読み終わったときには周りの見方(見え方?)がちょっと変わっているのではないかと思います。

広告を出します!

ほぼ一か月後に発売予定のNHKラジオ講座「まいにちフランス語」10月号のテキストに広告を出します。

ベストセラーにしてロングセラーの語学書《フラ語》シリーズをフィーチャーした広告です。特にその中心となる『フラ語入門』は改訂新版の刊行から10か月ほどで3万部という売れ行き。旧版以来のトータルでは14万部を突破する商品です。

広告掲載までまだ一か月ありますので、いまからの発注でも余裕をもって店着するはずです。この機会に《フラ語》シリーズの在庫をご確認ください。

いよいよ映画公開です!

9月から全国で順次、映画「マーティン・エデン」が公開になります。

この映画の原作はジャック・ロンドンの自伝的作品『マーティン・イーデン』です。

映画配給会社の協力を得て、帯も営業用に新調しました。

映画ではよくあることですが、地域によって公開日が異なりますので、公開時には店頭にしっかり並べていただけると幸いです。やや厚い本ですが、厚さなどものともせず、一気に作品世界に引きずり込まれてしまう、非常に力のある作品です。映画がどんな風にできあがっているのか楽しみです。

まもなく重版出来です!

売り上げ好調の『ホーム・ラン』の重版が、来週には出来上がります。

さすが、ミルハウザーと柴田元幸さんのコンビです。

タイトルにも選ばれている「ホーム・ラン」は、柴田さんがこの数年、トークイベントでは必ずと言ってよいほど朗読する作品です。メジャーも始まったこの時季にぴったりな野球の話です。その他にも、手を替え品を替えた短篇集が並んでいますので、気になるタイトルから読んでみてください。