痒いところに手が届かないミュージアムショップって……

今日は在宅ワークではなく休暇を取りました。そして、母を連れて東京国立博物館へ。お目当ては右の写真、「きもの」展を見るためです。

あいにくの空模様でしたが、なんとか傘を使わずには済みました。しかし、時折パラパラと降ってくる空模様、湿度はほぼ100パーセントだったのではないでしょうか? 直射日光が照りつけるのもいやですが、ムシムシと湿気が多いのもいやですね。

コロナウイルスのため会期が大幅に変わり、なおかつ展示品の中には日本へ持ってくることが出来なかったものも何点かあったようでした、それでも古くから現代までの着物を一気に観られるとあって、とてもよい目の保養になりました。密を避けるために入場の人数制限をしているので、最初の数点こそやや混み合っていたものの、その後は広々とした会場でほとんど他の来場者に邪魔されず、じっくりゆっくり見て回ることができました。

やはり、それなりの入場料を取るわけですから、本来、美術館や博物館にはこのくらいの参観環境を日頃から整備して欲しいところです。とはいえ、本館の常設展なんて、いつ行ってもガラガラだったりするわけですが……

朝イチで見に行って、少し早めの昼食は、上野駅前にあるねぎしの牛タンでした。とても美味しかったです。満足、満足!

さて、今回の展覧会、実はいくつか不満というか、改善して欲しいところがありました。まずは入場時です。日時予約をしなければいけないのはわかりますし、そのチケットの確認も大事です。しかし、正門のところでは持っているのかを確認するだけで、バーコードを機械で読み取るようなことはしません(これは会場である平成館の受付で行なわれました)。いったい何のために正門であれだけの人数をかけてチェックしているのでしょう?

なおかつ、日時予約券のチェックだけなのかと思いきや、チケットも見せてくださいとその場に来てから言われました。繰り返しになりますが、あれだけ無駄に人員がいるのですから、並んでいるときにどのチケットを用意しておくべきかきちんと伝えて欲しいと思います。たぶん、民間であれば、その半分の人数で捌けるでしょうね。

そして、今回の一番の後悔、あたしの痛恨のミスかも知れませんが、一番不満が残ったのはミュージアムショップでした。いつものように、展覧会に関するグッズなどは会場内、平成館の二階にありまして、図録や一筆箋など買って帰りたくなるものがたくさん並んでいました。

しかし、今回あたしは、前に見に来た展覧会の図録を買っていなかったので、それも欲しかったのです。なので、「きもの」展の図録も一緒に買えばいいやと思って、会場を出て本館のミュージアムショップへ向かいました、こちらでは過去の特別展の図録なども売っていますから。

そして、目的の展覧会図録は見つかったのですが、こんどは「きもの」展の図録やグッズなどは全く置いてありません。ちょっと待ってよ! これではなんのために平成館で買わずに出て来たかわかりません。そんなことを言えば、見つけたところで買っておけ、と言われるのでしょうが、確かここのショップは1万円以上でないとクレジットカードが使えないはずでした。ちょっと財布に持ち合わせが少なかったので、カードを使おうと思っていたので、そして合計金額が図録を複数買って、一筆箋とかいろいろ買えば、ちょうど1万円くらいだなと算盤を弾いていたのですが、それがすべてパーです。

結局、買いたかった過去の図録も買わず、きもの展の図録も買わず、もちろん一筆箋などのグッズも買えず、ただ展覧会を見て帰ってきただけになってしまいました。確かに密を作らないようにという配慮があるのかも知れませんが、本館のショップにも平成館で売っているものを(すべてとは言わないけれど、主立ったものは)並べて欲しいところです。せめて図録くらいは置いてくれないと話になりません。

今後、きもの展の会期中に常設展を見に行って、「そうだ、この前買わなかった図録を買いに行こう」と本館のショップへ行っても図録が買えないなんて、ちょっとおかしくはないでしょうか、と思うのです。

生誕と没後

来月は、塚本邦雄のさんの生誕100年、河野裕子さんの没後10年となります。

あたしの勤務先は、なんとお二人の評伝を出しています。どちらも個人の息子さんが執筆されているという共通点があります。もちろん偶然ですが。

もし店頭で、ちょっとしたフェアやミニコーナーなどを作るのであれば、これらの書籍も並べていたケルト幸いです。よろしくお願いいたします。

たぶん一番よい参考文献です

NHKの番組「世界の哲学者に人生相談」で次回取り上げられるのは、アダム・スミスだそうです。

アダム・スミスと言えば『国富論』でしょうか? あるいは『道徳感情論』でしょうか? いずれにせよ、テレビ番組を見たからといって、いきなり原典に挑むのはちょっとハードルが高いものです。となると、手頃な参考文献はないだろうかということになります。

そこでお勧めなのが『アダム・スミスとその時代』です。スミス研究の世界的権威による著作の邦訳で、刊行当時には読売・朝日・毎日・日経という4大紙に書評が載るという快挙を成し遂げた一冊です。単行本だとちょっと重いんだけど、という方もいらっしゃるかと思いますが、こういう番組を見ている方であれば、このくらいの書籍は苦にならないはず。まだ未見の方、この機会に是非どうぞ!