Rockfield's Diary

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Rockfield's Diary

今日の配本(21/09/28)

ベルベル人
歴史・思想・文明

ジャン・セルヴィエ 著/私市正年、白谷望、野口舞子 訳

マグリブ(北アフリカ)の地に、太古の昔から住むベルベル人。その集団内部には、さまざまな文明圏からやって来た多様な集団が存在していた。地中海の諸帝国が崩壊した後のあらゆる生き残りでもあり、また飢饉によってイラン高原から移住して来た遊牧民のあらゆる痕跡でもある。さらに、諸民族の侵入、トルコ人の逃亡奴隷や、さまざまな出自の敗残者や海岸にたどり着いた遭難者たちが、肥沃な土地を求めてマグリブの地に相次いで到来した。やがて、ベルベル人は、数世紀にわたって、ローマには学者を、キリスト教には教会の司教を、イスラームの帝国には王朝を、イスラーム教には聖者を供給することになる。本書は、「日没の島」「ローマの穀倉」と呼ばれる地に住むベルベル人を、言語学、考古学、歴史学、民族学、社会学、建築学、芸術、食文化、服飾といった多様な側面から論じる。

詐欺師の楽園

ヴォルフガング・ヒルデスハイマー 著/小島衛 訳

金持ちで蒐集家のおばに引き取られたアントンは15歳で絵を描きはじめた。完成した絵は不謹慎な題材でおばの不興を買ったが、屋敷を訪れたローベルトおじは絵の勉強を続けるよう激励する。実はこのローベルトこそ、バルカン半島の某公国を巻き込み、17世紀バロック絵画の架空の巨匠をでっちあげて、世界中の美術館や蒐集家を手玉に取った天才詐欺師にして贋作画家だった。17歳になったアントンはおじの待つ公国へ向かったが、そこでは予想外の運命が彼を待っていた……。虚構と現実の境界を鋭く軽妙に突く諷刺小説であり、芸術小説でもある本書は、一部の幸福な読者によって秘かに偏愛されてきた。戦後ドイツ文学に異彩を放つゲオルク・ビューヒナー賞作家の知られざる傑作。

煩悩とちくま新書

またまた、わが家の書架の一部です。

ちくま新書が並んでいる棚を撮りました。

数えてみたら、ちょうど108冊ありました。108って煩悩の数と一緒ですね。

数えたときにちょうど108あるなんて、なにかの予兆か暗示なのでしょうか。

とはいえ、四つの区画に並べているのですが、四つ目の区画があと数冊でいっぱいになってしまいます。そうなったら、また棚の整理、並べ直しをしないといけませんね。

「となりの国」って、やはり韓国ですかね?

亜紀書房の韓国文学シリーズ《となりの国のものがたり》の最新刊『かけがえのない心』をゲットしました。これで9冊目になります。

なんだかんだ言いながら、このシリーズも刊行以来買い続けていまして、ご覧のようにわが家の書架にはきれいに揃っています。

ちなみに、晶文社の《韓国文学のオクリモノ》シリーズも全巻購入、読破しています。続刊も何冊か予定していると聞いていたのですが、その後は一向に刊行されませんね。このシリーズでは最初に出た『ギリシャ語の時間』が話題にもなり、よく売れたようですが、あたしとしては現時点での最終巻『』が圧倒的でした。一番分厚いですが、見た目どおり読みごたえ十分な一冊でした。

話は戻って《となりの国のものがたり》も『小さな心の同好会』まで読み終わっていまして、最新刊が未読です。なにせこの間、中国(大陸)や台湾作品の翻訳も刊行が各社から続いていて、それらにも手を伸ばしているので、韓国文学に向かう時間が取れておりません(汗)。

それにしても、韓国文学のみならず、中国・台湾の作品も数多く翻訳されるようになって、アジア文学好きとしては嬉しい限りです。

はるかなるバルカン?

白水Uブックスの新刊『詐欺師の楽園』を読み終わりました。「一気に読了」と言っては言い過ぎですが、それでも「あっという間に読み終わった」とは言えるほどのスピード感でした。

タイトルどおり詐欺師の話です。どんな詐欺かと言えば、海外の贋作です。小説だからと言ってしまえばそれまでですが、何百年か前の巨匠作品を、そんなに簡単に偽作ってできるものなのでしょうか? 今だったら紙質(紙じゃなくて布、あるいは板の材質?)や絵の具の質などを科学的に調査すれば、当時のものか否かなどすぐにわかりそうなものですが、人間って意外と簡単に騙されてしまうのかも知れませんね。

そして、この贋作騒動の舞台となるのが東欧はバルカン半島にある(あった)という小国です。もちろん架空の国です。実際にはそんな国どころか、豪族の小勢力すら存在していないはずのでっち上げです。

ですから、実を言いますと、地名や人名など、ややもすると非常に取っ付きにくいものになりかねないのですが、ストーリーの面白さと相俟って、ほぼ混乱もなく、すらすらと読み進めることができました。もしかすると、併読している岩波新書『ユーゴスラヴィア現代史 新版』のお陰かも知れません。

ユーゴスラヴィアって、最近の若い人だと「そんな国知らない」と言いそうですが、あたしくらいの世代であれば、どこにあるか正確には言えなくとも名前くらいは知っているものです。もちろん東欧の国であるということをきちんとわかっている人も多いでしょうし、その後分裂してしまったということを承知している方も大勢いると思われます。

あたしもそれなりには理解しているつもりではありましたが、表面的な知識しかないので、本書が出た機会に購入して読んでいるところです。こちらも実にわかりやすい記述です。ボスニアとかコソボとか、ニュースで名称だけは知っているけど、どんな国なのか、何がニュースになっているのか詳しいことは何もわかっていませんでした。内戦と言われても誰と誰が戦っているのかすらチンプンカンプンでした。

そう言えば、数年前に中公新書から『バルカン―「ヨーロッパの火薬庫」の歴史』という一冊が出ていまして、やはりこのあたりの事情に不案内なので読んだ記憶があります。なんとなく、この三冊があたしの頭の中でリンクしていました。

母親にイヤな顔をされます

昨日は秋分の日でお休みでしたが、あたしは本日、在宅勤務でした。

つまり二日続けて家にいたわけです。

もちろん、今日は休みではなく仕事です。あくまで仕事場が自宅になっているというだけのことです。

そして言わずもがなですが、明日、明後日は土日でお休みです。ここまでで都合四日間、在宅しているわけです。基本的に、近所に買い物に出ることはあっても、休みの日に遠出をすることは滅多にないので、在宅と言ったら本当に家にいます。

そしてそして、来週の月曜日も在宅ワークです。つまり五日間も在宅が続くのです。

いい加減、母親がイヤな顔をしています。そんなに家にいなくてもいいのに、という気持ちがアリアリと顔に出ています。

10月以降も在宅ワークは続くので、こんな調子です。祝日との兼ね合いで、今後も数日続けて在宅ということが起こりそうです。