小田急のCMのようなほんこわ

迫り来る台風のため、多くのテレビ番組が報道番組に変更になるかと思っていた週末。NHK以外は、ほぼ予定どおりの番組を放送していましたね。

で、あたしも録画してあった「ほんとにあった怖い話」を見ました。いくつかあったエピソードの中で、怖さとは別の意味で気になったのが佐藤健主演の「汲怨のまなざし」でした。

佐藤健演じる主人公は、ごくごくフツーのサラリーマンで、妻と幼稚園に通う息子との三人暮らし。妻や息子を大事にする、よき夫、よき父親です。そんな佐藤健の周囲に得体の知れない女性の霊が取り憑くようになります。

とまあ、こんなストーリーなんですが、気になったのは佐藤健以外の出演者です。佐藤健の妻を演じたのは、小田急電鉄のCMで泣きながら下北沢の街を歩く女性、阿部純子という女優さんらしいです。どこかで見たことある顔だと思ったわけです。

そして佐藤健に取り憑く幽霊(悪霊?)を演じているのが、同じく小田急電鉄のCMで高校時代からの仲良し三人組を演じたうちの一人、趣里という女優さんです。なんと俳優水谷豊と伊藤蘭の娘なんだそうです。

とまあ、小田急のCMは関東ローカルで流れていると思いますから、関東以外の方は見たこともなければ知りもしないと思いますが、逆に関東在住でこのCMを見知っている人であれば、なんとなく小田急のCMを見ているような既視感に囚われそうな話だったのではないでしょうか?

台風一過

ひとまず台風は過ぎ去りました。現在は東北の方で雨風が激しいのではないでしょうか?

台風が通過して、朝からよく晴れている東京ですが、ニュースを見ていると、明るくなって被害の状況がはっきりするにつれ、現実とは思えないような光景の数々が飛び込んできます。むしろこれから、という感じです。

幸いにも、わが家はほとんど被害もなく、昨晩、11時半くらいに目が覚めた時には雨も風も既に収まっているようでした。朝起きて雨戸を開けて目に入ったわが家の庭先は予想以上にきれいでした。もっと葉っぱや枝が飛んできてゴミだらけになっているのを予想していたのですが、むしろ掃除をした後なのかと思えるくらい何もない庭でした。

ニュースでは各地の河川の氾濫が報じられていました。特に二子玉川は、普段から営業で訪れる場所でもあったので、ちょっと信じられない思いがしましたが、考えてみますと、かつて放送されたドラマ「岸辺のアルバム」もあの付近が舞台だったと思います。やはり多摩川の氾濫と聞くと、当時見ていたわけではないのですが、あのドラマを思い出します。

冠水とか氾濫については、大学4年まで住んでいた杉並区高井戸が思い出されます。台風に限らず大雨になると、井の頭線の高井戸駅の下を通る環状八号線は水没し、すぐ南を流れる神田川もしょっちゅう氾濫していました。

当時は杉並区を東西に流れるもう一つの河川、善福寺川もよく氾濫していたものです。その後、神田川や前夫時側の護岸工事が何年にもわたって続けられ、住んでいた最後の頃はほぼ氾濫はなくなっていました。環状7号線だったか山手通りだったか忘れましたが、道路の下に大規模な貯水池が作られたのも、そういった教訓があればこそだと思います。

今回の台風も、たぶん当時のままであれば、今回の数倍、数十倍の被害が出ていたのではないかと思いますが、この数十年にわたる人間の営為を嘲笑うかのように更に強力な台風が来てしまうとは、天の譴責なのかもしれないと、中国思想を囓っていたものとしては考えてしまいます。

やはり首都が舞台になると扱いが大きい?

台風が接近しているようです。

幸いにも、わが家の周辺は今のところ風もそれほど強くなく、雨も大雨という程度で災害を感じさせるほどにはなっていません。今後台風が接近してくるとどうなるかわかりませんが、雨戸も閉めたくらい室内に閉じこもっています。

わが家の周辺ですと、外へ出て確認したわけではありませんが、テレビやネットを確認する限り、コンビニやスーパーがすべて閉まっているそうです。駅まで向かう路線バスも動いているのかいないのか……、中央線も午後からは運休になるみたいですね。

昨日は、新宿の紀伊國屋書店が終日休業になるということを聞きましたが、都心の方もデパートなど軒並み休業状態のようです。今この瞬間、新宿とか渋谷の町はどんな風になっているのでしょう? やはり、それでも人はうろうろしているんでしょうね?

NHKなども朝からずっと台風情報ですが、これも東京だからでしょうか? 地方だってずいぶんと被害に遭った災害はあったのに、ここまでの報道はしていなかったと思います。確かに東京に何かあったら大変なことになりますが、なんとなく露骨な東京贔屓、東京優先のような感じがして、東京生まれで東京にずっと住んでいるあたしでも嫌な気分です。

マスコミも政治家も東京に鹿目が向いていないのですかね?

そろそろラ・フランスの季節かな? となるとこの曲

今宵の文化放送系「乃木坂46のの」はMC梅沢美波と4期生の矢久保美緒と北川悠理がゲスト。

30分の番組中に必ず曲が2曲かかるのですが、1曲目は北川セレクトの「自由の彼方」、これは夏の全国ツアーで北川参加したユニットで歌った曲だからという理由による選曲。そして2曲目が矢久保選曲の「やさしさとは」でした。

「秋になると聞きたくなる」と語っていましたが、確かに冒頭のラ・フランスって秋が深まると店頭に並ぶフルーツですよね。

それにしても、矢久保、よい選曲じゃないですか、見直しました。この曲は乃木坂46の全曲中でも隠れた名曲としてファンの人気も高い一曲ですし、なによりななみんの数少ないセンター曲、あたしも大好きです。歌唱メンバーも非常にバランスがよいですね。

久しぶりに聴きましたが、やはり佳曲です。「自由の彼方」もさゆの卒業発表を受けて聞くと泣けてきます。

今年は2名ですよね?

今年もノーベル賞の季節がやって来ました。文学賞は10日に発表されるそうですね。

昨年、スキャンダルに見舞われて発表を見送ったノーベル文学賞、今年は昨年分と合わせて2名が受賞するとのことです。日本のニュースでは相も変わらず村上春樹ですが、世界に目を向ければもっと他に候補者はいるものです。

オッズを見てみますと、第一位はアンネ・カールソン、詩人です。ちょっと調べてみましたが、邦訳はないようですね。第二位がマリーズ・コンデ、フランスの作家です。かなりの高齢のようですので取らせて上げたいなあと思います。翻訳も何冊かあるようですが、果たして出版社に在庫があるのか、そこが問題です。

  

第三位に残雪。中国の作家です、あたしの勤務先から3冊出ています。新書判なので、受賞したときのフェアでも売りやすいと思います。その次に村上春樹の名前が挙がっていますが、上位3名はいずれも女性ですね。今回は女性が取るのでしょうか?

 

そして、9番目に挙がっているのが、オルガ・トカルチュク。邦訳は二点、いずれもあたしの勤務先の刊行物です。このあたりが受賞してくれると、勤務先的には嬉しいのですが……

近日中に行きたいなあ、と思いました。

TBS系の情報番組「王様のブランチ」でコレド室町テラスにオープンした誠品生活が紹介されていました。

日本でも流行りのセレクト型書店、たぶん多くの日本人は「代官山蔦屋じゃん!」という感想を持つのでしょうが、話によると順序が逆で、代官山蔦屋が台湾の誠品生活をモデルにして作られたものなのだとか。本当なのかガセなのか知りませんが、そんな話を聞きました。

ちなみに、更に未確認情報ですが、誠品生活も、もともとは創業者が日本留学時代に六本木の青山ブックセンターを見て「こんな書店を台湾に作りたい」と思って、帰国後に始めたものなんだとか。その青山ブックセンター六本木店は既になく、新たなコンセプトの文喫になってしまっています。書店業界の栄枯盛衰ですね。

それはともかく、やはり台湾の書店だけあって、台湾の本や台湾に関する書籍も充実しているようです。番組の中でも紹介されていましたが、あたしも中国へ行ったときはよく本を買っていましたので、非常に興味をそそられました。

そう言えば、かつて台湾へ行ったときに、本場の誠品書店、どこのお店だったかは忘れましたが、台北で少しだけ入ったことがあります。既に日本にも1000坪超の書店があり、セレクト型、提案型と呼ばれる書店が出来ていたので、取り立てて目新しさは感じませんでした。

あたしの場合、大陸でも台湾でも本屋へ行ったら、向こうの古い街並みの写真集とか古典の注釈書とか、そういった自分の専門に直結するような書籍ばかりを探してしまうので、本屋としてどうかといった視点ではほとんど見ていないところがあります。

さて、番組では書籍売り場だけでなく雑貨売り場やレストランなども紹介されていて、どれも興味深く、やはりこれは行ってみないとならないなと思いを新たにしたところです。

が、たまたま書籍コーナーを紹介しているときに映った三枚目の写真、岩波書店の充実ぶりに驚きました。棚の高さは低めですが、これだけ岩波文庫が並んでいるのは壮観です。

それに引きかけ、あたしの勤務先の書籍はどのくらい並んでいるのでしょうか? 最近は台湾の小説なども刊行しているので、それなりに並んでいるとは思うのですが。

クーポン券と会員証とクーポン券

はこそばで食事をしたらこんなクーポン券をもらいました。

「はこそば」て何かって? 箱根そばの略称です。小田急電鉄がやっている駅の立ち食いそば屋さんです。

立ち食いと言っても、ほとんどの店舗は椅子もあり、座ってゆっくり食べられます。小田急沿線の書店営業を担当していますので、食事もせずに会社を早めに出て来たときなどは、しばしばお世話になっています。

先日食べたときに、こんなクーポン券をもらったのです。数年来食べていますが、初めてのことでした。これは嬉しい。また食べに行こうと思いますが、まずはどのクーポン券から使いましょうかね?

ちなみに、東急線ですと「しぶそば」という立ち食いチェーンがあり、こちらもしばしば食べに寄りますし、神奈川ですと東海道線もよく使いますが、JRには「いろり庵きらく」という立ち食いそば屋があります。

どの店も定番はかき揚げそばなのでしょうが、あたしはうどん党なので常にうどんを注文します。また季節ごとにその季節限定のメニューもあったりして、なかなか楽しめるものです。

そんなクーポン券をパスケースに仕舞ったときに、こんどはこんなものが出て来ました。

子供服の店・マザウェイズの会員証とクーポン券です。

マザウェイズは先頃、突然店じまい(倒産?)してしまいましたね。あたしの姪っ子や甥っ子の洋服はかなりの割合でここの商品があったのですが、もう買えませんし、クーポン券も使えなくなってしました。残念です。

お城? 好きですよ。

小学六年の姪っ子が、ちょっと日本史に興味を持ち始めたようです。

確か、小学六年生って日本の歴史を習う学年じゃなかったでしたっけ? たぶん、そんなことも相俟って興味を持ち始めたのだと思われます。

つい昨日もメールで、徳川幕府の将軍、全部言える? と聞いてきました。

あたしには愚問です。こんなのは言えて当たり前です。

そしたら次に、好きなお城は? と聞いてきました。

ここはややミーハーですが、小学生の姪っ子相手ですから、姫路城と松本城と彦根城を挙げておきました。何か調べものでもするのでしょうかね? いわゆるアクティブラーニングですか?

ちなみに、歴史好きですか、お城も好きです。城郭も好きなんですが、庭園も好きなので、本丸よりも西の丸とか二の丸の方に興味があったりしますし、なによりも大奥が大好きです。

当時、吉屋信子の名作『徳川の夫人たち』には手を出さなかったのですが、徳間文庫で出ていた岩崎栄『徳川女系図』を家康から家慶くらいまで枚感化って愛読していたくらいです。

いや、姪っ子をそちらの道へ導こうとは思いませんけど……

評判どおりの傑作

掃除婦のための手引き書』読了。

書評も出て、店頭でも最初からよく売れていると聞いていましたので、遅ればせながらあたしも読み始めました。

しかし、最初の数篇、実はあまり面白くなかったです。「これがなんで売れてるの?」というのが正直な感想でした。いや、面白くないと言ってしまえば、人それぞれ好みがありますから語弊があるかもしれません。ただ、これほど売れる(売れている)とはとても思えない出来映えだと感じながら読み始めたのは偽らざる感想です。

ところがその数篇を過ぎたところから、突然面白くなってきました。グイグイと引き込まれます。やめられません。「なんだ、この面白さは!」と掌を返したような感想になりました。「これ、もしかして途中から著者が変わっていない?」と思えるほどの違いです。

何なのでしょうね、この変わり方。作品が変わったのではなく、あたしがようやくルシア・ベルリンの作品世界に入り込むことができたということなのでしょうか?

そう言えば、以前にも一度同じような体験をしています。やはり途中までは退屈で、読み進めるのをやめようかと思ったのですが、そこを我慢して乗り越えたら俄然面白くなって、ページをめくる手が止まらなくなったのです。

その作品は『ダンテ・クラブ』です。現在はもう版元品切れなのかしら? 売れたのか売れなかったのか知りませんが、とにかく途中で著者が変わったのか、あるいは役者が変わったのか、というくらい読みやすく、面白くなったのが印象的な作品でした。

こういう作品ってあるものなんですね。

やき、やき、にく、にく!

昨晩は、勤務先のお食事会で、高級焼き肉で有名な叙々苑へ行って来ました。

叙々苑のお店は都内にいくつかありますが、行きやすさ、帰りやすさ、つまりは交通の便を考えて数ある中から新宿中央東口店を選びました。

いや、選びましたと書きましたが、そもそも誰も叙々苑など行ったことはなく、どの店舗がよいのか否か、まるでわからず、とにかく近いからというだけの理由で決めたわけです。

どうしても都合が悪くて参加できない人もいたので、出席者は全部で15名でした。同店の百合の間という会場へ案内されました。

それにしても新宿中央東口店、これが焼き肉店なのだろうかという内装でした。高級会員制倶楽部のような、といってもそんなところへ行ったことはありませんので(汗)、あくまでドラマなどテレビで見て勝手に自分で作り上げたイメージですが、座っただけでいくら、横にお姉さんが座ったらいくら、そんなことになるのではないかと恐れをなしてしまいそうな雰囲気でした。

テーブルが三つで、各テーブル5名ずつで囲んだのですが、各テーブルに大きなお皿でキムチが二つずつ運ばれてきました。

あたし、実は、正直なところキムチってちょっと苦手だったのですが、さすがは叙々苑、とても上品なお味でした。とても庶民の食べ物という感じではなかったです。

一緒に写っているのはユッケです。「生肉、大丈夫?」などというのは杞憂です。こちらも絶品の味でした。ユッケの前にオードブルとして帆立が出ていたのですが、写真は撮り忘れです。

その後、ドレッシングのレシピを知りたいと芸能人の多くが語る叙々苑サラダが出て来ましたが、確かに美味しいサラダでした。ドレッシングは胡麻油がきいた食べやすい味でした。

なによりも、サラダの柔らかいことといったら、どう表現したらよいのでしょう? ちなみにドレッシングなどはオンラインショップでも買えますし、レジでも売っていました。

そして次がチャプチェ。春雨と野菜の和え物です。これもなんて美味しいのでしょう! 実はチャプチェって音では聞いたことがあったのですが、実際にはどんなものか知らず、きちんと認識した上で食べたのは今回が初めてでした。このくらいの量だったらおかわりしたくなりました。

しかし、ここまで美味しく食べてきまして、なんだかんだお腹も膨れてきました。お肉がでる前にお腹がいっぱいになってしまうなんて……

これでお肉を残すようなことになったら、何のために叙々苑に来たのでしょう?

そして遂に登場です。本日のメインディッシュ、お肉です。盛り合わせです。

正直なところ、運ばれてきたときに思ったのは、ふだん安楽亭などで食べている「ファミリーカルビ」などと比べると量が格段に少なということでした。しかし、さすがは叙々苑です。

口に入れた途端、「あたしは今、いったい何を食べたのだろう?」と思えるほど、ふだん家で食べるスーパーのお肉とはまるで味が異なりました。これが本当のお肉の味なのですね。感動です。

お肉も堪能して〆です。

あたしは写真の、アワビ粥を頼みましたが、その他に冷麺を選ぶこともできます。冷麺も細麺と太麺の二種類があったようです。

このアワビ粥も卵でコーティングされ、とてもやさしい味でした。いやしかし、焼き肉といったら大盛ライスが定番ではないのでしょうか? 焼いたお肉をタレに浸し、それを白米の上に乗せ、肉で白米を包むようにして口に運ぶ、この至福のひととき。

高級店では、そんな庶民的な食べ方はしない、推奨されていないのでしょうか? そこはあたしのような庶民にはちょっと残念でした。

ところで、先にキムチのところでも白状しましたが、あたし実は冷麺も苦手なのです。そもそも冷たい麺類ってあまり食べないので、冷麺なんてもってのほかなんです。

でも、キムチもそうでしたが、こういう高級店の冷麺なら食べてみるべきだったのでしょうか?

最後はデザートですが、なんと一人に二つずつです。高級店は二つ出すのが普通なのでしょうか? あたしは、てっきりどちらか選ぶのかと思いましたが……

で、ハート型のバニラアイスと抹茶のムースでした。

濃い味、特に塩っぱかったり辛かったりした料理の後には、こういう甘い物はとても美味しいです。どちらもさらっと食べてしまえる量でしたが、もうちょっと欲しかったな、という恨みも残ります。

飲物は、いくつかから選べましたが、あたしは最初から最後まで生マッコリで通しました。アルコール度数もそれほど高くなく、非常に飲みやすかったです。

こういうのは、あまり飲み過ぎると後が怖いですが、そんなこともなく楽しい宴でした。

週末の晩ということもありますが、帰りがけに店内を見ると、ほぼ満席でした。これほどのお店にこれだけの人が集っているとは、いったいいくらのお金が一晩でこの店に落ちるのでしょう?

世の中、やはり景気がよいのでしょうか?