それよりも今日は……

未明に、今日は真珠湾攻撃の日、というダイアリーを書きましたが、現在の日本人でどれだけの人がそれを覚えている、あるいは思い出すでしょうか? テレビや新聞でもそれほど取り上げているような様子はありません。

むしろ、日本人にアンケートを取ったら12月8日は太平洋戦争の開戦の日、真珠湾攻撃の日ではなく、むしろ元ビートルズのジョン・レノンが凶弾に斃れた日を挙げる人の方が多いのではないでしょうか?

 

そんなジョン・レノンを撃った犯人が逮捕される前に読んでいたのが『ライ麦畑でつかまえて』です。いや、今年の場合「天気の子」ファンであれば『キャッチャー・イン・ザ・ライ』を挙げるかもしれませんね。

12月8日と聞くとジョン・レノン、そしてえ「ライ麦」を思い出す方が多いのも納得です。

日本時間では本日未明でしたよね

12月8日です。あの日です。

わかりませんか?

リメンバー・パールハーバー、真珠湾攻撃です。つまり太平洋戦争が始まった日です。

 

というわけで『パール・ハーバー(上)』『パール・ハーバー(下)』のご案内です。

やはりこのタイミングで案内しないと意味がないですよね? ただ、日本では8日の未明になるようですが、現地のハワイでは7日でしたけど。

復活の日は来るか?

新刊『東ドイツ史1945-1990』が好調で、刊行早々で重版が決まりました。これといった類書がないというのも好条件、追い風になっているようです。

確かに、ナチスに関するものはありますし、統一ドイツを欧州情勢に絡めた本は数多く刊行されていますが、東ドイツの通史というのはあまり見かけないですね。

そんな東ドイツもの、あたしの勤務先ではかつて『監視国家 東ドイツ秘密警察に引き裂かれた絆』という書籍を刊行していました。東ドイツというとスパイとか秘密警察といったものにスポットをあてた書籍が多いような気がします。だからただの通史が好まれるのかも知れません。

通史と言えば、『20世紀ドイツ史』というものもあります。こちらは東とか西ではなく、20世紀のドイツ全体を扱ったものです。ナチの時代もあれば、東西分裂時代も扱われています。

と、ご紹介しましたが、この二冊、どちらも現在は品切れ、重版も未定です。ちょっと残念です。

どこでどう間違えた?

ネット書店のアマゾンのサイトで、ノーベル文学賞を受賞した「オルガ・トカルチュク」と入力して検索すると右のような結果が現われます。

邦訳は、あたしの勤務先から出ている『昼の家、夜の家』と『逃亡派』だけなので検索結果には問題ありません。これで正しいのです。気になるのはタイトルの後です。

『昼の家、夜の家』の後にはカッコに入って「エクス・リブリス」とあり、『逃亡派』の後には同じく「EXLIBRIS」とあります。この両書は、あたしの勤務先の海外文学シリーズ「エクス・リブリス」の一冊なので、それを明示するために(エクス・リブリス)と加えてあるのは親切だと思いますが、『逃亡派』の方は何故わざわざ欧文で入っているのでしょう?

ちなみに、同じように丸善&ジュンク堂書店のウェブサイトhontoで検索してみた結果が左です。

両書とも(エクス・リブリス)とカタカナです。欧文表記はありません。これだと「エクス・リブリス」で検索をかけると、このシリーズ全体を検索することができるはずです。

しかし、hontoで念のため「EXLIBRIS」で検索をしてみると、同シリーズの何冊かはタイトルの後に欧文で(EXLIBRIS)と入っているものがヒットしました。つまり、一つのシリーズなのに、シリーズ名の表記が統一されていないのです。

うーん、どうしてだ? と思って更に紀伊國屋書店のウェブサイトでも同じように検索してみました。それが右です。

どうでしょう? やはりカタカナと欧文と分かれてしまっています。そしてややこしいことに、アマゾンとはカタカナと欧文の表記が逆になっています。

こういった書誌情報というのは、出版社が提出したデータを流用していると思います。各ネット書店で多少は手を加えることがあると思いますが、タイトル回りは一番肝心な部分ですから迂闊に手を着けることはしないと思いますし、そもそも一点一点そんな作業をしていたら時間がいくらあっても足りません。

となると、あたしの勤務先が最初に登録したデータが間違っていたのでしょうか? でも、あたしの勤務先では欧文は使っていません。どこかで誰かが意図的に欧文のシリーズ名を加えたとしか思えないのですが、それはいったい誰なのでしょう?

ドラマの影響?

今朝、昨日の朝日新聞のサンヤツをご紹介しましたが、本日のサンヤツにも見逃せないものがありました。

木村拓哉主演のTBS系ドラマ「グランメゾン東京」の影響なのでしょうか? あるいはこれらの書籍がドラマの参考文献となっているのでしょうか?

ドラマのヒットに合わせて書店店頭でちょっとフェアをやるのであれば、あたしの勤務先からもこんな本が出ていますので、ぜひ一緒に置いていただきたいものです。

まずは『レストラン・サービスの哲学 メートル・ドテルという仕事』です。同書の内容紹介には

「メートル・ドテル」とはレストランにおけるサービスの責任者。経験豊かな著者が、この職種の歴史や精神、仕事としての醍醐味をわかりやすく紹介。食に関わる人たち必読の一冊。

とあります。続きましては『シェフの哲学 食の探求から三つ星レストランの運営まで』です。こちらは

本書は、パリのレストラン「グラン・ヴェフール」の料理長、ギィ・マルタンが、自らの職業、食材・料理・レストランの運営について具体的に記述した、いわば料理の思想書。

といった内容の一冊です。いかがでしょう? どちらもドラマの参考文献としてふさわしいのではないでしょうか?

美しい村って

昨日の朝日新聞の第一面下、いわゆる「サンヤツ」にこんな広告が載っていました。

東海教育研究所の『フランスの一度は訪れたい村』と『増補版 フランスの美しい村を歩く』の二点です。

あたし、不勉強で東海教育研究所という版元、初めて知りました。社名からすると、主に学習参考書などを刊行しているように思えますが、ウェブサイトを見るとそういうわけでもなさそうです。東海大学ともつながりがあるのでしょうか?

まあ、そういう詮索は置くとして、「フランスの美しい村」、どこかで聞いたセリフではありませんか? そうです、今年度の雑誌「ふらんす」の表紙テーマがそれなのです。

ちなみに、雑誌「ふらんす」の表紙連載担当は粟野真理子さん。集英社から『パリから一泊!フランスの美しい村』を刊行されています。

それにしても、フランスの美しい村ってフランス政府公認のものなのですね。日本でも百名山など、山や滝などを全国から選んでいるのはありますが、村自体を選ぶというのはありましたでしょうか? 風景ならあったと思うのですが、それと似たようなものと考えればよいのでしょうかね?

こういった「三大某々」とか「某々百選」というのは、江戸時代にはガイドブックが刊行されていたように古くからありましたが、世界中どこにでもあるものなのですね。

都市農業の明るい(?)現状

今朝の朝日新聞にこんな記事が載っていました。都市で農業をやることの意義が見直されてきたのでしょうか? とてもよいことだと思います。

都市で農業と言えば『シティ・ファーマー』です。2014年11月刊行ですから、もう5年も前の書籍です。残念ながら現在は品切れです。

刊行当時も既に役所や企業が開いているレンタル菜園などが少しずつ脚光を浴び始めていて、食の安全という観点や食育という点からも注目している人、実践している人が増えてきているという感触がありました。

しかし、こういう動きが更に加速しているとなると、本書も重版の可能性が出て来ますかね? しかし、どうせなら記事にもある世界都市農業サミットに間に合わせないとなりませんでしたね。

ノーベル文学賞の二点、お待たせしました

ノーベル賞を受賞したオルガ・トカルチュクの翻訳2点、ようやく重版が出来上がりました。

 

昼の家、夜の家』と『逃亡派』です。

ここまで注文が伸びるとは、正直なところ予想外でした。来月には授賞式もありますし、買おうと思っている方はボーナス月だと思いますので、発表直後に買いそびれた方、この機会に是非お求めください。

ボリュームアップしてもサイズはそのまま?

来週配本予定の『星の文化史事典』です。

右側にも同じタイトルの書籍が並んでいますが、こちらは旧版です。今回刊行するのは「増補新版」で、左側のものになります。

数十ページ増量していますが、厚さはほぼ同じです。なんか家電の新製品みたいじゃありませんか? 冷蔵庫なんかでありがちな「以前のものより容量はアップしたのにサイズはそのまま」という感じです。

ボリュームアップした増補新版、是非お手に取ってみてください!

新ジャンル開拓?

文春新書の新刊『インドが変える世界地図』の巻末に参考文献リストがあります。そこに、なんとあたしの勤務先の書籍が二つも載っているのです。

モディが変えるインド』と『沸騰インド』の二点です。

あたしの勤務先というと、どうしてもフランスというイメージが強くて、そこから主にヨーロッパに関する書籍が多いのではないかと思われがちですが、ノンフィクションや海外情勢に分類されるような書籍ではアジアものも出していて、これらもその成果です。

そして、最新刊過ぎたのでしょう、文春新書の参考文献には載っていませんが、つい最近は『新インド入門』という本が刊行されました。

中村屋のボース』や『インド独立の志士「朝子」』といったインド近代史ものもありますので、ちょっとした《インドフェア》ができそうですね!