白水社的アフリカ?

まもなく配本になる新刊『中国第二の大陸 アフリカ』は、中国を捨て、アフリカに移住した中国人を描いたノンフィクションです。ですから、中国モノではあるのですが、舞台はアフリカです。一般に「中国とアフリカ」と聞くと、金にものを言わせた、現地の人の暮らしを考えない乱開発、新たな植民地化、といったイメージがつきまといますが、そうではない中国とアフリカの関係が垣間見えると思います。

  

ところで、あたしの勤務先ではこれまでもアフリカに関係する書籍を出しているのですが、何故かアフリカを真正面から取り上げると言うよりも、別な角度、切り口から捉えたものが多いような気がします。今回のものもそうですが、過去にも『サッカーと独裁者』『北緯10度線』を出しています。

この三者で取り上げられている国ですが、『中国第二の大陸 アフリカ』では

モザンビーク、ザンビア、セネガル、リベリア、ギニア、シエラレオネ、マリ、ガーナ、タンザニア、ナミビア

『サッカーと独裁者』では

エジプト、スーダン、チャド、ソマリア、ケニア、ルワンダ、コンゴ、ナイジェリア、コードジヴォワール、シエラレオネ、リベリア、ジンバブエ、南アフリカ

『北緯10度線』では

ナイジェリア、スーダン、ソマリア、ケニア、エチオピア

といった国々です。こういうアフリカに対する視点も面白いのではないでしょうか?

アメリカの黒人、そして奴隷

自民党の丸山議員の失言問題。

余計なお世話かもしれませんが、こちらの本をお薦めします。

懸け橋(上)』『懸け橋(下)』です。副題は「オバマとブラック・ポリティクス」ですから、まさにうってつけではないでしょうか?

ただ、この手の本は小難しくて読んでられないというのであれば、こんな小説もあります。

地図になかった世界』です。ウェブサイトの内容紹介には

南北戦争以前、「黒人に所有された黒人奴隷」たちを描いた歴史長篇。日々の暮らしの喜怒哀楽を静かに語り、胸を打つ。ピュリツァー賞ほか主要文学賞を独占した話題作。

とありますから、こちらもアメリカの黒人社会や奴隷について知るにはふさわしい本ではないでしょうか?

韓国語が好調!

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