グループアイドルの活躍の仕方

本日の朝日新聞夕刊です。乃木坂46の山崎怜奈(愛称、れなち)がカラー写真入りで載っていました。

ところで、朝日新聞を読んでいる人のうち、どれくらいの人が山崎怜奈を知っているでしょう? テレビのクイズ番組で顔くらい見たことあるなあ、という感想の人が多いのかも知れません。ただ、そういう人が山崎怜奈を乃木坂46のメンバーだと認識して見ているのかは疑問です。山崎怜奈はこれまでシングル曲の選抜メンバーに選ばれたことはありませんから、歌番組で見ることもほぼなかったでしょう。

しかし記事にもありますように、れなちはそれで腐ることなく、自分の得意分野を活かして仕事をつかみ取ってきたわけです。大人数のグループアイドルって、選抜メンバーに選ばれて雑誌の表紙やグラビアを飾ったり、歌番組に出演するようなことがないと、どんな活動をしているのか見えてこないと思いますし、そもそも世間に知られることもないでしょう。でも、それでも見ている人はちゃんと見てくれている、ということをれなちの活躍が証明しているように感じます。

このコロナで多くの舞台仕事が飛んでしまいましたが、実は乃木坂46のメンバーの何人かは、予定されていた舞台に出演する予定でした。モデルなどの一見華やかに見える仕事にばかり目が向きがちですが、乃木坂46は実は舞台仕事、演技の仕事に力を入れているグループでもあり、そんな積み重ねが出演舞台のオオサに繋がっているのだと思います。テレビドラマに出ていないと女優として知られることが少ないかも知れませんが、舞台の経験を積んで、しっかりと力を蓄えていけば、舞台だけでなく映画やテレビドラマにも呼ばれる日が来ると思いますので、先輩が切り開いた道を後輩も追いかけていったらよいと思いますし、れなちのように誰も進んだことがない道を自分で開拓するのもありではないでしょうか?

スカパー!が……

わが家では、スカパー!光を契約しています。いろいろ見たり録画したりして、値段ほど使えているかは微妙ですが、それなりには有効活用していると思っています。

スカパー!を見るには、専用のチューナーが必要です。東芝のテレビ「レグザ」では、もとからスカパー!のチューナーが搭載されているモデルもありますが、基本的には専用のチューナーがないと視聴できません。

わが家のチューナーは、Panasonic製の「TZ-WR4KP」という機種です。もう何年使っているか覚えていませんが、非常に便利に使っていました。ところが、このチューナーの調子が昨日からおかしくなりました。

通常はチューナーの窓に時刻が表示されているのですが、それが表示されず、電源ライトは待機状態を意味するオレンジ色がついています。リモコンの電源ボタンを押してもチューナーは反応しません。最初はリモコンの電池切れかと思い電池を交換してみましたが相変わらず。

仕方なく、コンセントを抜いて電源を一度落としてみましたが、やはり何の変化はありません。あえて言えば窓に「HELLO」という文字が表示されました。「おっ、少し待てば正常に戻るかな?」と思って「HELLO」の文字を眺めていましたtが一向に変化なし。ずーっと「HELLO」のままです。

録画予約などが入っているのですが、それはこの状態できちんと動作しているのか、それともまるっきり録画されていないのか、不安は募るばかりです。ネットを見ると同じような症状は見つかりません。電源が入らない、といった症例はあり、その場合はリセットボタンを使うと書かれています。もちろんそれも試しましたが、やはり「HELLO」のままです。さて、どうしたらよいのでしょう? リセットボタンを押したので、録画予約は消えてしまっているのでしょうか?

やはり書店を回っていると得るものがあります

今月から、少し書店回りを再開しようというのが、あたしの勤務先の方針でした。

実はここへ来てコロナの新規感染者がじわりじわりと増えつつあるという現実はあるものの、今月初旬の段階ではやや落ち着きが見られ、寒くなって本格的な第二波が訪れる前のこの時季が書店回りのチャンスだと判断したわけです。

そこで、あたしはコロナ以前にかなり近い状態まで書店回りを再開してみました。あらかじめアポを取って訪問したり、訪問してからまずはお店の方に断わってからであったり、やり方はさまざまでしたが、ほぼすべての書店から、出版社の営業について拒否されることはなかったです。ありがたや、ありがたや。

で、回ってみて気づいたことは、語学書は基本的なものが抜けたままになっている書店が散見されるということです。人文書や文芸書は書評なども出たりして、いま並べるべき本がわかりやすいかも知れません。こちらもそれに絞って電話なりファクスなりで営業をしやすいものです。

しかし、語学書はそうはいきません。もちろん売れている新刊があればそれをプッシュしますが、それ以上に棚から売れる定番書のメンテが大事なジャンルです。その棚のメンテナンスはお店により、棚の大きなにより、どれくらい並べるべきかが異なります。実際に棚を見ないとこちらもお薦めできません。

というわけで、この一か月(正確には半月ちょっと)、売れ筋の新刊と語学書棚のメンテを中心に回っていました。しかし、棚のメンテをする以上に、お店の人と話をすること、そして実査に商品が並んでいる店頭を眺めること、それが自分にとってどれだけ大事なことだったかが再確認できました。

書店員さんが十人いれば十人の意見や感想が聞けます。自分には思いもしなかった視点・視座を提供してくれることも多々あります。この半年近く、あまり書店員さんと話をする機会がなかったので、改めて新鮮か気持ちになりました。

そして、書店回りをしないと書店にもあまり行かなくなり、どんな本が出ているかに疎くなっていたのですが、本屋に行くと実にたくさんの本が並んでいますね。こんな本が出ていたのか、と気づかされることが多かったです。

こういう感覚というか体験、将来的にはネットで置き換えることは可能なのでしょうか? 少なくとも、あたしに関して言えば、置き換えられないと思った次第です。

久しぶりに、いざ、鎌倉!

久しぶりに鎌倉へ行って来ました。

鎌倉と言いますと、関東地方のニュースでは、コロナ禍で人出が減っているとか、逆にコロナなのにこんなに観光客が殺到していると、いろいろ取り上げられる場所です。東京からの距離、歴史の佇まいもありながら、おしゃれなお店も多い、抜群の観光スポットでしょう。

とはいえ、あたしは観光に来たわけではありません。もちろん、鳩サブレーを買いに来たわけでもありません。仕事です、仕事!

そんな鎌倉で見かけた一軒のお店。なんだかわかりますか? 辛うじて「松林堂」という文字が読めるくらいでしょうか?

鎌倉で松林堂と聞いてピンと来る人は本好きの方でしょう。

そうです。ここは松林堂という本屋があった場所です。あたしも何回も営業に訪れ、たぶん閉店の直前にもお伺いしました。その時に、食事処になるという話は聞いていたのですが、あいにくのコロナで訪れる機会もないままに幾年月。

本屋が居酒屋に変わったというニュースはネットでも話題になっていまして、たぶんきっと繁盛しているのでしょう。本屋時代からのお客さんに加え、新たに通うようになった方も大勢いるに違いありません。もとが本屋だけに、看板には「ごはんとおさけ、と本」と書いてありますね。

定休日に当たってしまいましたが、そのうちお客として訪れてみたいと思いました。

それはさておき、鎌倉駅前、東口側は以前からの工事がいまだに続いているようで、いつになったら終わるのだろうかと思います。そしてコロナの影響なのでしょうか、東口も西口も閉まっているお店が非常に目立ちました。松林堂のように定休日という意味ではありません。テナント募集中のような物件が駅前にたくさんあるのです。

たぶんコロナの影響なんでしょうね。それらの物件に新しいテナントが入るようになったときに、コロナを克服したと言えるのだと思います。

今日の配本(20/10/29)

花冠日乗

野村喜和夫 著
朝岡英輔 写真/小島ケイタニーラブ 音楽

コロナ禍のなかで、旧約の大洪水にも比すべきカタストロフィーを感じつつ、生きた証を刻む。言葉と写真とピアノ曲との斬新なコラボ。

青騎士[新装版]

カンディンスキー、フランツ・マルク 編/岡田素之、相澤正己 訳

絵画、音楽、詩、舞台芸術…芸術史上の記念碑となったジャンル不問のダイナミックな芸術論集、初版(1912年)の構成を忠実に再現。

2020年11月の広告予定

1日 戦時リーダーシップ論/民主主義の壊れ方/イギリス近代の中世主義/茶房と画家と朝鮮戦争(北海道、中日、西日本、信濃毎日、神戸)

1日 戦時リーダーシップ論/民主主義の壊れ方/イギリス近代の中世主義/茶房と画家と朝鮮戦争(毎日)

16日 戦時リーダーシップ論/民主主義の壊れ方/イギリス近代の中世主義/茶房と画家と朝鮮戦争(河北)

17日 戦時リーダーシップ論/民主主義の壊れ方/イギリス近代の中世主義/茶房と画家と朝鮮戦争/フランス組曲/まっぷたつの子爵/花冠日乗(京都)

※都合により掲載日、掲載書目が変更になる場合がございますので、ご了承ください。

今日の配本(20/10/28)

まっぷたつの子爵[新訳]

イタロ・カルヴィーノ 著/村松真理子 訳

トルコとの戦争へ出かけた若き子爵メダルドは敵の砲弾で吹き飛び、体をまっぷたつに引き裂かれるが、奇跡的に一命をとりとめ、右半身だけの体で領地に帰ってきた。しかし、その性格は以前とは一変していた。メダルドの通ったあとには半分に切り裂かれた果実や作物、動物たちがちらばり、彼の開く裁判ではどんなに軽い罪でもすべて絞首刑に処された。お城の年老いた乳母は言った。「帰ってきたメダルドは邪悪なほうの半分らしいね」。人々は半分になった子爵が領内に落とす暗い影に怯えた。ある日そこへもうひとりの子爵、良いほうの半分が帰ってきた……。人間存在の歴史的進化を寓話的に描いた三部作《我々の祖先》の第一作『まっぷたつの子爵』を清新な新訳で贈る。三部作執筆の経緯を作者自ら解説したエッセー「一九六〇年の覚書き」(本邦初訳)を併録。翻訳権取得。

乃木坂工事中Blu-ray、第何弾?

乃木坂46の冠番組「乃木坂工事中」のBlu-rayを買っちゃいました!

今回は一挙に8巻です。

握手会やライブができないので、運営も財政事情が厳しいのでしょうか? よりによって8巻も一度に出さなくたって、とも思います。まあ、握手会やライブがないので乃木坂に使うはずだったお金が余っているという熱狂的なファン(ヲタ)も大勢いるようですが……

ただ、そこまでのファン(ヲタ)だったら、通常の「乃木坂工事中」をすべて録画しているでしょうから、このBlu-rayを買うのは未公開映像の部分が目当てなのでしょう。もちろんメンバーによるコメンタリーも楽しみの一つでしょうが。

さて、今回の8本の内容はと言いますと……

その前に、あたしはここまで「8巻」と言ったり「8本」と書いたり、記述が一定していませんが、Blu-rayなわけですから、「巻」でも「本」でもなく「枚」と数えるのが正しいのでしょうね。今さらながらそう思います(汗)。

そして今回は、グアム編と沖縄編というスペシャル盤がありますが、メンバーセレクトは生田絵梨花、大園桃子、与田祐希、山下美月、久保史緖里、梅澤美波の六名です。一期生を中心とした主要メンバーは既に出ていますが、いくちゃんがまだだったとは驚きです。とっくに出ていてもおかしくないメンバーなのですが、なんででしょうね?

第三刷です

14歳からの生物学』の二度目の重版が決まりました。第三刷となります。

お陰様で、書店店頭での動きもよいですが、学校などからの注文も毎朝ファクスで届いています。

「オランダの生物の教科書?」と聞いただけでは、あまり興味を持っていただけないかも知れませんが、日本の生物学の教科書との違いを知れば、「これはちょっと読んでみよう」という気になること間違いありません。

恐らく、これだけ売れているのにはそういった理由が大きいのではないかと思います。では日本とは何が違うのか? 一言言うのは難しいですが、もっと人間に注目して記述されている、ということだと思います。あとは実際に手に取ってご確認ください。