100円のお皿はどこへ消えた?

昨日のFacebookには書きましたが、昨日は母の誕生日でした。81歳になりました。年の割には元気なのかも知れませんが、体のあちこちが痛いと言って、週に二、三度リハビリに通っています。

歩くのもだいぶゆっくりですし、ヨタヨタとしていますが、年齢の割には丈夫なのかなと思います。ただ80歳前後の方の平均的な姿を知らないので、確かなことは言えませんが。

さて、そんな母の誕生日、夕食は何か食べに行こうということになり、母がしばらく食べていない寿司が食べたいと言ったので、近所のくら寿司に行って来ました。クルマで10分から15分くらいのところにあります。

母と二人なので、それほどの量を食べたわけではありませんが、レシートを見ると合計金額は3330円と、ずいぶんと安上がりな誕生日祝いになってしまいました。妹のところ甥っ子や姪っ子が来ていれば、1万円近くになったでしょうが、二人だとこんなもんですかね。

ところで、このレシートをしげしげと眺めていて気付きました。くら寿司って、いつから百円皿がなくなったのでしょうか。以前から、やや高級なネタは100円ではないものがあるのは知っていました。あるいは100円だけれども2貫ではなく1貫しか皿に載っていないネタがあったりもしました。

しかし昨晩のレシード、ごくごくありきたりな、レギュラーメニューとでも呼べそうな皿も食べたのですが、気付くと百円皿はなかったのです。スシローやかっぱ寿司も同じような値段設定なのでしょうか。

あたしもチンプンカンプンですが……

本日の朝日新聞の夕刊です。

「ABC予想」という見出しが見えます。「ABC予想」という単語は、あたしも聞いたことがありますが、その内容がどんなものなのか、まるっきりわかりません。たぶん、説明されてもほとんど理解できないのではないかと思います。

ところで、この記事の中に京都大学の望月新一教授の名前が出て来ます。この記事を読んだだけで、実に興味をそそられる人物だと思われます。

そんな望月先生が登場する小説がよく売れています、『恐るべき緑』です。科学者たちの評伝を集めた短篇集のような一冊です。いま評伝と書きましたが、あくまで小説なので、登場する科学者たちがそういう人なのだと思い込んではいけません、

とはいえ、実によく書けていて、そして抜群に面白い作品になっています。望月先生以外の登場人物も実に魅力的で奇想天外、奇妙奇天烈な人たちばかりです。ちなみに望月先生は、本作の中の「核心中の核心」という作品に登場します。

今日の配本(24/04/16)

1日5題文法ドリル つぶやきのドイツ語[増補新版]

筒井友弥 著

「先生! なんか単純で、ドイツ語の文法が全部わかるような問題集ないですか?」こんな学生の声から生まれた愉快なドイツ語問題集。ふと頭に浮かぶこと、目に映る景色や状況を、できる限り即興でドイツ語にするとどうなるか。キャンパスやカフェ、電車のなかや路上など、場所はどこでも構わない。大切なのは日々ドイツ語で考え続けること。ひとつのテーマは5日間で完成。天使のヒントや文法のおさらい付き。コンマの位置など、魅力的な設問をさらに増補。全54課。巻末付録作文あり。

そろそろ冷たいスイーツが食べたい季節?

初夏の陽気です、東京は。家の中は多少ヒンヤリしていますが、外は汗ばむ陽気です。ちょっと散歩をするだけでも汗が噴き出しそうです。もちろん、あたしは家に籠もっていますが。

そして、暑くなってくると食べたくなるのが冷たいものです。この数年、お腹の調子がずーっとよくないので、冷たいものを心置きなく食べるのは土日など、家にいる時に限られます。

そんなあたしが見つけたのが、こちらの商品。近所のセブンイレブンで売っていました。ブリュレと書いてあるので、表面が硬いプリンみたいなものだろうと予想して買ってみました。

パッケージの切り取り線から開けると、二枚目の写真のような状態です。表面が炙ってあるように見えます。ちなみに、これはアイスです。冷凍庫に入れて保存してありました。

というわけで、このブリュレはカチンコチンでした。食べたことはないですが、東海道新幹線で売っている(売っていた?)アイスクリームのようです。見たとおり、表面はカチンコチンのパリパリで、スプーンを突き立てると、パリンと割れます。その下は、一見するとバニラアイスみたいですが、もう少しケーキのような味わいでした。プリンのような色ではありませんでした。

しかし、このくらいの暑さですと、こういったものが食べたくなりますが、もっと暑くなるとアイス的なものではなく、かき氷的なものが食べたくなりますよね。最高気温が何度以上になるとアイスとかき氷の売り上げが逆転すると、昔ニュースで見たことがあります。いまのところはまだアイスの気温ですね。

名著の宝庫?

文庫本で古典の翻訳と言いますと、やはり岩波文庫が充実していますし、他の追随を許さない圧倒的な量を誇っています。ただ中国古典について言えば、講談社の学術文庫も負けてはいません。そして知る人は知る、筑摩書房も中国古典の翻訳については、侮れないラインナップを誇っているレーベルだと思います。

古典の翻訳を出している文庫というのは、その周辺のものも充実していまして、ちょっとした研究書や概説書などが文庫本で手に入ったりするものです。今回落手したのはちくま学芸文庫の『中国古典小説史』です。

ちなみに、本書でも最初に触れていますが、中国古典における「小説」はnovelの訳語としての小説ではありません。「大説」に対する「小説」なのです。つまりは優れた人物を指す大人(たいじん)に対するつまらない人間(しょうじん)と同じような関係です。

ところで、この『中国古典小説史』というタイトルを見ると、中国学の専門家であれば、魯迅の『中国小説史略』を思い出すのではないでしょうか。少なくとも、あたしはすぐに思い出しました。

そして、その『中国小説史略』もちくま学芸文庫に翻訳があるのですよね。さすが筑摩書房です。もちろん、そちらも架蔵しています。

そもそも筑摩書房は、ちくま学芸文庫ではなくちくま文庫ですが、そちらに『魯迅文集』(全6巻)も収録されているのですよね。筑摩書房はもともと全集を手広く刊行していて、それを改めて文庫化しているものが多いわけですが、そういう過去の優良な資産が豊富な出版社というのはよいものですね。

2024年4月13日 | カテゴリー : 罔殆庵博客 | 投稿者 : 染井吉野 ナンシー

読書欄ではないですが……

一日経ってしまいましたが、朝日新聞の夕刊(昨日の夕刊です)に、こんな記事が載っていました。

まずはノーベル賞受賞作家グルナの『楽園』、その翻訳を担当された粟飯原文子さんのインタビュー記事です、

お陰様で『楽園』も売行き好調で、重版することが出来ました。グルナの作品は、『楽園』の他にも観光していく予定ですので、是非お楽しみに!

そんな朝日新聞、昨日の夕刊ですが、「フランス語と私」という連載記事に、『フランス語っぽい日々』でお馴染み、じゃんぽ~る西さんが登場しています。

紙面を開いて、「おや、見覚えのあるタッチの漫画が載っているなあ」と思ったところ、じゃんぽ~る西さんでした。異文化交流、それに子育てが加わったあれこれは『フランス語っぽい日々』を手に取っていただければ、存分に楽しめるはずです。

さらには月刊誌『ふらんす』でも連載中ですので、そちらも是非チェックしてみてください。