上のトップ画像は北京五輪2年前ほどの北京・東単交差点だったと思います。バック画像は西安の兵馬俑博物館に展示されていた武俑です。

2005年2月19日

いしいしんじさんトークショー

今日は、日頃お世話になっている<ときわ書房>聖蹟桜ヶ丘店で、同店の名誉店長いしいしんじ氏のトークショー&サイン会があったので、聞きに行って きました。ご本人は「一日名誉店長」と仰っていましたが、同店担当のT女史は「今月いっぱいは......、できれば今後も折にふれ......」なんて返していました が、つまり「終身名誉店長」ですね。(←ミスター、長嶋さんみたい?)

お話は、とても楽しく、聞きに来ていた皆さん、とても楽しめたのではないでしょうか。小難しい文学論とかではなく、いしいさんご自身の幼年期以来の本屋体験(読書体験ではなく!)などを織り交ぜた、ときわ書房さんへの期待とエールといったところでしょう。

いしいさんも取り上げていましたが、地元のごくごく普通の人にポップ(ポップとまで言わなくても推薦の辞とか)を書いてもらって、そこから読者の輪 を広げていくという試み、とても面白いなあと思いました。地元の中学の先生がポップを書く、それをたまたま見た同校の生徒がその推薦本を買い、「げっ、あ の先生、ふだんこんな本読んでんのかよー」と思う。その後この先生と生徒の関係がどう転ぶかわかりませんが、よい方向へ向かうことが多いのではないでしょ うか。それを期待します。

いしいさんは、京都から東京へ出てきて最初に住んだのが京王線のつつじヶ丘だったとか。京王線は東急や小田急とは違い独特の雰囲気があると語ってい ましたが、それもそのはず。京王線は市電(都電?)の流れをくんでいるので、線路の幅が他の私鉄に比べて広いのです。また、『鉄道ひとつばなし』(講談社 現代新書)によれば、皇室の多摩御陵のための鉄道だという錦の御旗があったので、大国魂神社の参道を突っ切って線路を通すことも出来たのだとか。

話を聞きながら、いろいろ空想(妄想?)が広がる楽しいひとときでした。お招きありがとうございました。 > ときわ書房さま


いしい名誉店長お薦めの本の中に

沈夫人の料理人(1)』『沈夫人の料理人(2)

がありましたが、これはあたしもお薦めです。面白いコミックです。(←本じゃないよね?)

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