ハイドリヒ@WOWOW

WOWOWで映画「ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦」が放送されます。

既に劇場公開は終わって、Blu-rayDVDが発売になっていますので、それほど待ち遠しいものでもないかも知れませんが……(汗)

  

本作が公開された当時よく売れたのが『ヒトラーの絞首人ハイドリヒ』です。否、映画以外にもゲームのキャラとしてもハイドリヒは有名だったらしく、予想以上の売れ行きでした。

WOWOWを視聴している方がどれくらいいるのかわかりませんが、この本が再び売れるでしょうか?

犬にまつわる3組

新潮社のクレスト・ブックスと白水社のエクス・リブリスは、どちらも海外文学のシリーズで、造本も似ているので書店ではコラボフェアをしていただくことも多いです。

 

そんな両シリーズの装丁で似ているなあと感じたのがこの両書。『ガルヴェイアスの犬』と『神は死んだ』です。こうして並べてしまうと「全然違うじゃん」と言われそうですが、別々に見たらなんとなく既視感を覚えるのはあたしだけでしょうか?

 

続いてはノンフィクション、『ゴビ 僕と125キロを走った、奇跡の犬』と『戦禍のアフガニスタンを犬と歩く』の両書。前者は

2016 年初夏。7日間かけて250kmを走るゴビ砂漠マラソンに挑戦するためスコットランドからやってきたディオンは、レース2 日目、スタート地点に紛れこんだ小さな迷い犬が自分をじっと見上げているのに気づいた。犬はなぜか彼のそばを離れず、レースが始まると一緒に走り出す。この出会いが、ディオンの人生を大きく変えていくことに──。各国でベストセラー! 人間と犬との、奇跡の実話。

という感動物語、後者は

タリバン政権崩壊直後の冬のアフガン。戦乱の生々しい爪あとと、かつてあった文明の痕跡をたどり、いまだ混迷から抜け出せずにいる国の現状を描く。NYタイムズ・ベストセラー!

というスリリングなもの。あまりにも対照的ですが、苛酷な環境を犬と一緒に踏破したという点では思わぬ共通点があるようです。

 

最後は『オオカミと野生のイヌ』と『オオカミ その行動・生態・神話』両書です。やはり「オオカミ」というとこんな構図が好まれるのでしょうか?

姓はロベス、名はピエール?

新刊『ピエールくんは黒がすき!』を検索したら『ロベスピエール』もヒットしたので一緒に並べてみました。

ロベスピエールはロベスピエールであって、ロベス・ピエールではありません。ちなみに「マクシミリアン・ロベスピエール」というそうです。

しかし、ピエールというのはフランス人の名前として日本人にも比較的馴染みやすいので、どうしても「ロベス・ピエール」という風に頭が働いてしまいます。たぶんフランス人には全く理解できない発想でしょうが……

でも、あたしの勤務先には『ピエールとユゴー』というフランス語のテキストがありまして、こちらは間違いなくピエールくん、いや、ピエールさんが主人公です。

第五弾はルパンです

お陰様で、フランス語学習者に人気の「対訳 フランス語で読む」シリーズも第五弾です。

今回は『対訳 フランス語で読む「ルパンの告白」』です。

これまで『赤と黒』『ゴリオ爺さん』『レ・ミゼラブル』『恐るべき子どもたち』と出してきましたが、どれも好評を持って迎えられています。

また語学書として刊行したものではありますが、書店によっては海外文学のコーナーに置いていただいているところも散見されます。それもまた面白い試みではないでしょうか?

第二弾はこの四つ!

先月から刊行が始まった《ニューエクスプレスプラス》第二弾の見本出しでした。

奥の五つが先月の第一弾、5言語で、手前が今回の第二弾、4言語です。

以前の《ニューエクスプレス》の装丁も嫌いではありませんでしたが、今回はよりすっきりと、スマートになったように感じるのはあたしだけでしょうか?

社内でも何度か話し合って、まるっきり変えてしまうのもよくないし、かといって代わり映えしないのもダメ出しと、何度も修正を加えてこれに落ち着きました。いかがでしょうか?

この後も毎月少しずつラインナップが増えていく予定ですのでお楽しみに!

この二作、直接の関係はありませんが……

新書と単行本、ノンフィクションとフィクションでは書店店頭でも、フェアでもない限り一緒に並べることはないと思いますが、この両者は近くにおいていただけるとよいかなあ~などと思ったりします。

  

一つは平凡社新書の新刊『日本軍ゲリラ 台湾高砂義勇隊』で、それと並べて欲しいのは台湾の作家・甘耀明の『鬼殺し(上)』『鬼殺し(下)』です。

前者は

植民地台湾の支配・差別構造の下、最底辺に位置づけられた台湾原住民(高砂族)は、太平洋戦争時、南洋戦場へと送り出される。はじめは軍属として、戦況が悪化するにつれますます兵士として動員された彼らは、やがて、陸軍中野学校出身者の指揮下で過酷なゲリラ戦を展開する。闇にまぎれての敵軍施設爆破、グライダーでの特攻など、生還困難な作戦に従事し、補給の絶えたジャングルを逃げ回るその闘いを、生存者の聞き取りを交えて綴る。

という内容。後者は

1941年12月、日本軍を乗せた汽車が客家の村にやってきた。祖父に育てられた怪力の少年・劉興帕は、日本軍中佐の養子となって入隊し、日本人になることを夢見て戦う。だが敗戦を迎えると、今度は国民党軍が乗り込んできた。祖父は帕の片腕を切断してともに台北に逃れ、帕が日本兵だった過去を消すために偽の死亡証明書を手に入れる。帕は台湾人として再生を果たすべく、故郷へ帰っていく。日本への抵抗心を持ち続ける「鬼」としてさまよう帕の大叔父・呉湯興は、「鬼王」と呼ばれる客家の抗日英雄だった。二・二八事件まで続く台湾の混乱を目撃した鬼王は、村で帕と再会し、ついに自分を殺してくれと帕に頼むが……。常にアイデンティティの揺らぎの中で格闘する帕。台湾には孤児のようなイメージがつきまとう。歴史に翻弄され変貌する村を舞台に、いくつもの物語を紡ぐことで、人間本来の姿の再生を描ききった大河巨篇。

といったストーリーです。確かに直接の関わりがある両者ではありませんが、それぞれを読むことでお互いの作品の理解が深まるのではないかと思うのですが……

声と姿勢が大事!

ロングセラー商品『発声と身体のレッスン』の拡販中です。

同書がこれだけ売れるのは、もちろん演劇関係者が買ってくださっているからではありますが、それだけではこれほどの売り上げに結びつくとは思えません。他にも何か理由があるはずなのです。

で、アンテナを張り巡らしてみますと、カラオケ好きな人たちが発声法、ボイストレーニングのために買っているという噂を聞きました。

さらには、これから面接に臨む就活生、営業回りのビジネスマンが、相手に好印象を持ってもらうために、声の出し方や話す姿勢について学ぶために本書を参考にしているという情報も入ってきました。

というわけで、上の写真は新宿の紀伊國屋書店です。本籍地である4階・演劇書コーナーではなく、3階・ビジネス書コーナーで展開中です。どこに置いてあるかわかりますか?

周囲を見回すと、確かに「声の出し方」とか「好印象を与える話し方」といった本が、よくもまあこんなにあるものだ、というくらい並んでいます。

そう考えると、プロ中のプロである鴻上尚史さんが書かれた本書は、まさにうってつけ、ここに置くしかない、という本なのかも知れません。

これまでも、本書の噂を聞いて演劇書コーナーへ買いに行っていた人も多かったと思いますが、こうしてビジネス書コーナーに置いてもらえば、本書の噂など聞いたことがない人の目にも触れますので、売れ行きに更に加速がつくのではないかと期待しているところです。

まずはこちらから

角川選書の新刊、『マルクス 資本論』です。

著者は佐々木隆治さん。

どこかで見覚えのある名前、と思ったら、前号の『人文会ニュース』128号でマルクスについて書いていただきました。

角川選書は少々ボリュームもありますので、まずは『人文会ニュース』から読んでみるのはいかがでしょうか?

「戦争を考える→戦争を読む」ガイブンの新刊2点

奥のほそ道』は未読なのですが『ぼくの兄の場合』は読了しました。一方を読んでいないのに語るなと言われそうですが……

 

実はこの二点、どちらも先の大戦をテーマにしている作品なのです。

ただ、そのアプローチはまるで異なります。

『ぼくの兄の場合』は戦争に行った兄と、その兄の残した日記を頼りに戦後、それを追体験する弟。戦争が身近でありつつも距離をおく弟の姿。カラッとしたものを感じます。

一方の『奥のほそ道』は泰緬鉄道の建設現場が舞台です。熱帯のジャングル、体にまとわりつくような湿度、捕虜の苛酷な状況。まさしく戦争という世界。

どちらも史実をベースにしつつもフィクションとして描かれています。「戦争を考えるフェア」と言うと人文書コーナーの専売特許のような雰囲気もありますが、こういう作品も混ぜてもよいかと思いますし、あるいはこういう作品を集め、文芸書コーナーで「戦争を読むフェア」をやってもよいのかも知れませんね。

反逆児に、出会ったら~サリンジャー関連映画が2本~

最近『このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる/ハプワース16、1924年』という邦訳新刊も刊行されたサリンジャーですが、明けて2019年は生誕100年にあたります。

誕生日が1月1日なので、明けたら即アニバーサリーですが、この冬はちょっとしたサリンージャー祭りになるのではないでしょうか? 映画が2本、公開を控えています。

まずは「ライ麦畑で出会ったら」です。

これは監督の実体験を基にした作品のようです。サリンジャーに、『ライ麦』舞台化の許可を求め会いに行こうとする主人公の話です。果たして、サリンジャーに会えたのでしょうか? 舞台化の許可は取れたのでしょうか?

もう一本は「ライ麦畑の反逆児」です。

こちらは晶文社の『サリンジャー 生涯91年の真実』を原作とした、サリンジャーの評伝になります。

  

どちらも公開がとても待ち遠しい作品です。もちろん、サリンジャーと言えば、何はともあれ『キャッチャー・イン・ザ・ライ』、つまり『ライ麦畑でつかまえて』ですから、映画を見に行く前に、あるいは見た後には是非。