2012年2月10日

風よ吹け!

オフィスビルは一般家庭と違って室内がかなり冷えます。コンクリートだからでしょうか? あたしの勤務先も月曜の朝は休み明けということもあり特に冷え込んでいます。まるで景気のようです(爆)。ですから、政府の節電運動もなんのその、午前中は暖房をかなり強くしています。

ただ、こういうオフィスビルの空調って、天井に吹き出し口が付いていて、夏のクーラーも冬のヒーターも同じところから送風されます。夏はまだよいのですが、冬は頭の方ばかりが熱くなり、足下は寒いままという状態になり、これでは「快適な職場環境]とは言えません。そして、前述のように電気代の無駄も起こります。

というわけで、扇風機を買いました。



早速使ってみますと、社内の空気が巡回するので、室内全体が暖かくなります。これまでは上述のように午前中からかなり高い温度設定の空調だったのですが、昼頃になると頭ばかり暑さでボーッとなっていました。だからといって弱めると足下の寒さが身にしみます。なんとももどかしいジレンマだったのですが、扇風機一台で劇的な改善です。

部屋全体が暖かくなったので、空調の温度設定もこれまでより5度から6度、極端なときで比較すれば10度も下げることができました。このところCMでも夏の冷房、冬の暖房に扇風機を併用するとよいということが言われていますが、まさしくその通り。ここまで効果があるとは思いもしませんでした。

いや-、驚きです。これなら夏のクーラーのシーズンにも活躍してくれそうです。

2012年2月 9日

検索する前に

営業で書店を回っていて、書店の人と話をしていても、いろいろなお客様の問い合わせが割り込んできます。「割り込み」とは人聞きが悪いですね。あくまで書店も出版社も本を買ってくれるお客様あっての商売ですから、なによりもお客様を優先するのが当然です。ですから、こちらもレジが混んできたら、「レジ、入ってください」と言うようにしています、気づく限りは。

実際のところ、数年前まではバイトなど書店員も比較的多く、担当の人と話をしていても、レジだとか問い合わせは別にさばく人がいました。ところがこの数年、人員削減のあおりでしょうか、こちらの営業相手の担当の方がレジに入っていたり、サービスカウンターにいたり、ゆっくり話をする時間が取れないことがしばしばです。

ただ、今回はそういうことを愚痴りたいのではありません、問い合わせに答えるのは書店員として当然ですし、時にはこちらの方がうまく答えられるような時もあったりして、そういう時はしゃしゃり出てお客様にお答えすることもあります。(時々、うちの本のこととか、語学書について聞いてくるお客さんがいるものです。)

そんなふうにお客様の質問、疑問に答えるのが書店員の仕事の一つなのですが、たぶん一番多いのは「こういう本ありますか?」というお尋ねだと思います。もちろん、お客様の記憶がうろ覚えで、出版社もタイトルも著者名もほとんどわからない、ただただ「テレビで誰々が言ってた」という、どんな書店員でもお手上げになりそうな質問から、きちんと新聞や雑誌の切り抜き、ウェブページのプリントアウトを持ってきて質問するお客様までさまざまです。

そんなお客様と書店員さんとのやりとりを見ていて最近気になることがあります。それはお客様が出版社や書名をしっかり覚えている場合、店員さんが棚へ案内するのではなく、まずレジやカウンター内のパソコンのキーを叩いて検索していることです。

本を探すのに検索して何が悪い、と言われそうですが、それも一理あります。でも、その一方で、「その本知らないの?」という気もするのです。ワンフロアの大型書店の場合、自分の受け持ちジャンルではない本のことを聞かれたら、すぐにはわからなくてまずは検索するというのは理解できます。でも、小規模の書店の場合、自分のお店に並んでいる本はある程度頭に入っているものではないか、そういうふうにも思うのです。

特にお客様が聞いてくる本というのは、多くの場合、話題になっている本だと思われます。書評に出たとか、テレビで紹介されていたとか、そういう本が多いと思います。だとすれば、たとえ大きな書店で、自分の担当ジャンルではなくとも、その程度の本の名前くらいは頭に入っていて、お店のどこに置いてあるかくらい把握しているものではないでしょうか?

最近も、ある賞を取った本があるか聞いてきたお客様がいて、対応した書店の人は、まずはレジ内のパソコンに向かったのです。その書名、あたしの勤務先の本ではありませんが、賞を取ったくらいですからあたしだって書名は知っていますし、多くの本屋でお店の目立つ場所に積んであるような本です。それくらいはパソコンに頼らなくても店内のどこに置いてあるのか、いま在庫は残っているのか、頭に入れておくべきではないか、そんなふうに思ってしまいました。

その書店の人はバイトのようでしたが、それは営業しているあたしだからわかることであって、お客さんから見たら正社員もアルバイトも契約社員も関係ないですよね? バイトだから本のこと知らなくてもいい、というふうにはなりませんよね? 幸い、そういう本だったのでパソコンで在庫がヒットしたのでしょう。そのバイトさんは、棚番号を確認してその本をお客様に渡していましたし、お客さんも満足そうに買って帰られましたが、なんかすっきりしない気持ちが残ったのはあたしだけでしょうか? 正社員の人でも、まずはパソコンに向かう人が最近は増えていますね。

2012年2月 8日

淫行か?

今をときめくAKB48の事実上のリーダー、高橋みなみの母親が淫行で逮捕、というニュースが世間を騒がせておりますが、彼女は謹慎するのでしょうか? あるいは引退?

とりあえず事務所が処分する感じはなさそうですが、そもそも彼女自身が問題を起こしたわけではないんで、事務所としては処分のしようがありませんよね? ただ、彼女自身の責任感の強さのため、みずから身を引く、謹慎する、自粛するという可能性は大いにありそうです。

それはともかく、事件の方です。淫行ですよね、淫行。

ネットなどの記事からは、彼女の母親が息子の先輩に迫られて関係を持ったとのこと。息子って高橋みなみの弟ですよね? 確か大島優子推しだったはずです。まあ、そんなことはどうでもいいか。

最初にこういった記事を読んで、「迫られて」というところが腑に落ちませんでした。一般にに淫行と言ったら大人が子供をたぶらかすものでしょう。今回の場合はその逆なわけですから、ちょっと不思議な感じというか、違和感を感じました。もしこれが事実なら、大人として理性的な判断、行動を取れなかった問題はあるにせよ、迫られて関係を持った母親の方が逮捕されるのというのは、ちょっとおかしい気がしないでもないです。

記事によっては、弟の先輩というのは評判の不良だったみたいですが、中高生ともなると体格は大人と同じようなものですから、いかに母親といえども逆らえなかったのかも知れません。でも、この少年って15歳と書いてありますよね。そして母親が44歳だそうです。少し年上の女性に憧れるというのならともかく、15歳の少年が44歳のおばさんに迫るというのも、これまた理解できない展開です。高橋みなみのお母さんって、年齢の割には若くてきれいな、今はやりの美魔女なのでしょうか?

なので、ごくごく一般的な淫行の事例に沿って、母親の方が少年を誘惑したという線で考えてみますと、実はこの母親、あたしと同い年です。わが身に置き換えて考えてみますと、15歳の若い子、いいじゃないですか、かわいくて!

あっ、すいません。変態的なことを書いてしまいました。

でも、いわゆる44歳の大人が、15歳の子供にご執心というのなら理解できるのですが、今回のように逆のパターンは、どう考えてもわかりません。もし、たかみなの母親が美魔女でもなんでもなく、どこにでもいるただのおばさんだったら、この15歳の少年はよっぽどおかしな趣味をしているとしか考えられませんが......

2012年2月 7日

今日の配本(12/02/07)

パウル・ツェラン詩文集
なんでも、3.11震災以後、ツェランの言葉が癒やしになっているとか。静かなブームなのでしょうか? 青土社からも今月後半にツェランノ詩集が刊行になるそうです。

2012年2月 6日

書評など

昨日の日曜日、毎日新聞と朝日新聞に書評が載りました。なので、朝から電話とファクスで注文が殺到しています。

いや、殺到というのは大袈裟かしら?

でも、かなりの数の注文を受けました。先週末に、この書評を見越してと言うわけではなく、今週末にいくつか重版が出来てくる売れ行き良好書があるので、その案内を先週末、全国の主要な書店さんにファクスしていたので、そのリターンもかなりありました。

こう言ってはなんですが、事実だから仕方ないとはいえ、この数年来、新聞書評の効果が薄れてきていると言われます。かつては朝日の書評に載ったとなると、相当な売れ行きが期待でき、実際その通り売れていたのですが、昨今は店頭で抱えている在庫がうまく消化できれば御の字という場合もあります。追加注文なんて夢のまた夢だったりします。

それでも、書評が出ないよりは出た方がマシですし、そんな言い方をしていると時々足下をすくわれて、書評効果でとんでもないヒット商品になることもあります。どういうときに効果があって、どういうときに効果が薄いのか、それがわかれば出版社も書店も苦労はありませんが、確かに効果がさっぱりなときもあれば、今回のように反響が大きいときもあります。

単純に考えれば、書評の文章が面白くて、読んでみたいと思わせるような場合は効果あると言えますし、政治・社会のようなジャンルの書籍は朝日新聞よりも日本経済新聞の書評欄に出た方が読者層とマッチしていて効果が大きいと言えます。

しかし、こういうのも漠然とそんな感じかなあと言える程度で、そこに確たる法則があるわけではありません。あえて言えば、複数の新聞に載るとそれなりに売れるということくらいでしょうか。

ただ、なんだかんだ言ってもこの不景気です。書評を見て読みたい買いたいと思っても、先立つものが足りない、全くないという本好きも多いのではないでしょうか?

新聞書評以外にも本を紹介するコーナーは雑誌にもありますし、テレビにもあります。ひと頃はTBS系の「王様のブランチ」の書籍コーナーの力が大きかったこともありましたが、最近はどうでしょう? NHK-BSの「週刊ブックレビュー」は放送時間が早いので、やはり見ている方が限られるのか、そういう視聴者層にあった本が紹介されると動きがよくなります。

週刊誌などの本紹介のコーナーも、時に予想も出来ないムーブメントを起こしてくれることもありますし、昨今ならアルファ・ブロガーのブログが箴言になるヒットも多々あります。こうなると、こちらとしては何が理由で売れているのかつかむのに時間もかかりますし、時には結局原因がわからないこともありますので大変です。

最近のテレビでは、「ブランチ」「ブックレビュー」に代わって、NHKの「100分de名著」がヒット作を生んでいます。アランの『幸福論』が格好の例です。しかし、今もっとも書店店頭の動きに直結しているのは、「ブランチ」と同じTBS系の「中居正広の金曜日のスマたちへ」ではないでしょうか? バラエティ番組なので正面切って本を取り上げているわけではありませんが、その時々に話題になっている、なりつつある本がフィーチャーされることがしばしばで、今もっとも熱い媒体かも知れません。

というわけで、今日は、いろいろ仲良しの書店員さんからの追加注文の電話やファクスが多かった一日でした(嬉)。


2012年2月 5日

マナー低下?

わが家の近所に建物が何棟も建っている広い団地があります。かなり広いので、いろいろなところから団地の敷地内に入っていけますが、そのうちの一つにこんな看板が立っています。



一般的に言えば、団地は犬とか猫を飼ってはいけませんし、たぶんこの団地もそういう決まりになっているはずです。ただ、隠れて飼っている人は相当数いる感じです。あたしはこの団地に住んでいるわけではないので、実際に現時点で団地の決まりがどうなっているのかは知りませんが、こんな看板が立っているところを見ると、たぶんペッと禁止なんでしょうね。

ですから、建前上はこの団地に住む人が敷地内で犬の散歩をさせることはないはずです。猫はたいてい放し飼いでしょうし、野良猫もいるようなのでこの限りではないと思いますので、たぶん、基本的にはイヌを標的にしている看板だと思います。

初めてこの看板を見たときに、「なんて心が狭いんだ」と思いました。

あたしは犬は好きです。ずっと団地暮らしだったので犬を飼えませんでしたけど、飼いたいなあとは思っていました。今は戸建てなので飼えるのですが、経済的な事情が許しません(汗)。

それはさておき、この看板を見て、団地の管理組合を非難めいた目で見てしまいましたが、すぐに最近のマナーの悪さに思い至りました。

この看板、決して散歩自体を禁止したいわけではないと思うのです。たぶん、団地に住んでいる人の中にも、自分は団地住まいだから飼えないけど犬は大好きという人は多いはずです。それでもこうやって禁止しているのは、敷地内に入れたくないのは、きっとフンの始末のためだと思います。

この団地内に限らず、意外と街中には犬のフンが落ちているものです。野良犬がしたとは思えませんから、きっと散歩の途中でして、飼い主が始末をしなかったのでしょう。そういう飼い主多いみたいです。犬は好きだけど、フンとかは汚いから触りたくない、自分の家ではさせたくないから散歩に行ったときに外でさせている、そういう犬を飼う視覚のない飼い主がかなりいるみたいです。

この看板は、きっとそういうマナーのなっていない飼い主に対するものなのでしょう。団地内には至るところに下のような看板が立っています。



はい、はっきりと書いてありますね、「犬」と。「フンの始末は飼い主がしましょう」という看板は目に入りませんでしたが、そういう看板を立ててもいいのではないでしょうか?

それにしても、犬のしつけ、と言うよりも、飼い主のモラルの問題ではないでしょうか? 本来犬はきちんとしつければ、決まった場所でフンをするようになるはずです。あるいはやたらと吠えないとか、犬を飼うに当たって飼い主が当然やっておくべきしつけというのがあるはずです。それをやりもせずに、ただ単に溺愛だけする飼い主が増えているのでしょう。

散歩の時、リードをつけるのはマナーですが、きちんとしつけた犬ならば、リードなどしていなくても飼い主の横をピッタリと歩くはずではないでしょうか? あたしはそう思うのですが。

2012年2月 4日

同じ発音だけど、字が違う

今宵は、紀伊國屋サザンシアターにてトークイベント

いや、トークイベントがメインイベントではなく、あくまで付録であり、たぶん趣旨から言えばメインイベントは「キノベス」の授賞式だったのでしょうけど、やはり来場者のほとんどはトークイベント目当てだったと思われます。

一般の、純粋にファンという人も大勢来ていたと思いますが、なんとなく会場は業界関係者の臭いがプンプンしてました。別に悪い意味で言っているのではありません。まずは業界が盛り立てて、盛り上がらないとムーブメントは起こりませんから。

で、そのトークイベントの主役は、今回のキノベス第1位、三浦しをんさんと、前回の第1位、岸本佐知子さん。トークイベント前の授賞式で記念の盾をもらった三浦さんに対し、開口一番、岸本さんが「昨年はこんなイベントもなかったし、あたしは盾なんてもらっていない」と。

うーん、これは盾をもらった三浦さんに対し、岸本さんを矛としてキャスティングしたものと思われます。最近の人気テレビ番組「ほこ×たて」を彷彿とさせます。矛と盾、どっちが勝ったかなんて野暮なことは言いません、書きません。そもそも勝ち負けをつけなければならないような「ほこ×たて」ではありませんから。

さてさて、辞書の話、言葉の話がトークの主たるテーマでしたが、やはりこの二人です。真正面からは語りませんね。でも、トークの端々に、言葉に真摯に向き合うお二人の姿勢が見え隠れしてました。

それにしても、三浦しをんさん。本名なんですよね。初めてこの名前を知ったときは驚きました。だって、あたしが中学生の頃から大好きな歌手、沢田聖子さんの代表曲と同じなんですから。曲名は「シオン」で片仮名ですし、「を」ではなく「お」ではありますが......


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