みんな好きなんですかね? って何を?

先程、Instagramに投稿したこの写真。

皆さんおわかりのように閻連科の『愉楽』とミロスラフ・ペンコフの『西欧の東』です。

前者は中国の長編小説、後者はブルガリア出身作家の短篇集です。

この両者の何処に共通項があるのかと言いますと、前者はレーニンの遺体を買い取って村に展示し、それを観光資源としてお金を稼ごうと考えた村人たちの物語です。そして後者の短編の一つに「レーニン買います」という作品があります。

そう、共通項はレーニン、それも商品としてのレーニンです。

いやー、思わぬところでレーニン人気を知りました。

後者の短篇集は、かなり雰囲気の異なる作品が並んでいて、同じ作家の作品とは思えないような作品世界ですが、その中で「レーニン買います」はクスッと笑える小品でした。

移民なのか、外国人労働者なのか、ってことより、どちらにせよ彼らは感情を持った人間だ、ということ?

今日の朝日新聞に載っていたこんな記事(コラム?)がとても興味深かったです。

アメリカではキャラバンが国境に向かっていて、今回の中間選挙でも大きなテーマになっていました。そして、日本でも今国会の最大のテーマとなっている移民問題。

しかし、この記事を読むと、かつての政治家の方がよほど骨があるといいますか、真正面から問題に向き合おうとしているのがわかります。

こういった提言があったというのに、与野党共に拙速な議論はダメだと言っているだけで、この提言に基づいて腰の据わった議論をこれまでしてこなかった自分たちの怠慢はどうなってしまうのでしょう?

こんな低レベルな政治家のとばっちりを受けるのは国民であり、既に何年(数十年?)も前から外国人労働者を受け入れ悪戦苦闘してきた人たちはどう思っているのでしょう。

と、さらっと書いてしまいましたが、国会ではいまだに「移民」なのか「外国人労働者」なのかといった、揚げ足取り的な議論しかされていないことが国民として哀しいです。

というわけで、国会の審議中はBGMとしてツェッペリンを流しながら審議してみては如何でしょうか?

やはりスペイン語は接続法が肝心?

語学書の棚で見つけた一冊。

NHK出版の『スペイン語接続法 超入門』です。

これがなにか? と思われる方も多いと思いますが、あたしの勤務先手には重要です。

なぜなら、あたしの勤務先のベストセラー『極める!スペイン語の接続法ドリル』と見事にバッティングするからです。

この数年、諸外国語の棚ではスペイン語の伸びが著しいのですが、その中でも本書はその牽引役の一冊で、2016年の刊行以来、順調に版を重ねているのです。

そんなドル箱の学参に強力なライバル出現、といったところですから、心穏やかならずという感じです。しかしまあ、類書が刊行されて選択肢が増えるということはそのジャンルが伸びている証拠でもあります。そう考えれば、この二冊でますます市場を拡大できれば願ったり叶ったりでもあります。

とりあえず両書を比較しますと、『超入門』はA5判で160頁、本体価格は1800円です。一方の『ドリル』は同じくA5判で243頁、本体価格は2400円です。出版社としては無意味と思いつつも購入する方は意外とそういうところを重視してしまう頁単価で比べると『ドリル』の方がお得感はあります。

それぞれのウェブサイトに掲載の内容紹介を比べますと、『超入門』は

接続法は読んで習得! 学習者がつまずきやすい接続法を、「名詞節」「形容詞節」「副詞節」「独立文」の4つの機能に分別。40年以上大学でスペイン語を教える著者が、やさしい言葉で「接続法の考え方」を徹底解説する。基礎固めにも、ワンランク上を目指す方にも最適の一冊! 音声ダウンロード付き。

とあります。一方の『ドリル』は

まるごと一冊、接続法だけの問題集。まずは活用形を確実にマスター、続いて独立文・名詞節・形容詞節・副詞節・命令文まで用法を網羅した練習問題を解いていきます。接続法の使われるシチュエーションが身近な例で具体的に設定されているので、一見難しそうな接続法がどんどん親しいものに。用法ごとにまとまった解説や、巻末の「独立文、副詞節で使われる表現一覧」も便利。初めて触れる人も、勉強したけど苦手な人も、この一冊で接続法はあなたのもの!

となっています。あたしはスペイン語はまるっきりわかりませんが、名詞節などに分けて解説するのは基本のようですね。この紹介文だけでは、あたしには両書の特徴と違いを巧いこと説明することはできません。申し訳ないです。

ただ、どちらのサイトも目次や本文の数ページ分が閲覧可能です。『超入門』の方がすっきりとしたレイアウトで簡単そうに見えます。『ドリル』はとにかく例文がビッシリで、用例をこなして使い方をマスターしていく、まさにドリルな一冊です。あくまで、あたしの印象ですけど……

岩波文庫のノディエ

今回の関西ツアーの途次、書店の棚をつらつら眺めていましたら、岩波文庫の『ノディエ幻想短篇集』が並んでいるのを見かけました。

同書は数年前、ある本の中で言及されていたので読んでみたいと思った一冊です。ただ、その当時、岩波文庫で出ていたはずのそれは品切れで、都内の大型店を探しまわった記憶があります。

が、見つからず、たまたま関西ツアーの折に仲良しの書店さんが自店チェーンで見つけてくれたので手に入れることができたという想い出があります。

そして今回、普通に並んでいた『ノディエ幻想短篇集』を手に取って奥付を見ましたら、この夏に重版されたもののようでした。

えーっ、なんで重版なんてしたのよ。でもまあ、読者としては嬉しいことではあるのですが、数年前に探しまわったあれは何だったのか、という脱力感も少々。

待てば海路の日和ありと言いますが、辛抱強く待つことが肝心なのでしょうか? とはいえ、読みたいと思った時が買い時でもあります。必要な時に手に入らなければ意味がないですから……

幸いにして数年前のあたしは定価で購入できたわけですが、もしこれが古書市場で高止まりしているような状況であれば、今回ものすごーく後悔していたでしょうね。