他人事とは思えない!

暮れなんだから、落ち込むようなニュースは見たくないところですが、今朝の朝日新聞の一面、デカデカと載っていましたね。「ひきこもる50代 80代親「お金なくなれば餓死かも」」という記事。

もちろん、あたしはサラリーマンで、サボることなく毎日出社していますので、引きこもりではありません。が、そこの部分を除けば、母一人子一人の家庭、近所づきあいもほぼなく、これと言った趣味もなく、母の年齢を考えると、まあ、あと十年くらいが関の山かな、というところです。

母が死んだ後、あたしはどうなってしまうのか? 孤独死?

母ロス』なんて本もありますが、確かに掃除洗濯から身の回りのこと、すべて母にやってもらっているあたしは、母が死んだら生活リズムが根本的に変わってしまう可能性大です。いや、可能性ではなく、確実に変わります、変わらないと日常生活も営めないでしょう。

先立つものと言っても、あたしたち世代だと年金も大して出ないらしいですし、その後の人生の長さを考えると、生きていくのがやっとという現実が待っているようです。定年後の第二の人生などを考えるような余裕もなく、この先いったいどうしたらよいのでしょう?

考えてみますと、いま現在、シルバー世代が一番金を持っていて、その世代に金を使わせるように世間は動いている感じがします。でも、金を持っているシルバー世代というのも、せいぜいあと5年から10年で死に絶え、その後は金を持っていないシルバー世代ばかりになるのだと思います。

そんなお先真っ暗な世代に、あたしも属しているんだなあと、記事を読みながらしみじみ考えてしまいました。とりあえず、会社には行き続けよう、定年後は引きこもりになるかも知れないけれど……