全点フェア@新宿紀伊國屋

この写真、わかりますか?

紀伊國屋書店新宿本店の2階、文芸書売り場のフェア台です。Uブックスフェアが始まりました。題して《キノクニ畑でつかまえて~白水Uブックス全点フェア~》です。

ご覧ください!

これだけ大規模なUブックスフェアは久々です。

現在入手可能なタイトルがほぼ全点並んでいます。ただし、既にフェアが始まっているということは、もともと在庫僅少で、フェアのスタート時点で一冊か二冊しかなかったものもあるはずで、そういった銘柄は既に早々に売り切れてしまったかもしれません。

その場合は、悪しからずご容赦ください。

あと一巻

並べてみました。『メルロ=ポンティ哲学者事典』です。

第一巻刊行で、これで本編は完結ということになります。

残る別巻は秋の刊行、10月か11月になる予定です。いましばらくお待ちください。

無かったことになってしまうのか?

今朝の朝日新聞です。

見出しの「消し去る」にピンと来たのは『中国 消し去られた記録』なんていう本を刊行しているからでしょう。

中国で一般市民にインタビューをすると「劉暁波」という人物も知らなければ、「天安門事件」という言葉も知らない人が大多数なんだとか。いや、下手に知っているなんて答えでもしたら後が怖い、触らぬ神に祟りなしという庶民の自己防衛本能から、知っていても知らないと答えているのかも知れませんね。

とはいえ、それでも本当に知らない人もやはりそれなりにいるのではないかとも思います。彼らのナショナリズム、時には日本人に対して「歴史を改竄するな」と主張しているにもかかわらず、自分たちが歴史を知らされていないとは、なんという悲劇。

いや、彼らは自分たちに歴史が隠されているということすら気づいていないのかも知れませんね。