昭和記念公園にて中国を憶ふ

一昨日に姪っ子、甥っ子を連れて立川の昭和記念公園に行きましたが、そこでなんとなく中国を思い出したので……

いったい昭和記念公園のどこに中国を感じられるのか? と思われる方も多いと思いますが、そう感じてしまったからしょうがないです(汗)。

上が昭和記念公園の園内図です。ふつうは図の下の方、西立川駅から入場する人が多いのではないかと思います。なんといっても駅直結ですから。しかし、一昨日はクルマでしたので、図の上の方、砂川口から入場しました。

入り口前の駐車場、昼過ぎでしたけど、停まっていた車は数台、片手で足りるほどの数で、寒々とした風景に閑散とした場所でした。そして園内に入っても、芝生と植え込みがとにかく続くだけ、こんな季節なので花も咲いていないので、本当に寒々と感じられます。

この風景が、北京を街並みや天壇などの公園の寒々とした冬の情景を思い起こさせるのです。人も少なく(ほとんど誰もいない!)、花は咲いておらず、葉っぱもほとんど落ちてしまい、何を愛でればよいのかわからない光景、それが冬の北京の印象で、一昨日の昭和記念公園の砂川口から入ったところがそんな北京と重なるのです。

しかし、そんな昭和記念公園の寒々とした風景の中、ロウバイが咲いていました。よい香りで、春を感じるとまでは言えませんが、心が和みます。

そう、このロウバイがまた中国を思い出すのです。上の写真は2003年暮れに訪中した折に、たぶん蘇州で撮ったものです。寒山寺かどこかでロウバイが咲いていて、やはりよい香りを漂わせていたのを覚えています。

昭和記念公園の荒涼とした風景とロウバイ、どちらもあたしには中国を連想させるものでしたので、中国気分に浸ってしまったのでした。