立ち食いそば屋でうどんを食べる

昨今は、はなまるうどんとか丸亀製麺など、うどん専門のお店も増えてきていますが、駅などにあるのはほとんどがそば屋です。なにせ「立ち食いそば」という言葉はあっても「立ち食いうどん」という言葉は、なくはないのでしょうが、ほとんど人口に膾炙していないと思います。

あたしの勤務先の近所には富士そばとか小諸そばがあり、たまに食べることはあります。この数年の営業回りですと、小田急線を担当しているので、箱根そばも時々食べます。

でも、食べるときはもっぱらうどんです。

あたしは、生まれも育ちも東京なのですが、小さいころからそばではなく、うどんが好きでした。「東京の人」と言うと「そばが好き」と思われがちですが、あたしはうどん党です。

で、時々思ってしまうのです。

立ち食いそば屋、特に店名が「●●そば」のような場合、そんな店でうどんを注文してもよいものか、と。もしかして、お店の主人は、「こいつ、おれの店でうどんなんか注文しやがる」と思っているのではないか、という風に、小心者のあたしは考えてしまうのです。