この一節を!

Uブックスの近刊『ユニヴァーサル野球協会』を読んでいます。現実と妄想との境界がだんだん曖昧になるところが面白いですが、途中、こんな一節が非常に興味深かったのでご紹介します。

戦争はどの世代の人間にとっても不可欠なものらしい。民族魂を強化する一大野外劇なのだ。コラムニストが宇宙での無血戦争を強く提唱している。それには同感だが、絶対に実現できはしまい。単なる机上の論理にすぎないからだ。人々が必要としているのは戦傷者名簿であり、略奪したりされたりする占領地の広さ、戦略および報復機能を持つ仕切られた舞台セット、断ち切られたり修復されたりする物資供給および情報伝達ルート、軍艦の総トン数、そして次々に得点を重ねるみたいに貯えた死者、墜落した飛行機、捕虜だ。戦争には誰でも参加できるのに、宇宙戦争は少数の者だけに限られる。だから、戦争はいわば、月への欲情から大衆を解放するための売春宿みたいなものだ。(P.197)

別の本書は戦争小説ではありませんので、念のため。

成人式

ハッピーマンデー法案のせいで1月15日が成人の日でなくなってから何年になるのでしょう? あたしのように二度目の成人式もとっくに過ぎている世代には「成人の日は15日」という先入観と言いますか、抜けがたい習慣が骨の髄までしみこんでいます。さらに言えば、昨今は成人の祝いを学年ごとでやっているようですが、あたしが学生の頃は1月15日までに二十歳になっている人が成人式を行ない、1月16日以降に誕生日が来る人は翌年の成人式に回される、となっていました。同学年でも何人かは一緒に成人式を迎えられない、そんな時代でした。

とはいえ、そういうことを言っているあたしの成人式はどうだったかと言えば、大学生でした。セレモニーは、たぶん当時住んでいた杉並区の公会堂で行なわれたのではないかと思いますが行ってません。最初から行く気なんて無かったです。少し前に区役所から式典の案内はがきは届いていましたので、当日夕方だったか翌日だったか数日後だったか覚えていませんが、近所の出張所に記念品だけもらいに行った記憶があります。

大学のクラスメートは田舎へ帰っての成人式に出ると言っている人もいたようです。もちろん正月の済ませてきた、夏休みにやったという地域もあったようですが、田舎の人ほど成人式に熱心な気がしました。ニュースなどでもどちらかというと田舎の成人式の映像が流れ、都会は「荒れているところ」とか、「ディズニーランド」のような絵になるところが取り上げられ、何の面白味もない(←行ってないのであくまで想像?)杉並区の成人式には取材などあるわけはありません。もちろんテレビ局が来ないから成人式に行かなかった、というわけではありません。

そもそも、あんな不特定多数が来る式典に行っても楽しいものでしょうか? 誰かと待ち合わせをして一緒に行くというのならわかりますが、ただ一人で参加しても楽しみようがないと思うのです。ですから、大学の入学式も行ってませんし、卒業式も行ってません(大学の卒業式は、大学院進学が決まっていたので、卒業しないのに卒業式に出るのも変だなあと思っていました)。

「そんなことないでしょ? 高校時代のクラスメートと一緒に式典に行って、その後同窓会じゃないの?」というのもありがちだと思いますが、あたしにそんな友達やクラスメートがいると思いますか。こちらから連絡を取りたいと思うクラスメートもいなければ、もちろん成人式前に連絡をくれたクラスメートもいません。当然のことながら、同窓会があったのかどうかもわかりません。

ちなみに、あたしは卒業以来、同窓会というものに誘われたことが一度もありません(←小中高大すべて!)。別に自慢しているのではなく、単に事実をそのまま記述したまでです。TwitterやFacebook、ミクシィなどで昔の友達と再会(←逢ってなくても再会と言えるのか?)という話もよく聞きますが、それも皆無ですね。たぶん、あたしくらいの世代だと、そういうSNSをやっている人の割合があまり高くないのかもしれませんが、あたし自身が縁が切れたら、はいおしまい、というタイプなので、あたしを覚えている人というのがいないのでしょう。

空想なのか妄想なのか

白水Uブックスの新刊『ユニヴァーサル野球協会』は金曜日に見本出しでしたので、書店店頭にはまだ並んでおりません。が、出版社の特権と言いますか、本は出来上がってきていますので読み始めております。

まだ最初の四分の一ほどですが、この物語、自分なりの野球ゲームを考案した男性の頭の中で繰り広げられる架空のメジャー・リーグ、ユニヴァーサル野球協会の話なんです。全8チームの名前から順位、所属する選手や監督まで、主人公がきっちりと創り上げ、毎晩頭の中でゲームを楽しんでいるという寸法です。基本的にはサイコロを振って、その出た目によって進んで行くボードゲームのようなものらしいのですが、試合のシーンや選手の表情はもとより、ベンチの中の人びとの様子、観客の反応まで、実にリアルにイメージされています。

そう、読んでいると、ある男性がテレビであるいは球場で野球を観戦し、それを克明に記録しているかのような錯覚を覚えます。とはいえ、そこに出てくるチーム名も選手名もすべては主人この男性の頭の中のこと。言うなれば空想です、いや、妄想です。彼は、しかし、その妄想の野球リーグの記録をノートに記録し、時にそれをめくっては過去の対戦を思い出したりもしているのです。ここまで来るとどちらが現実で、どちらが妄想なのかわかりません。

と、そんな本書を読んでいて思ったのは、やはり弊社の書籍『みんなの空想地図』です。

この本も、こう言っては著者に失礼ですが、現実には存在しない、あくまで著者の頭の中で創り上げた架空の都市の地図です。妄想もここまで極めれば立派な芸術になるという一つの典型だと思います。ですから、『ユニヴァーサル野球協会』も、言うなれば「みんなの空想メジャー・リーグ」と呼ぶべきものなのかもしれません。

そんなことを考えながら読んでおります。配本は17日です。お手に届くまで、いましばらくお待ちください。

大阪屋は大丈夫です

毎年恒例、十日戎の日に行なわれる大阪屋おでんの会。今回で四年、いや五年目の参加でしょうか? 今年は重大発表があるという事前報道もあり、例年以上の参加者数になったようで、まさしく立錐の余地もないとはこのことを言うのでしょう。

肝心の重大発表は、予想通りと言えば予想通り。それよりも社長挨拶で力強く「大阪屋は大丈夫です」と宣言していた言葉が印象に残りました。少なくとも俯いたりしてはいない。前を、上を向いて進んでいこうという姿勢は見られました。

この業界、景気のよい話は、この二十年近く聞いていません。だから揚げ足を取ろうと思えばいくらでも取れます。痛いところを突こうと思えば突けるでしょう。でも同じ業界内でそんなことをしても何のいいこともありません。やはり、お互いにちょっとずつでもよいところを見つけ合ってやっていくしかないのかな、そんな風に思いました。

何はともあれ、出版社としては売れる本を作ること、まずはそこでしょうね。

若紫の正体は?

先日のダイアリーですと、あたしが発見した若紫は乃木坂46の秋元真夏だと思われてしまいそうです。あるいは若月祐美であると思った方もいるのではないかと思います。

確かに、この前のダイアリーでは尻切れトンボになってしまい肝心なことが書けていませんでした。すみません。

あたしが発見した若紫というのは、実はわが家の近所に住んでいる女の子です。名前も知りません。この正月休み、近所のコンビニへ行ったり、ポストへ年賀状の返事を出しに行ったりと、何回か家から出ることがあったのですが、そのときに、たままたその女の子も通りを歩いているのを見かけたのです。

それも一人ではありません。姉妹です。お姉ちゃんが小学校高学年くらい、妹が小学校に入ったくらいの年齢でしょうか? お姉ちゃんの方はショートヘアでちょっとボーイッシュながら整った顔立ちで、妹の方は柔らかそうなセミロングのヘアスタイル、こちらはいかにもカワイイという感じの少女です。姉妹だとはわかりますが、ちょっと違ったタイプ、だけど二人ともとってもカワイイのです。

いやー、こんなカワイイ姉妹が近所に住んでいたなんて! 今年は正月から縁起がよいと密かに思ったあたしです。

若紫発見!

紅白歌合戦でAKB48の大島優子がグループからの卒業を電撃発表したことが話題になっています。既にピンでいろいろ仕事をしていますし、プロとしての自覚など、メンバーの中では卒業してもやっていけそうな一人ではあると思いますので、あたしは別に反対も賛成もいたしません。

ただ個人的には、いっそのこと、大島優子に限らず、どうせなら高校卒業と同じ18歳の3月とか、もう少し延ばして成人になるまでといった客観的な卒業を設定してしまったらどうかと思います。どんなに主力メンバーであっても、人気メンバーであっても「こんどの3月で卒業なんだ」とか、「こんどの誕生日で卒業なんだ」とはっきり決めてしまう方がゴチャゴチャしなくてよいのではないかという気がします。グループの新陳代謝も図れますし。

とはいえ、そんなことよりも、あたしはAKB48よりも、その公式ライバルである乃木坂46の方が好きです。どう見ても、見てくれはAKBよりも上じゃないですか? もちろん好き嫌い、好みの問題はあると思いますが、平均値は断然乃木坂の方が遙かに上を行っていると思うのですが……

世間的には、白石麻衣とか、橋本奈々未といったあたりが、乃木坂の美形として認知されていると思いますが、あたしは秋元真夏が好きです。もう二十歳なので、上のあたしの主張で言ったら卒業しないとならなくなりますが、下の写真を見てのとおり、ベビーフェイスというか、ロリ系なので、まだ高校生と言っても通じそうです。(実際には女子大生です。)

 

 

こういう画像を見ていると、あたしって完全なロリコンだなあと思います、いや、自覚します。ですから、AKBでも馬鹿キャラでブレイク中の川栄李奈なんかが好きなんです。ぷにゃっとしたふわふわ感が好きなんですかね、あたし。

ただ、最近そうでもない、別の傾向も現われたりしていまして、同じく乃木坂46の若月佑美がいいなあ、というか、きれいだなあ、とも思うのです。この子は、かなり整った顔をしております。

こういった写真だと美少女という感じがはっきりしますが、個人的にはこういう感じも大好き。

お下げ髪、やっぱりこういう風に幼い感じの女の子が好きなのでしょうか、あたしは。

でも、この若さまは顔立ちが整っているので、ものすごく美しく見えるときもありますし、ボーイッシュな装いも似合います。それなのに、時にこういう三つ編みなんかをしちゃう、このギャップがたまりません。

 

悩みは解消したか?

暮れに、自宅のPC関連の愚痴を書きました。曰く、外出先からテレビ録画の予約ができなくなった。曰く、自宅のサーバーに記録した映画やテレビ番組の視聴が外出先からできない、という件です。

その一の、録画予約はなんとか解決しました。完全解決とは言えないのですが、とりあえず予約ができるようになりました。予約にはテレビに対してメールを送信するのですが、その送る時のメアドを変えたらうまくいきました。なぜかG-Mailでは予約メールがテレビに届かず、何度も試行錯誤を繰り返したのですが、別のメアドから送信してみたらあっさりと予約が出来てしまいました。なんでなのでしょう? 不思議です。メール送信プロトコルの癖なのでしょうか?

その二の愚痴はいまだ試行錯誤中です。

ただ、年末の時点では、うちのネットワーク環境では視聴できません、というエラーメッセージだったのが、最近は視聴可能という表示に変わりました。あとは外出先から見られるかどうか、ということですが、これがまだ検証中です。

ちなみに、どうして視聴可能になったのか、因果関係はつかめていませんが、とりあえずやったことは、自宅のサーバーのIPアドレスを固定しただけです。これまでは自動的に割り振られるアドレスを使っていたのですが、これを固定しました。そうしたら「視聴可能」となりました。やはり、サーバー類は固定のIPアドレスにすべきなのですね。

ところで、この年始に新たな悩みが勃発しました。DVDレコーダーの内蔵HDDの残量不足です。

妹家族がわが家に来ていたことは既に書きました。その時に、いくつかWOWOWの番組の録画を頼まれました。それは普段もあるので別にどうということはないのですが、その録画でミスを犯してしまいました。妹に頼まれた録画はDVDに焼いて時々送ってやっていましたので、妹の家のDVDプレーヤーでも見られる形式で録画・ダビングしないとなりません。これは実はレコーダー標準の録画方式ではありません。もちろんハイビジョン録画でもありません。画質はかなり落ちますが、まあ見られる範囲でしょう。いつも、そういう風に録画してダビングして妹に送っていました。

ところが、今回は年末年始でバタバタしていたからなのでしょうか、いつもの方式ではなく、標準のハイビジョン方式で録画をしてしまいました。全くのうっかりです。そんなつもりはなかったのですが、そのようになってしまいました。

すると、どうなるか。HDDにいつもの方式なら数百時間取れるところ、ハイビジョンなので数十時間しか取れないという事態になりました。HDDの中にはいろいろ録りだめてある番組もあるので、まるまる残量が残っているわけではありません。それでも、いつもの方式で録画をしていれば何の問題もなかったのに、ハイビジョン方式だったために、あっという間に内蔵HDDがいっぱいになってしまい、もうそれ以上録画が出来なくなってしまいました。

慌てて、もう視聴したから消してもよい番組を削除し、DVDに移せるものはダビングし、という作業を繰り返し、なんとか容量をこじ開けました。

だったら、最近よくありがちな外付けのHDDを追加して容量を増やせばいいじゃない、という考えが思い浮かびます。確かに最近のBD/DVDレコーダーはUSB接続やネットワーク接続のHDDに録画することが可能で、これなら事実上無制限に容量を増やすことが出来ます。でも、あたしん家のDVDレコーダーやもう5年以上も前のモデルで、その当時としてはそれなりの機能を持った機種でしたが、今となっては年代物です。外付けのUSBやネットワークのHDDに録画するような機能はありません。そもそもUSBのHDDを取り付けるような発想がない時代の製品です。マニュアルを読むと「iLink」で接続できる外付け製品にダビングが出来るようなことが書かれていますが、いまどき「iLink」の製品なんて売ってませんし、そんな規格は事実上無くなっています。つまり、この機種のHDDを増やすのは無理と言うことです。ちなみに内蔵のHDDは500GBです。決して少なすぎるサイズではありませんが、昨今主流のモデルは2TBや3TBですから、やはりちょっと見劣りするものです。いずれ買い換えも考えないとなりませんね……

 

書き忘れ

昨日のダイアリーでは、ジジ・リョンについて熱く語ってしまい、タイトルと内容が全く合ってない、意味不明なダイアリーになってしまいました。申し訳ありません。書きたかったことはジジ・リョンのことではあるのですが、彼女のディスコグラフィーでもなければ、あたしが気に入っている曲のことでもありません。彼女の結婚のことです。

前回もリンクを貼った彼女の結婚の記事。彼女は人気タレントでしたし、ずーっと付き合っていると言われていた香港の俳優がいたはずなので、そしてあれだけの容姿ですから、常に恋人がいたと思われます。にもかかわらず、この記事では

新郎のSergioさんとは今年2月、休暇でスペインを旅行中に知り合った。香港へ戻ったあとの今年4月、Sergioさんが香港までジジを追って来て猛アタックし、交際に発展したという。

と書いてあります。ちなみに上掲引用文中の「今年」とは2011年のことです。2月に旅先で知り合った、その後彼女を追いかけて猛アタックの末交際へって、それだけで女性って現在進行形の恋人から新しい恋人へ乗り換えてしまうものなのでしょうか?

もちろん、この時点でたまたまジジ・リョンにステディーな彼氏がいなかった、別れたばかりだったという可能性はあるでしょう。それでも、これだけの猛アタックを受ければなびいてしまうものなのでしょうか?

これは勉強になります、というか参考になります。さらには、むしろ、どういうアタックをしたのか、ということの方が、ますます知りたくなりますね。

ただ、また、こうも思います。

そんな風になびいてしまう人だったら、こんどは別の人から猛アタックされたら自分を捨ててその人の方へ行ってしまうのではないか、という不安も芽生えます。この可能性だってなくはないですよね? いや、あたし的にはものすごーくあるのではないかと思ってしまいます。

いずれにせよ、あたしの場合、恋人がいる人から奪うほどのアピール・ポイントも情熱もアドバンテージもないですし、運良く奪えたとしても、その相手を繋ぎ止められるだけの魅力も備えていないので、はなっから無理な話だと思うのですが……

猛アタックすべき?

香港のアイドル歌手、女優のジジ・リョンが結婚したということを今更ながら知りました。何でも相手はスペイン人だとか。

もともと香港のみならずワールドワイドに活躍していた彼女なので、結婚相手も必ずしも香港人とは限らず、英国人、アメリカ人ということもありえるだろうなあ、と余計なお世話ながら以前から漠然と思っていました。ただ、何年か前までは香港の俳優(名前失念)と付き合っているというのが有名な話で、まあ、その俳優と結婚まで行くことはないだろうけど、やはり中国人同士の方がいいのかな、くらいの感想は抱いておりました。

ジジ・リョンを知ったのは初めて台湾へ旅行に行った時のことです。台湾のCDショップ、HMVだったのではないかと記憶しているのですが、そこで訪台記念に中華圏の歌手のCDでも買って帰ろうと立ち寄ったのがそもそものきっかけです。結局、台湾ではなく香港のジジ・リョンだったわけですが、ショートヘアで、端正なルックスの彼女のCDが新譜台に置いてあり、「あっ、この子カワイイ」と思って、まさしくジャケ買いしてしまったのです。

その時点で知っている中国、台湾、香港の歌手はほとんどいなかったので、この子がどんな歌を歌うのか、どんな声なのか、どれくらいの人気なのか、まるっきりわかりませんでした。人気アイドルの新作らしい並べ方と店内のポスターだけで判断、というか、決めてしまったのです。ちなみに、ジジ・リョンとは帰国後にいろいろ調べて知った名前で、ジャケットなどには「GiGi」とは表記してありましたが、それが彼女の名前だとは思いませんでした。ジャケットにはしっかりと漢字で「梁詠琪」と書いてありました。

帰国してCDを聞いてみて驚きました。ジャケットからは、もっとアイドルアイドルした歌い方、声をイメージしていたのですが、どちらかというクラシックとか合唱部出身という感じを受ける、しっとりとした声質でした。曲自体にはポップなものもありましたが、全体的にはしっとりとした大人びたものが多いという感想でした。ただ、あたしが気に入ってしまったのはいうまでもありません。その後、数枚、CDを購入しました。日本でも買えるところがネットも含めて意外とあるものですね。

梁詠琪の代表曲は何なのか、あたしにはそれを言うほどの知識はありませんが、上掲のPVには、比較的有名なシングルが含まれています。個人的にはこちらがお薦めです。

この曲は「愛の代償」という曲で、たぶん彼女がオリジナルではなく、他の歌手のカバーだと思います。いろいろな人が歌っている曲のようです。でも、彼女の歌唱も十分に自分のものにしているのではないでしょうか?

あとはこちらもよいです。金城武と恋人役で共演した映画の主題歌です。たぶん日本でも公開された映画ではないでしょうか? あたしは未見ですが……

そしてトドメはこちら。「再見」という中国映画の主題歌です。もちろん彼女が主演です。貧困と両親の事故死のため、幼くして離れ離れになってしまった兄弟姉妹4人が成長して再会するというストーリーです。再会よりも両親の死後、長男が幼い弟妹を親戚に預けて回るシーンが、もう涙涙で見ていられないくらい切なかったです。あたしが裕福な家庭の主人だったら四人まとめて引き取ってあげたくなる、そんな涙なしではとても見られないシーンでした。たまたま会社に送られてきた試写会のチケットで見に行ったのですが、本当に一人泣きまくってしまったのを覚えています。

十数年ぶりの出来事

いちおう、新年明けましておめでとうございます、と書くべきでしょうか?

いや、それよりも個人的には「恭賀新禧」という四字句の方が好きですね。

それはともかく今年もいつもと変わらずに明けました。昨夜もやはり8時すぎには床に入り、そのまま本を読んでいたのですが、途中で眠くなり、確実に9時前には寝入っていました。もう数十年(?)、大晦日を起きて年越し、ということをしていないあたしです。で、夜中にも何度か目覚めつつ、結局今朝も起きたのは5時半過ぎでした。

本当に、いつもどおりの日常です。

が、ここからが例年とはちょっと異なっていました。

普段なら、ここでそのままいつものように朝ご飯、ホットココアとトーストという朝食を食べてしまうのですが、今年は妹家族が来ていて、妹と母親が朝からお節の支度をしていまして、朝からお節が食べられそうなので、日常的な朝食は断念せざるをえなくなりました。この数年、妹家族は年末はわが家に数日いて、暮れに自宅へ戻り、正月は旦那の実家へ年始の挨拶に行くというパターンだったので(妹家族の家と旦那の実家は比較的近いです)、正月のわが家は母と二人でのんびりと、それこそまるっきりいつもの休みの日の過ごし方をしておりました。あたしがいつもの通りの朝食をしているなら、母も母で元旦から洗濯機を回して、洗濯物に取りかかっているという正月元日の朝の風景です。

しかし、今年は上記のような理由で、ちょっと勝手が異なり、朝からお節となりました。別にお節といっても、いわゆるお節料理ではなく、お雑煮と煮物、それに厚焼き玉子や伊達巻き、紅白のかまぼこが並ぶ程度の至って簡単なものです。お重になんて入れませんし、手の込んだものでもありません。

とはいえ、あたしにとっては、正月の元日、朝、いつもどおりトーストを食べない正月というのは、考えてみるとかなり久しぶりのことです。たぶん、十数年ぶりのことではないかと、そんな気がします。それくらい、今年はいつもとは異なる正月のスタートとなったわけです。

だからといって、今年が変化の年になるという気はしません。やはり、何も変わることなく、例年どおりの一年が過ぎていくのだろうと思います。毎年のことですが、新年を迎えるに当たって何の抱負もありません。目標もありません。そういうものは持たないようにしています。なるようになるさ、すべては時間が解決してくれる。それが、あたしの数十年来の基本です。