カテゴリーアーカイブ: 営業部だより
今月のおすすめ本[17年9月]
「生存か」と言われても……
朝日新聞に載っていた記事。
死亡説が出ている過激派組織「イスラム国」(IS)の最高指導者アブバクル・バグダディ容疑者について、有志連合を率いる米軍のタウンゼンド司令官は8月31日の記者会見で「今も生存していると考えている」との見解を示した。…(中略)…バグダディ容疑者を巡っては、今年6月にロシア国防省が空爆で殺害した可能性を発表した。米軍は「死亡は確認できない」と繰り返してきた。
「イスラム国」掃討、いつになったら終わるのでしょうか?
で、この記事に出てくる「バグダディ」という名前で思い出したのがこちらの新刊。
『ブラック・フラッグス(上)』『ブラック・フラッグス(下)』です。内容紹介をサイトから引用しますと
「イラクのアル= カーイダ」の創設者ザルカウィの生い立ちから「イスラム国」の指導者バグダディによるカリフ制宣言まで、 疑似国家の変遷と拡大の背景を迫真の筆致で描く。中東取材20年のベテラン・ジャーナリストによる傑作ノンフィクション! ピュリツァー賞(一般ノンフィクション部門)受賞作。
です。お陰様でよく売れていますが、こういうニュースが入ってくると追い風になるのではないでしょうか?
日本人には「ブラウック・フラッグス」という言葉、馴染み薄いと思います。「イスラム国」の旗ですよね。昨年刊行された青土社の『イスラーム国の黒旗のもとに』は「黒旗」としていますが、やはり日本人にはわかりにくいと判断したからなのでしょうか? 原題は「Under the Black Flag」ですから、さらに「イスラーム国の」を補っているわけですね。
筑摩書房と仲良く?
筑摩書房と言えば言わずと知れた伝統ある大手出版社。宣伝力も含めた営業力、影響力、どれを取ってもあたしの勤務先では太刀打ちできません。ですので、同社の新刊と少しでも絡めそうなものがあれば、他人の褌で相撲を取る、ではありませんが、乗っかっていきたいと思います。
まずはちくま学芸文庫の『ムッソリーニ』です。これと併売していただきたいのは、『ムッソリーニ(上)』『ムッソリーニ(下)』です。
文庫と単行本とでは書店店頭で置かれる場所がまるっきり違いますが、できれば隣同士で並べてもらいたいところです。
続きまして、ちくま新書からこんな本が出ます。『素晴らしき洞窟探検の世界』です。未刊ですので、刊行時には文庫クセジュの『洞窟探検入門』を併売していただきたいものです。クセジュなら新書判ですからちくま新書と並べてもおかしくないですし、たぶん店頭の棚も比較的近くだと思います。
最後はこちら。筑摩書房が鳴り物入りで刊行する『ヴェルサイユ宮殿』です。豪華な写真集で、ヴェルサイユ宮殿初の公式なものだとか。
ヴェルサイユ宮殿に関する書籍は各社から数多出ていますが、あたしの勤務先としては『ヴェルサイユの歴史』をお薦め。
本当は『ヴェルサイユ宮殿に暮らす』を推したいところなのですが、現在品切れのため、残念です。
それにしても、筑摩書房の同書を核にして、ヴェルサイユ宮殿フェアなんて出来そうですね。フランス革命やベルばらまで射程に加えたら更に大規模なフェアになりそうですが……
中級フランス語、セカンドシーズン開始?
本日見本出しの新刊『中級フランス語 時制の謎を解く』は、フランス語学習者のみならず、フランス語を教える方々にも大評判となったベストセラー「中級フランス語」3冊の続刊です。既刊の3冊と並べてみますとこんな感じになります。
想定は揃えつつも、ちょっとアレンジを加えてあります。ちなみに、既刊3冊を改めてご紹介しますと以下の通りです。
『中級フランス語 あらわす文法』『中級フランス語 つたえる文法』『中級フランス語 よみとく文法』の3冊です。
第二シーズンとは公式の呼び方ではなく、あたしが勝手に呼んでいるだけですが、でも当たらずと雖も遠からず、だと思っています。
さて、この第二シーズンも第一シーズンと同じく全3冊を予定しています。ラインナップは上掲写真のように、本書のカバー袖に書かれています。具体的な刊行時期は未定ですので、いましばらくお待ちください。
出版社が異なると……
店頭でこんな新刊を見かけました。
『日本人になりたいヨーロッパ人 ヨーロッパ27カ国から見た日本人』です。海外滞在経験豊富な著者によるこの手の本、これに限らず時々見かけます。日本を貶しすぎたり、逆に褒めすぎたり、そういったものはちょっと困りますが、海外に行ってみて改めて日本について考え直すというのは誰にでもあることだと思います。
ところで著者の一人、片野優さん、見覚えのある名前だと思ったら、あたしの勤務先の著者でした。
『ヨーロッパ環境対策最前線』『ここが違う、ヨーロッパの交通政策』という、やや硬めの欧州レポートを刊行しています。とはいえ、ガチガチの学術書、専門書というわけではなく、誰にでも読める内容、文章です。
それでも、宝島社の新刊と比べると、装丁もタイトルもかなり異なります。同じ著者の本とは思えないくらいです。もちろん中味も全然異なるわけですから、ある程度は出版社側の意向、希望もあったのでしょう。それが出版社の個性、カラーというものですし、どちらがよいというものでもありません。むしろ、そういった出版社の希望に合わせて如何様にでも書ける著者の方がスゴいのでしょう。
今日の配本(17/08/31)
中東史の基本図書
今日の配本(17/08/29)
年に一度の
今日は高田馬場にある、あたしの勤務先の倉庫の棚卸しでした。営業部員総出で取りかかります。
棚卸しって、つまりは倉庫にうずたかく積まれている在庫本をすべて数える作業です。
「あれ、この本、品切れのはずだったけど、一冊残っていたんだ」といった掘り出し物も時にはあったりします。
出版社として、どのくらいの在庫を持っているのが適正なのか? 経理的に計算することはできるでしょうが、何かの弾みで突然売れ出すこともありますので、こればっかりはわかりませんね。もちろん大量の在庫があるのはよいことではないのですが、出した本が一年後や二年後にきれいさっぱり売り切れてしまっているというのも問題でしょう。
ただ、そんなことよりも、棚卸しで確認した在庫が来年まで狂わずにきちんと数量把握ができていることを願うばかりです。どうしてなのか、在庫って時と共に狂っていくんですよね。

