始めに言葉ありき

昨日の朝日新聞です。アイヌの記事が載っていました。

日本は単一民族だ、といった政治家の暴言が出るたびに引き合いに出されるのはアイヌだと思いますが、文化などきちんと保存しておかないと失われてしまうでしょうね。

しかし、アイヌの文化を知るにはまずは言葉を知らないと!

  

そこで『ニューエクスプレス アイヌ語』はいかがでしょうか? たぶんCD付きのアイヌ語教材では日本で唯一ではないでしょうか?

その他にも『カムイユカラを聞いてアイヌ語を学ぶ』という本もあります。こちらもCD付きです。恐らく、このCD音源が、今となってはかなり貴重なもののはずです。

さらに『ニューエクスプレススペシャル 日本語の隣人たちⅡ』には「樺太アイヌ語」が収録されています。

台湾を知るなら白水社?

最近のあたしの勤務先、既にロングセラーとなっている『台湾生まれ 日本語育ち』、朝日新聞の連載の効果もあって追加注文も伸びている新刊の『蔡英文 新時代の台湾へ』と、気づくと台湾もののヒットが続いています。

 

そもそも台湾専門の出版社でもなければ、台湾や中国など中華圏を得意とする出版社でもありません。あえて言うなら、大学の教科書としての中国語教材はそれなりの売り上げがありますので、学生時代の第二外国語などで使っていたという方も多いのではないかと思います。その流れで『ニューエクスプレス中国語』『ニューエクスプレス広東語』『ニューエクスプレス上海語』、そして『ニューエクスプレス台湾語』というように、これまではこの程度の出版状況でした。

 

 

それがちょっと変わったと、今から考えると思えるのは『台湾海峡一九四九』の刊行がきっかけではないでしょうか?

 

本書は、日本に統治され日本人として大陸の中国人とは敵国同士という立場で干戈を交えることになった台湾の人、国共内戦に敗れ台湾に逃げ込んできた国民党や大陸出身の中国人などの歴史を描いたものです。この百年の台湾の歴史を知るにはもってこいの本です。

同書は著者・龍應台さんが、台湾のこれまでについて息子に語るという体で書いたものですが、より自分の家族の歴史について語ったのが『父を見送る』となります。

以上のに作品はノンフィクションですが、そんな台湾を小説に仕立てのが『神秘列車』と『歩道橋の魔術師』の二作品です。どちらも少し前の台湾の様子を生き生きと、抒情溢れる筆致で描いています。中国大陸の作品と、同じ中国人だなと感じる部分と、やはり大陸とは違うな、と感じる部分、どちらもあります。

 

そして、その台湾の現在ということで、最初に挙げた二作品。台湾についての紀行エッセイ、特派員や学者がまとめて新書や文庫などはいくつも出ていますが、ここに挙げた本を一通り読んでいただければ、かなり多角的に台湾について知ることができると思います。

やっぱり書評に登場した本って売れるよね

ブックファースト新宿店で始まりました。

ご覧のようなフェアです。6日からですから、始まったばかりですね。

全体の感じはこんな具合。から1月、2月、3月、4月と並び、手前の平台スペースに5月の書評掲載書籍が並んでいます。文芸も芸術も人文も一緒くたなので、眺めていてとても愉しいです。読んだ本もあれば、知らなかった本もあり、買ったけどまだ読んでいないものも……(汗)

あたしの勤務先の書籍はと言いますと……

1月に『台湾生まれ 日本語育ち』があるくらいで、ほとんど見つけられません(涙)。

それでもここへ来てちょっと増えてきています。『インド独立の志士「朝子」』『『痴人の愛』を歩く』などが相次いで書評に載りました。

  

このフェアは基本的に四大紙の書評コーナー、読書コーナーですが、週刊文春とか地方紙などでも、最近は掲載が増えてきましたので、今年後半は期待大だと思います。

見ーつけた!

今朝の朝日新聞の、とあるページです。

個人的には別にどうということのない広告ページで、ふだんなら中華圏の話題でもない限りスルーしてしまうことが多いのですが、ふと目に入ってしまいました!

なぜか、こっそりと「書物復権」のお知らせが! というよりも、紀伊國屋書店の広告なのでしょうか?

言葉をメロディーに乗せて

午後から吉祥寺のパルコブックセンターで温又柔さんと小島ケイタニーラブさんのイベント。

温又柔さんのイベントは既に何回も見に、聞きに行っているのですが、ケイタニーラブさんとのイベントは初めてでした。いや、正直に白状しますと、ケイタニーラブさん、温さんとのイベントで名前を聞くまで、あたしは全く知りませんでした。「いったい何者?」というのが正直なところでした。

で、この時代ですのでググってみました。まずはYouTubeで以下のような映像を発見。

lovenight ラブナイト」というのがケイタニーラブさんのYouTube上のオフィシャルサイトのようですね。

で、いろいろ検索していると、「銀河鉄道の夜」にたどりつきました。朗読劇・銀河鉄道の夜も柴田元幸さん経由で知ったのですが、たとえば、下のYouTubeのイベントでは参加しているメンバーが古川日出男さん、管啓次郎さん、小島ケイタニーラブさん、柴田元幸さんと、あたしの勤務先とは縁もゆかりもある方々ばかり。

だからなのでしょうね、今日のイベントもすんなりと世界に入っていけた気がします。