こっちの方がしっくりきますか?

新刊の『酸っぱいブドウ/はりねずみ』は『シリアの秘密図書館』と並べたらよいのではないかと書きましたが、新宿の紀伊國屋書店ではこんな風に並んでいました。

 

本屋大賞の翻訳小説部門の第一位だった『ハリネズミの願い』です。シリアつながりではなく、ハリネズミつながりですね。これはこれでアリですね。

さあ、どちらの方が我らが新刊にとってはよいことなのでしょうか?

ギブソン

「ギブソン」と言ってもメル・ギブソンではありません。もちろん、デビー・ギブソンでもありません。あっ、メル・ギブソンなら知ってても、デビー・ギブソンは知りませんかね?

かつて、すごい人気だった歌手です。その後は太ってしまって、名前も少しだけ変えて映画なんかにも出ていましたが、今はどうしているのでしょう?

で、そのギブソンではなく、ギターのギブソンです。

上の画像は、今朝の朝日新聞です。ギブソンの経営が苦しいようです。アメリカでもロックは流行らないのでしょうか? 日本でも、かつてのバンドブームのころはギターを背負った若者を街でも見かけたものですが、最近はほとんど見かけませんね。

あたしはギターなんてまるで弾けませんが、ギブソン頑張れ、ということで、今日はこんなネクタイをしてみました。

同じ文芸書ということで……

書店店頭で見かけて、なんか似ているなあと思ってしまいました。

 

スーパーインテリジェンス』と『フクロウ その歴史・文化・生態』のことです。いえ、単に表紙が似ていると思っただけでして、中味は全く無関係で、恐らくかすりもしないのではないでしょうか?

冗談はさておき、この両者は如何でしょう?

 

シリアの秘密図書館 瓦礫から取り出した本で図書館を作った人々』と『酸っぱいブドウ/はりねずみ』です。前者はノンフィクション、後者はフィクションという違いはあります。しかし、出版社の内容紹介を見ますと、前者

シリア内戦下、政府軍に包囲されたダマスカス近郊の町ダラヤ。死と隣り合わせの日々の中、地下に秘密の図書館を作り、本に希望を見出した人々を描く、魂のノンフィクション。

とあり、後者

卓越したユーモアと奇想、殺伐とした日常を切り取る鋭い眼差し。現代シリア文学を代表する作家による短篇集と中篇を収録。本邦初訳。

とあり、どちらもシリアの<今>を描いた作品です。ノンフィクションも文芸書コーナーで扱っている書店が多いと思いますので、ここは両者を並べてみるのもよいのではないでしょうか?

脱宗教!

今月下旬に岩波新書で『ライシテから読む現代フランス 政治と宗教のいま』という本が出ます。同じ新書つながり、というわけでもありませんが、文庫クセジュ(←文庫と言いますが、判型が新書サイズです)にもライシテをテーマにした本があります。

 

フランスにおける脱宗教性の歴史』と『世界のなかのライシテ 宗教と政治の関係史』の2点です。前者の訳者の一人が岩波新書の著者、伊達聖伸さんです。

ぜひ一緒に並べていただけると嬉しいです。

ただ、岩波新書ですと、書店では文庫・新書コーナーですよね? あえて3冊を一緒に並べるなら人文書コーナーの方がよいのかも知れません。

亜細亜旋風?

今年もTwitter文学賞が発表になりました。海外文学部門の結果、ご覧になりましたでしょうか?

 

ピンポン』が第二位、『10:04』が第九位をいただきました。どちらも《エクス・リブリス》の一冊、お陰様で同シリーズも海外文学ファンの方に厚く支持されているようで……

念のため、ベストテンを振り返っておきますと、

1)地下鉄道、2)ピンポン、3)13・67、4)穢れの街/廃都、三美スーパースターズ最後のファンクラブ、5)ネバーホーム、6)嘘の木、7)隣接界、湖畔荘(上・下)、ビリー・リンの永遠の一日、8)中国が愛を知ったころ、オープン・シティ、9)神秘大通り(上・下)、10:04、10)ギリシャ語の時間、母の記憶に、私の名前はルーシー・バートン

でした。4位が2作品あったら次は5位ではなく6位ではないか、という突っ込みは置いておき、あたしの勤務先のものが二つも入っていました。ありがたいことです。

この中で読んだことあるのは、その二作品を除きますと『13・67』『三美スーパースターズ 最後のファンクラブ』『中国が愛を知ったころ 張愛玲短篇選』『ギリシャ語の時間』です。自分の読書傾向だからかも知れませんが、今回のベストテンはアジア圏の作品が目立つような気がします。それだけ翻訳が日本で出版されたということ、そしてそれが読者に支持されたということなのでしょう。個人的にはとても嬉しい傾向です。

  

なお、第一位の『地下鉄道』、第五位の『ネバーホーム』も次に読みたい本の最右翼なのですが、これらを支持してくださった方なら、既に『地図になかった世界』は読んでいますよね? もし未読であれば、こちらも是非お薦めです。

どこの出版社のベスト5でしょうか?

あたしの勤務先のTwitterから。

このベスト5を見て、つくづく「らしくないラインナップだなあ」と感じました。

そもそも、この5銘柄を見せて、「どこの出版社だと思いますか?」と聞いたら、まずあたしの勤務先の名前は出て来ないのではないでしょうか?

だからといって、文句を言いたいわけではありません。時代に合わせて新しい分野、ジャンルを開拓していくことも大事なことなので、その成果がこうして売り上げに表われているのであれば、会社にとってはよいことですから。

でもちょっと寂しさを覚える人もいるのではないでしょうか?

三部作なのです!

今朝の朝日新聞「折々のことば」欄にカルヴィーノが引かれていました。

引用されていたのは『まっぷたつの子爵』、今なら岩波文庫で読めます。

で、「折々のことば」では何も触れていませんが、同書はカルヴィーノの「我々の祖先」三部作の一つで、残る二つは『不在の騎士 』と『木のぼり男爵 』です。

 

どちらもあたしの勤務先から刊行されています。そして『まっぷたつの子爵』もいずれ刊行になりますので、いましばらくお待ちください。

両書の帯にも書いてありますが、金原瑞人さんが「この三部作さえあれば、世界を語ることができる・・・・・・そんな錯覚にひたらせてくれるファンタジーがほかにあるだろうか」と絶賛する作品ですので、乞うご期待。

最後は帝国

昨晩は、東京でのサンボア百周年記念パーティー、そして京都、大阪と行なわれてきたパーティーの最後になりました。会場は帝国ホテル、押しも押されぬ、日本一の格式のホテルではないかと……

今回も京都、大阪に引き続き、会場販売を致しました。

スポットライトがテーブルにあたっているので、右側のポスターがやや暗くなってしまいましたが、それでも写真を撮っている方がいらっしゃいました。

今回は会場入り口のすぐ横です。この前をお客様が通るので、人通りは賑やかでした。お隣のシガー販売ともども足を止めてくださる方が多かったです。

本を並べ準備万端です。3会場目ともなると手慣れたものですし、サンボアの方々とも顔なじみになりました。

そして三つの会場で話題になったかどうかは知りませんが、今回もサンボアのネクタイ(非売品)を締めて会場入りです。ブラウスは鳥が舞う柄です。会社の同僚に「サンボアと鳥でサントリー?」と言われましたが、そんなこと全く考えてもみませんでした。しかし、サントリーの副社長の挨拶もありましたし、それほど悪い語呂合わせでもないような……(汗)

右上に写っているのは、大阪のサンボアでいただいた百周年記念の缶バッヂです。全部で9種類くらい作られたようで、来店者にランダムでひとつずつ配布していたようです。

そして最後、『バー「サンボア」の百年』に、サインをいただきました!

追伸:

パーティーの最後に全オーナーが登壇し、締めの挨拶は最年少オーナー、数寄屋橋サンボアの津田さん。千両役者を思わせる見事な、そして感動的なスピーチでした。