2012年のアーカイブ
笹子トンネル
中央道の笹子トンネルで大きな事故がありました。関東や中部以外の地域でどれくらいの報道になっているのかわかりませんが、東京のニュース番組では今日の昼以降、最初に取り上げるのはこの事故のニュースです。
笹子トンネル。通ったことは何度かあります。最近は中央道を走る機会もなく、ほとんど記憶はありませんが、笹子に限らず、どこの高速のトンネルでも起きる可能性があるのではないかと考えると非常に怖いです。そもそも車を運転しているときにトンネルの天井が落ちてくるとか、対向車がセンターラインを飛び越えて突っ込んでくるなんて予想しながら運転している人は皆無でしょう。そんなことを常に考えていたら逆に怖くてハンドルなんて握れません。
今回はトンネルの天井でしたけど、しばしば土砂崩れに巻き込まれたとか、これからの季節ですと雪崩に巻き込まれたというニュースも聞かれます。土砂崩れや雪崩は多少の前触れのようなものがあるみたいですが、地元の人ならともかく、高速では誰もそんなこと気にして走っているわけではありませんから怖いです。
走っていて、脇の壁や斜面が崩れてきたら、トンネル内の天井ではなくとも上から物が落ちてきたら、しばらくは車を運転するときにそんなことを考えてしまいそうです。それにしても、各高速道路会社には、まずはすべてのトンネルの再点検を望みたいところです。
キンドルで読むか?
何度も触れているように6600円もする高額な海外小説『2666』がよく売れています。
あの厚さ、内容はとても面白くてどんどん読んでいけるのですが、とても通勤通学の電車内で読むような大きさではありません。寝しなに布団に横になって読むのも30分くらいが限度です。手が疲れてしまいます。Twitter上でも腱鞘炎と闘いながら読み進めているかたがたの報告がつぶやかれているとか。そんなにまでして読んでくれるなんて、とてもありがたいことです。
ところで、こんな記事がありました。
ここに書かれている内容はともかく、コンパクトな筐体に書籍何百冊、否、1000冊程度収納してしまう電子書籍端末はとても便利、という声が当初聴かれていました。端末の普及の度合いはともかく、確かにあれ一台でたくさんの本を持たなくて済むというのは魅力ですし、それはようやく商品が出揃った今でも変わらないことだと思います。
で、思うのですが、そういう時、この『2666』なんて、電子書籍端末で読むにはうってつけのボリュームではないでしょうか? 実際、この本は1.2キロの重さがあります。とても日常的にカバンに入れて持ち歩くような重さではありませんし、大きさもかなりのものです。
でも、これが電子書籍化されたら、あのコンパクトなキンドルとかコボに入ってしまうわけです。とても気軽ではないでしょうか? 値段設定の問題はありますが、これなら今以上に普及すのではないかとも思えます。
ただ、どうでしょう?
この本が電子書籍になったら買いますか?
あたしは、この本を買ってくださっている方々、たぶん電子書籍だったら半分も売れないのではないかという気がするのですが……
午前様?
本日は、多摩地区の某書店の人文書勉強会。テーマは仏教について、でした。
都心部の大型店と異なり、地元密着の小規模店にとって、人文書をはじめとした専門書をどう売るかはなかなか難しい問題だと思います。正直に言ってしまえば、しっかり揃えるだけのスペースが取れないのであれば、全く置かないというのも一つの選択肢だと思います。それでも書店の側がそのジャンルを強化したいというのであれば、協力したいと思うのが出版社の「さが」です。
さて、その仏教のお話。広く宗教と考えてもいいかと思いますが、そうなるとキリスト教やイスラム教などをどこまでフォローするかという問題にぶつかります。最近は若い僧侶のエッセイのようなものも売れていますが、あれらは宗教のコーナーでよいのか、という悩みもあります。
個人的な印象から言ってしまえば、宗教の教義について知りたいというのであれば専門書、人文書のコーナーだと思いますが、宗教に癒やしを求めたいというのであれば自己啓発や文芸・エッセイのコーナーでよいのではないかと思います。もちろん仏教の場合なら、日本史の棚に入れ込んでしまうというのも中小規模店ならではの並べ方だと思います。逆にキリスト教やイスラム教も昨今の中東情勢などと絡んでくると、むしろ時事、国際問題のコーナーの方がフィットするのではないでしょうか?
たぶん、1000坪クラスのお店でなければ、宗教だけを切り取ってしっかりとした棚作りをするのはスペース的に難しいと思います。それよりも、上に書いたように他のジャンルとの親和性や関連性を考えて並べる、棚を作っていく方がお店の人も仕事をしていて楽しいのではないでしょうか?
若い僧侶のエッセイなど、主たる読者は女性だと思います。「女性エッセイ」という棚の分類にしてしまうと漏れますが、「女性向けエッセイ」という分類なら作家、評論家、エッセイストの作品と一緒に並べられるでしょう。そういう工夫も楽しいのではないかと思いました。
とまあ、そんなこんなで打ち上げにも出ていたら、あやうく午前様になるところでした。
今日の配本(12/11/29)
売れ方
刊行以来、『2666』が絶好調で売れています。この出版不景気の世の中で、本体価格6600円、900ページ近い厚さ,1.2キロという重さ、それでもそんなことはハンディとせず、むしろ通常の海外文学作品よりもはるかに売れています。ただ、そこにちょっとした傾向が見えるのも事実です。
都心部、地方都市でも中心部の大書店では、それこそ入荷する側から売れている、高い本なのでおっかなびっくり発注したけど見事売り切って、むしろ追加が欲しいくらいという書店がいくつもあります。9月下旬に刊行した本書、9月、10月の2か月(実質1か月ほど?)の実売で10冊以上売っている書店が十指に余ります。これは異例なことであり、異常なことだと思います。
その逆に、小さい書店、ほとんどうちの本が配本されない書店ではお客様から問い合わせを受けることもないような感じのようです。これはかなり極端な現象ではないでしょうか?
このような高い本なので、読者の思考回路としては「近所の小さい本屋では置いていないだろうな」→「こんど都心の大型店へ行ったときに買おう」という流れになっているのだと思います。また「高い本だからどうせならきれいな本を買いたいな」→「都心の大型店なら何冊も置いてあるからきれいな本を選べるな」という思考回路も働いているのではないでしょうか?
つまりは書店の二極化です。
こういう場合出版社としてはどうしたらよいのでしょうか? より売れる都心の大型店偏重で販促した方がよいのでしょうか? あるいは中小規模の書店に営業した方がよいのでしょうか? 難しいところですね。
地域のお客様と繋がり、地味とは言え日頃しっかり売ってくれている中小規模書店を排他したくはありませんし、かといってこれだけ高価格の本ですと、無理に営業して置いてもらうのもためらわれますし、難しいところです。
イタイのか?
久々に訪問したらこんなコラムが載っていました。
【1】褒められると喜びを噛み締めながら謙遜する
【2】「変な人にしか好かれないし…」を口ぐせにしている
【3】「女の子と話すのが苦手」と言いつつコミュニケーション能力が高い
以上は、心当たりありません。特に【3】など、むしろ男性と話す方が苦手かも知れないです。
【4】平気な顔で回し飲みをしてくる
ふつー、しないと思いますが、する人っているんでしょうね。
【5】「どれくらい彼女いないの?」と聞いても、お茶を濁して答えない
これは即答です。生まれたときから今に至るまでずーっといません!
【6】「私もモテないし、お互いに頑張ろうよ」などと非モテ扱いされると途端に不機嫌になる
【7】「特にこだわりはないんだけど…」と言いつつ、髪型や服にめちゃくちゃ気を使う
【8】メールや2人きりの会話では、「好き」を軽く口にする
【9】ちょっと相手にされないと、「俺って魅力ないのかな…」とマイナス思考を発動させる
以上の四つも特に心当たりはありません。
ということで、あたしの場合は辛うじて「痛い」とは思われずにすみそうかしら?
それにしても、また知り合いの書店員さんが結婚すると聞きました。皆さん、この忙しいのに、どうやって相手を見つけているのでしょう? どうやって交際、そして結婚にまでたどり着いているのでしょう? 不思議どころかミステリーです。まったく摩訶不思議なことです。
寒いですね
紅葉を堪能
先週後半の京都旅行で撮った写真を少しだけ紹介いたします。まずは詩仙堂です。
ご覧のようにとても美しい紅葉でした。午前中だというのに、そしてそれほどポピュラーな観光地とも思えない詩仙堂ですが、かなりの観光客で賑わっていました。木々は株によって色づきの悪いもの、鮮やかなものという違いがありましたので、できるだけキレなところを選んで撮ったのが上記の写真です。やはり赤だけでなく、橙、黄色、緑がほどよく、きれいに混じっていないと美しいとは思えません。
こちらはお昼に入った田辺宗のレストラン「葵匠」の料理の一つ、なんとお漬け物のお寿司です。さすが漬け物の専門店だけのことはあります。もちろん、これら以外にもとても美味しい料理を堪能いたしました。
食事の後は徒歩で下鴨神社へ。上の写真は、その境内へ入ってすぐのところにある河合神社の入り口です。その名前との引っかけで女性の美の神様として女性客の参拝で賑わっていました。心なしか、入ってくるときと出てくるときでは女性の容姿に変化があるような……
これはその河合神社の境内にある、鴨長明の庵の復元です。方丈記のアニバーサリーイヤーと言うことで、こういうものも脚光を浴びている様子でした。それにしても粗末な庵です。冬はたいそう寒かろうに。
そんな方丈記ブーム(?)にあやかって(?)売られていた記念のTシャツ。既にMとLサイズは売りきれとかいてありましたが、限定生産で2500円は高いのか安いのか、よくわかりません。肌触りが違うという謳い文句でしたが、触った限り、それほど気持ちよいとは思いませんでした。夏の暑いときに着れば、その品質の違いが実感できるのでしょうか?
そして、いよいよ参道です。森の中を森林浴しながら進みます。
参道の紅葉はこのくらいで、赤みがやや足りなく、詩仙堂に比べると美しさは格段に落ちます。それでもところどころ見事なグラデーションを見せてくれる木々もあり、自分の心の汚さが際立つ感じがします。
参道の途中にあったさざれ石です。国歌「君が代」に出てくるさざれ石のモデルだそうです。これがいつか一つの「いわお」になるのでしょうか?
そして、鳥居に到着です。向こうに社が見えます。もうすぐです。あと一息です。
その前に、参道脇にあった相生社。縁結びの神様として有名のようです。ご覧のようにたくさんの女性が一心不乱に祈っています。カップルで来て二人のこれからを祈るのではなく、あくまで独り者が伴侶を求めて願掛けをするところのようです。女性たちが次々に引きも切らずに参拝していました。あたしと赤い糸で結ばれている人がこの中にいたのでしょうか?
境内はちょうど七五三でごった返していました。あっちにもこっちにも家族連れです。そんな中、何組かの結婚式も行なわれていました。この喧噪の中、よくもまあ式を挙げるなあと思いますが、相手がいるだけマシですね。あたしなんかいつになることやら。それにしても、朝は小雨の空模様でしたが、昼前からは薄曇り、午後からは少し日が差すくらいにまで回復し、七五三にしろ挙式にしろよかったのではないでしょうか?
道中案内
木金で行ってきた京都。紅葉も見頃で、とてもよい目の保養になりました。
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詩仙堂や下鴨神社など、初めて訪れた場所はとても興趣をそそられるところでした。観光シーズンたけなわで、どこも人が多かったのには閉口しましたが、その人の多さの一翼を担う、否、一因となっていたのもあたしたちなわけで、不平や文句を言っても始まりませんよね。
詩仙堂や下鴨神社で撮った写真はFacebookの方に一部アップしてありますが、後ほど改めてこちらにもアップいたします。それにしてもガラケー、スマホで撮っている人が多く、デジカメで撮っている人がずいぶんと減りましたね。また昨今のカメラブームを反映してか、はたまた秋の京都だからなのか、本格的なカメラを首からぶら下げている人も目立ちました。そんな中、10.1インチのタブレットで撮っているのはあたし一人のようでした(汗)。













