さあ公開!

映画「ミケランジェロ・プロジェクト」が本日より公開です。どのくらいお客さんが入るのでしょうか?

本日の朝日新聞にもご覧のように大きな広告が載っていました。そしてこの広告に小さく載っている「原作」は角川文庫版です。

 

角川文庫版は、映画と同じく『ミケランジェロ・プロジェクト(上)』『ミケランジェロ・プロジェクト(下)』というタイトルですから原作なのは自明ですが、本来この角川文庫本の親本はあたしの勤務先から出ている『ナチ略奪美術品を救え』なんです。決して、娯楽小説なんかではない作品です。

できれば、うちのも売れてくれるといいなあ、そう思います。

百年対決

書店店頭でこんなパンフレットを手に入れました。

「ガチンコ勝負! 読みたいのはどっち?」と題して、岩波現代文庫と平凡社ライブラリーの合同フェアです。「容赦なき対決」なんて書いてありますが、より容赦がないのはどちらでしょうか?

岩波書店は一昨年、平凡社は昨年、それぞれ創立百年を迎えた先輩出版社です。お互いに百年の看板を背負って立った真剣勝負といったところ。最近はこの両社以外にも、新書や文庫で会社の垣根を越えたコラボフェアが散見されますが、その一つのバージョンといったところでしょうか。

パンフレットを開くと、それぞれのレーベルの編集長による挨拶文が載っていて、更に広げると上の写真のように「花開く文学と愛」「問われる「戦後70年」」という今回のフェアのに大テーマに沿って、それぞれのリストが載っています。ちなみにこんな書店で開催中(もう終了したところもあり?)なんだそうです。

こういったコラボ、やりたいなあと思っても、あたしの勤務先では、なかなか他社とコラボできるようなレーベルがないのが残念なところ。よく声をかけていただくのは、新潮社のクレストブックスとエクス・リブリスのフェア。とはいえ、このパンフレットのように合同で取り組んでいるわけではなく、あくまで書店の方が「一緒に並べてみようと思ったから」という、結果としてコラボフェアになったというだけなのですが……

思いは必ず通じるもの?

人の思いというものは念じ続けていればきっと叶うものだ、とはよく言われますが、本気でそんな言葉を信じている人はいない、いや、少ないと思います。だって、思っていたところでそれが通じないことなんて生きていればいくらだってありますから。

しかし、この数日来、あたしはちょっとこの言葉を信じてみようかな、という気持ちにさせる体験をしました。

えっ、何があったのかって? それは以下の写真です。

誰?

というのが大方の感想ではないかと思いますが、わかる方はわかることでしょう。乃木坂46のメンバーの一人、「まなったん」こと秋元真夏の写真です。

この写真がどうしたのかと言いますと、当たったのです。

最初から説明しますと、左の写真は乃木坂46の最新シングル「今、話したい誰かがいる」に入っていた特典です。そして右側の写真は同じく乃木坂46主演のドラマ「初森ベマーズ」の公式写真集『君といた夏~もうひとつのベマーズ~』の特典です。

 

「それがどうしたの?」と言われそうですが、こういったCDなどにメンバーの写真が特典として封入されているのはよくあることで、それ自体は珍しくもなんともありません。ただ、AKB48グループの百をもって数えるほどではないにせよ、乃木坂46も一期生と二期生で三十数人いますから、実際に商品を開けてみるまではどのメンバーの写真が入っているかはわからないのです。

マニアだと全メンバーの写真を集めるために、何枚も何冊も同じ商品を買うこともあるようです。うーん、昔のプロ野球スナックみたいですね。確かに全メンバーの写真をコンプリートしたいという気持ちも理解できますが、それにしては対価が高すぎます。

で、全メンバーを集めなくとも、自分の推しメンの写真がゲットしたいと思うのはファンとしては当然のことで、買った商品に入っている写真が誰なのか、たぶん、それがもっとも気になるところではないでしょうか? ですから写真集を二冊か三冊買って推しメンが当たればラッキーな方かもしれません。

そんな中、あたしはなんと、CDも写真集も、どちらも推しメンである秋元真夏の写真をゲットできたのですから、幸運の極み、幸せの骨頂(by清水ミチコ)というものです。一発目であたるなんて……

ちなみに、乃木坂46にはもう一人推しメン・若月佑美がいるのですが、そちらはかすりもしませんでした。となると、足して二で割ると、それほどラッキーでもないのかしら?

いやいや、そんなことはないです。30数名分の一の確率をここまで見事に連続でゲットできるとは、やはりそれなりについている証拠だと考えざるを得ません。やはり「まなったん♥」な思いが通じたのでしょうか?

しかし、こんなことに人生の運を使ってていいのでしょうか? と自問。

答えて曰く、もう実人生にはラッキーなことなんて起こりそうもないから、せめてこちらの世界ではラッキーな人生を送らせてよ!

確かに、それも一理あると思います。だって、あたしの実人生、思いが通じたことなんて一度もなかったもの……(涙)

早くもスキャンダルか

乃木坂46が、アイドル界屈指のビジュアルの高さが売りのグループであることは異論がないと思いますが、それでも見た目というのは人それぞれ好みがあるわけで、それを無理強いするつもりはありません。ただ、あたしは乃木坂ちゃん、好きなだけです。

そんな乃木坂46の妹分なのか、ライバルなのか、位置付けがいまだにわかりませんが、このたび欅坂46というグループが出来、テレビでもメンバーのお披露目が行なわれております。ビジュアルは先輩である乃木坂と比べてどうなのか、ネットでもかなり書かれているようですが、少なくともAKB48やその姉妹グループとは異なり、欅坂も「清純・清楚」をコンセプトに活動していくのではないかと思います。

が、いきなり淫行騒動が出てしまいましたね。

事の真偽はわかりませんし、グループに入る前であれば反社会的な人と交際していたのでもない限り、それほど目くじらを立てることはないのではないかと、あたしは思います。もちろん、ファンにとっては自分の推しメンには清純でいて欲しいと、勝手な願望を抱きがちで、自分の推しメンだけは違う、と主張したい気持ちもわかりますし、それが高じて裏切られた(←というのも勝手で、一方的な思い込み)と思えば、今度は逆に罵詈雑言を浴びせたくなる心情も理解できなくはありません。昔から言う、かわいさ余って憎さ百倍、というやつでしょう。

まあ、先輩の乃木坂だって、清純・清楚のイメージをひっくり返しかねないスキャンダルに何回か見舞われていますし、メンバーの複数がそういう騒ぎに巻き込まれていますから……

そもそも「いまどき17歳や18歳くらいになって、恋人がいない方がおかしい」という社会常識(?)だってあるわけですから、グループ結成前の彼氏が出現したからって驚いていていけませんよね。でも、こういうアイドルにハマる人って、あたしも人のことは言えませんが、たぶん大多数は彼女なんて出来たことがない、女の子とろくに話をしたこともない、そんな連中が多いのではないでしょうか? だからこそ「ボクは彼女も作らず(←出来ないとは認めたくない!)、君だけをひたすら応援しているのに、君はボクを裏切るのか?」という思い込みに行ってしまうのでしょうね。

その点、あたしはまだプラトニックですね(汗)。

今朝は焦りました! でも、早起きは三文の徳、早朝出勤は……?

今日は新刊4点の見本出しでした。

しかし、あたしはそれをすっかり忘れておりました!

見本出しの準備、つまり取次へ持って行く書類だとか、データなどを用意するのは社内であたしの仕事なのですが、それをすっかり忘れていたのです。もちろん、見本出しは朝一番で取次へ持って行くわけですから、さあ大変。

幸いにも、4点とはいえ、そのうちの3点はシリーズものなので面倒な作業ではありませんでしたが、出社して、あたしの机の上に今日の新刊が置かれているのを見たときには、冷や汗ものでした。

しかし、こういう時に出社時間が早いと便利ですね。

あたしは、ほぼ毎日朝の7時すぎに出社するので、始業までは2時間弱、正味で言えば1時間半は時間があります。1時間半あれば、見本出しの準備はできます。すぐに頭を切り換えて、慌ててミスをしたら意味がありませんから、その点は「時間は十分にある」と自分に言い聞かせながら、見本出しの準備作業を行ない、9時には20分ほど時間の余裕を残して終わらせることができました。

しかし、しかし、本当に焦りました。もし中央線でお馴染みの人身事故とか信号機故障で電車が遅れたりしていたらと思うと冷や汗が出ます(^_^;)

たるんでいる証拠でしょうか?

ナン・カレ、今年は地味だ……(^_^;)

この時季恒例の「Nancy Calendar」ですが、休日の今日、自宅でチマチマ制作作業に勤しんでおりました。プリンタのインクと用紙が足りなくなってきたので、作業は途中までにして、またあさっての祝日に続きの作業をやりたいと思います。

しかし、しかし、今年はちょっと全体的に地味めです。いや、今年ではなく来年と言うべきなのでしょうか。とにかく2016年版は例年に比べかなり地味なカレンダーになりそうです。ちょっとパッションが足りないと自分でも思います。

ちなみに、昨年と言いますか、2015年版の表紙(カバー)はこんな感じでした。

「このコート、いったいどこで買うの?」という質問をよく受けましたし、多くの書店員さんからは「こんど着て来てよ」ともしばしば言われました。お答えしますと、購入はネット、着用については部長禁止令が出ているので、仕事で着ることはまかりならん、ということになっております(汗)。

それはさておき、今年はどんなデザインになっているか。それは出来上がってからのお愉しみです。ちょこっとだけ言いますと、紫がベースカラーになっています。そう言えば、ご覧のように、昨年もタイトル文字が紫でしたね。個人的に紫や藤色が好きなのと、乃木坂46のテーマカラーが紫だということが影響しているのは間違いのないところでしょう。

それにしても、この写真を見て思い出しましたが、なんとかこのコート、どこかで着る機会をこの冬も作りたいところです。しかし、なかなかそこまで寒くならないのが東京の冬ですし……

ちなみに、フル装備になると上の写真のようなスタイルになります。コートはフェイクファーなのですが、帽子は本物の毛皮です。学生時代に初めて訪れた北京で買ったものです。今から考えると相当安い値段で買えました。たぶん5000円もしていなかった、3000円台だったはずです。今の北京なら数万円はするでしょうね。

で、話は戻ってナンシー・カレンダーです。今年はもう勤務先のウェブサイトでの連載はやっていないので、サイトで募集し抽籤の上、プレゼントという企画はありません。ふだんお世話になっている書店員さんを中心に配る予定です。

荀子の二千年

朝日新聞の読書欄です。

ルシファー・エフェクト』が取り上げられていました。

この本、書店で見て、ちょっと気になっていたんですよね。タイトルからして引かれます。どんな本かってよくわかっていなかったのですが、かの有名な「看守と囚人」の実験をやった方の著作だったのですね。

さて、荻上チキさんの評の中に

善人も「状況の力」によってたやすく悪魔となる。

とあります。この部分を読んで思い出されるのは古代中国の思想家・荀子です。ほぼ二千年前の荀子は既に人間の性は悪であり、善であるというのは間違っている。であるから、放っておくと悪になってしまう人間は絶えず礼によって正さなければならないとならない、と主張しました。

こういうところを見ると、人間観察の鋭さにおいて、古代中国は西洋をはるかに凌駕していると感じます。

 

 

荀子について興味をお持ちの方は岩波文庫の『荀子(上)』『荀子(下)』や中公クラシックスの『荀子』、講談社学術文庫の『荀子』などがお薦めです。

関西みやげ

先週の広島・松山・高松、二泊三日の研修旅行に引き続き、あたしは一人、関西ツアーへと入りました。研修旅行が水木金でしたので、土曜から始まった関西ツアー。ルーチンのツアーでは土日は効率が悪くなるので避け、月曜から金曜というスケジュールが多いのですが、今回はそういうわけにもいかず、土曜から水曜というちょっと変則なスケジュールとなりました。そんな関西ツアーでゲットしたものなどを少々ご紹介します。

まずは上の写真。丸善&ジュンク堂書店梅田店の百周年フェア。一階のメインフェア棚で展開中です。10月初めからスタートで二か月間。あとちょうど一か月ですね。アイテムによっては残り一冊になっているものもありましたし、きちんと確認はしていませんが売り切れたものもあると思われます。

上の写真は京都の書店に置いてありました。光文社と京都の書店とのコラボ企画「本屋さんへ行こう」のパンフレットです。光文社70周年の企画のようですが、かなり大規模なフェアですね。府内の書店だけではなくカフェも何軒か参加しているようです。

そのパンフレットは折りたたまれていたので開いてみると上のような感じ。京都の地図に参加している書店、カフェが示されています。地図を頼りに参加書店を巡るのもよいでしょう。

もちろん、パンフレットには地図だけではなく、本を片手にまったりできるカフェの紹介やプレゼント企画の案内も載っています。これだけのことを企画するのには、どれくらいの準備が必要になるのでしょうか? 京都の書店組合などとも日頃から強い関係を作っておかないと無理でしょうね。さすが大手出版社!

上の写真は早川書房のもの。左が70周年フェアのパンフレット、右が文庫の冊子、のようです。左のパンフレットでは早川を代表する14の作品が紹介されています。右の冊子では「ハヤカワ文庫の100冊」として年表風にハヤカワ文庫の歴史と代表作品が紹介されていて、フルカラーの立派な小冊子です。

100冊の内訳は、「年代ごとに長年読み継がれてきた60冊」と「2010年以降に刊行された、いまのハヤカワ文庫が誇る40冊」だそうです。あたしはほとんどSFを読まないのですが、こうしてみると面白そうなものが散見されます。

上のチラシはブックファーストでいただきました。まさにそのまま「英ガーディアン紙が選ぶ英語で書かれた偉大な小説100選」のリストです。こちらのリストを翻訳したもののようです。こういうサイトやリスト、もちろん情報としては知っていますが、実はこうして日本語に訳すのって結構面倒で、このようなリストがあるとありがたいです。

  

  

ちなみに、このリストの中にあたしの勤務先から邦訳が出ているものはこちらです。

スクープ』(イーヴリン・ウォー)、『マーフィー』(サミュエル・ベケット)、『スウィム・トゥー・バーズにて』(フラン・オブライエン)、『すべて王の臣』(ロバート・ペン・ウォーレン)、『火山の下』(マルカム・ラウリー)、『キャッチャー・イン・ザ・ライライ麦畑でつかまえて)』(J・D・サリンジャー)、『ミス・ブロウディの青春』(ミュリエル・スパーク)の7作品。これはなかなかの占有率でしょうか? リストの中には少なからず「未邦訳」というのもありましたので、日本の出版社ももっと頑張らないといけませんね。

上の写真は海外文学ファンには嬉しいニュースとなった、集英社の新しい海外文学のシリーズの小冊子です。とりあえず欧米を中心とした13冊で刊行が始まるようで、最初の配本は既に並んでいますね。文庫なので手に取りやすいとは思いますが、やはりガイブン、ちょっとお値段が高めでしょうか、文庫としては。

それでも、こういう新しいシリーズが立ち上がるなんて、海外文学ファンには朗報です。あたし個人として欧米以外の作品、特にアジアがまるっきり含まれていないのが悲しいところです。全くの想像ですが、このシリーズ「全13巻」と謳っていますが、売れ行きがよければ「第二期」として続刊が出るのではないでしょうか。その時には欧米以外の作品も入ってくるのではないかと期待しています。

冊子の最後に状景の三名の方のコメントが! この中でモデルの市川紗椰さんの言葉、「文化や時代背景の違いを乗り越えられる、現代の日本人を感動させる」が気になります、悪い意味ではなくよい意味で。ふつう、ガイブンが苦手な人ってここを越えられなくて挫折するのですよね。こういうシリーズによって、少しでも乗り越えられる人が増え、もっともっと海外文学が読まれるようになれば、と思います。

最後に、ジュンク堂書店大阪本店でもらったパンフレット。先月末(つまり昨日)までやっていた「あの頃の少女漫画はブンガクだった!」フェアをフィーチャーしています。本好きな二人(モチ&タケ)による、これからの独自企画に期待大です。

二泊三日のまとめ

5回連続でダイアリーをアップしましたが、なにやら楽しい観光旅行のような写真ばかりをアップしてしまったので、あくまで二泊三日の研修旅行であった、仕事であったということを強調しておきたいと思います(汗)。

何度も書いているように、行程は広島から松山、そして高松で、最後の高松ではジュンク堂書店高松店のグランドオープンの日に重なりました。

高松くらいの地方都市で、こんなに大きな書店が必要なのか、という意見もあるかと思いますが、来ているお客さんの表情を見ていると、「こんなに本がたくさん並んでいるところを初めて見た」という驚き、感動にあふれていたように思います。やはり既存のお店とは在庫量が圧倒的に異なります。小さいころから身近に本に接していたかどうかがその後の人生に大きく影響するように、街に大きな本屋があって日ごろからたくさんの本に接しているか否かは、本に対する気持ちが変わってくるものではないでしょうか? これまで以上に本が身近になれば、ジュンク堂書店だけでなく既存の書店にもプラスの効果が生まれるはずだと思います。

さて、今回の研修旅行ですが、やはり移動距離がいつも以上に長かったです。つまりは移動時間もそれだけかかったということで、広島から松山への船、松山から高松への電車、どちらもそれなりの時間を要しました。もう少しコンパクトに回るというのも、今回の地区では難しく、致し方なかったとは思います。

が、あたし自身は船も特急も満喫できたので、このくらいの移動時間の方が旅をしている雰囲気が感じられたよかったかなと思っています。いや、旅を感じていてよいのでしょうか? あくまで研修ですよね、研修。「研修旅行」の重心は研修にあるのであって、旅行にあるのではないのですから。