2016年のアーカイブ
今日の配本(16/01/18)
ホラーではなくシリアルキラー?
ダリオ・アルジェントの監督デビュー作「歓びの毒牙」を視聴。1970年の作品。
映像はいかにもアルジェントといった感じで、当時としては音楽と相俟って相当スタイリッシュな印象を与えたのではないでしょうか? ダリオ・アルジェントと言えば、いや言わなくとも一定年齢以上の日本人なら誰もが知っていると思われる「サスペリア」でしょうが、本作は悪魔と霊とか、そういったものは出てきません。ですから、ホラーではないですね。
ストーリーを簡単におさらいしますと、イタリアに滞在中の売れないアメリカ人作家の青年が主人公。ようやく一冊出すことができ、印税も入ったのでアメリカに帰国できるという矢先、たまたま帰り道に女性が指されるところ目撃、自身もショーウィンドーに閉じ込められてしまします。最初は犯人と疑われつつも、唯一の目撃者としてパスポートを取り上げられ帰国できなくなってしまいます。ローマではこのところ連続女性殺害事件が起きていて、警察も躍起になって犯人を追っているのでした。
さて主人公も乗りかかった船で、警察と協力しつつも犯人捜しを始めますが、逆に犯人に襲われてる始末。その間にも女性は襲われますが、主人公も少しずつ犯人に迫っていきます。そして、察しのよい人なら途中でわかっていたかもしれないあの人が真犯人でした。
いったん犯人が挙がったと見えて実は真犯人は別にいるという展開は、今となっては陳腐ですが、当時としては斬新だったのではないでしょうか? それに犯人至るヒントとなる絵の謎、その絵に隠された真犯人の過去。なかなかよくできた作品ではないでしょうか。少なくとも、今でも決して古臭いとは感じない作品だったと思います。
そしてもう一本。スカパー!で放送していた「ゆがみ。〜呪われた閉鎖空間〜」を視聴。
オムニバスで、ホラー作品を主としていたころの「世にも奇妙な」のような感じです。ウェブサイトはこちら。
そのウェブサイトを視て気づいたのですが、全部で8つの作品があるようですが、スカパー!のMONDO TVで放送されたものでは「報復」が放送されていなかったと思います。なんででしょう? 権利関係の問題なのでしょうか?
で、個人的には「メイキング」と「ツナガル」がよかったかな、という感じです。作品そのものよりも、出ている女優さんが好みのタイプかどうかで決めている感がありますが(鮎川桃果とか?)、「ツナガル」はちょっと切ない感じがあって、それなのにああいう結末になっちゃうのか、と思いました。また「生命保険」もなかなか怖い話ですが、セールスレディ(末永百合恵)があんなにAV女優みたいでよいのでしょうか?
山と積まれている!
このところ書店を回っていますと、結構よい場所に『乃木坂46物語』が山のように積まれているのを見かけます。
いや、「山のよう」というのは言いすぎかも知れませんが、それでも「えっ、この規模のお店でこんなに?」と思ってしまうような量だったりすることがあります。国民的アイドルと呼ばれるAKB48ですら、書籍まで買う人は限られているだろうに、ましてや乃木坂46なんて、と乃木坂ファンのあたしでも思います。
それだけ人気があるという、いや、人気ではなく勢いがある、ということなのでしょうね、乃木坂46に。確かに、このところの雑誌の表紙への登場頻度は、全盛期のAKBに並んだと言ってよいのではないでしょうか?(ちなみに、AKBの全盛期がいつなのか、明確には答えられませんが……汗)
で、この本と一緒に並んでいるのを見かけるのがこちら。
『みんなの山本彩』です。
どちらも世間一般からはAKBでしょ、と思われつつも、ファンからすると「一緒にするな!」という立ち位置が共通していると思います。
ちなみに、あたしはこの二冊とも持っています!
文芸は肩身の狭いジャンル?
けだもの!~上回ったのか、下回ったのか?~
ライト点灯要請
まだ7時前ですが、今朝は、ちょっと荷物を取りに会社へ行って来ました。
朝4時に起き、4時半に出発。まだ最寄り駅までのバスが走っていない時間なので自家用車です。
この時間帯は空いていますので、およそ1時間で到着、荷物を運び出し、すぐに会社を出発。6時半帰宅。
まだ外は真っ暗な時間帯。クルマも少なめでしたが、散歩やランニングをしている人はチラホラ見かけました。皆さん健康を考えているんだなあ、こんな暗いうちから、寒い中、偉いなあ、と思いながらハンドルを握っていました。
そういう方たちに対しては微笑ましく、温かい眼差しを向けられるのですが、頭にくるのは自転車です。
別に自転車そのものを憎むつもりはありません。あたしだって自転車は乗りますから。
困るのは、無灯の自転車です。帰路は徐々に東の空が白み始めたとはいえ、ほぼ全行程真っ暗な「ザ・夜」という状態。ライトに照らされなければ、歩行者だっているのかいないのかわからないような暗さです。
にもかかわらず、無灯で走っている自転車が意外と多いのにビックリしました。自分たちはクルマが見えているし歩行者もわかるから大丈夫、なんて思っているのでしょうか? ライトは前を照らす以上に、自分の存在を知らしめるという意味があるということを理解していないのでしょうか? 運転しながら、何かがライトに反射して、「あっ、自転車だ」と気づいたことがしばしばありました。
無灯火の自転車、郊外でも都心でも、どちらでも見かけました。が、あえて言えば都心の方が多かったでしょうか? わが家の近所、東京の郊外は、そもそも周囲からして暗いので、自分でも見にくいからライトを付けている自転車が多いのでしょう。それに対して都心は、夜中でも周囲がそれなりに明るいので、自分が自転車を運転する限りにおいてはライトを付けていなくても困らない、と思っているライダーが多いようです。
しかしながら、やはり暗いとき(もちろん明け方や夕方も)、ライトは付けてもらわないと困ります。クルマを運転しているこちらが怖いです。逆にバイクは、昼までも点灯という習慣がほぼすべてのライダーに浸透しているようですね。
こういう感覚、自分が免許を取り、クルマを運転するようになって初めて気づく、というところがあります。あたしも、自分が免許を持っていなくてクルマを運転していなかったら、恐らく無灯火で自転車を走らせるような人間になっていたかもしれません。自分がクルマを運転する立場だからこそ気になるものです。
やはり自転車も免許制にして講習を受けさせるべきなのではないでしょうか?
人間の醜い部分
朝日新聞の夕刊に載っていた広告です。あたしの勤務先とは何ら関係ありませんが、ちょっと気になったので。
小林秀雄の講演集の広告です。昨今はどうなのか知りませんが、あたしが受験生のころ、現代文の問題では小林秀雄の登場率は群を抜いていたと思います。物語だといろいろな作品が出題されていましたが、論説文の場合、かなりの確率で小林秀雄の文章でした。
で、それはともかく、この小林秀雄の写真です。タバコをくゆらせている氏の写真です。タバコが好きだったのでしょうか? そうでしょうね。しかし、嫌煙権が叫ばれ、タバコの広告やドラマでの喫煙シーンがかなり制限されている昨今、この写真はどうなのでしょう? むしろ逆効果なのではないか、そんな気がします。
さて、本日の朝日新聞ネタ、本題です。
映画評、「フランス組曲」です。映画は先日来公開されていて、それなりに評判のようですね。いわゆるハリウッド大作ではありませんが、口コミでよさが広がるタイプの映画だと思います。
で、今回の紹介文、恋愛ドラマとしてはともかく「人間観察の妙」に注目しています。映画は、あたしも観ましたが、確かに恋愛ものとしてはやや陳腐と言いますか、もう少し紆余曲折、乗り越えるべき困難があってもよいのかな、という気がしました。そのあたり、未完の作品ということも関係しているのかもしれません。
が、恋愛ドラマとしてではなく、極限状態における人間の行動、その愚かさというか醜さというか、そういったものについては実によく描けている作品だと思います。実は本来のテーマがこちらだったのではないでしょうか? 生き延びるためだったら、平気で人を裏切る。裏切ったのに裏切っていませんよという顔を平気でする。そんな人間の性がよく描かれている作品です。
翻訳の『フランス組曲』ではどんな感じなのでしょうか? ちょっと気になります。

