日向坂46が出来た途端に日陰坂46という言葉が生まれたのが気になる……

けやき坂46が日向坂46に改名したニュース。

「日向」を「ひゅうが」ではなく「ひなた」と読ませ、これまでのハッピーオーラというグループカラーとも相俟って好意的に受けとめているファンが多いのは嬉しいことです。

ただその一方で、欅坂46を「日陰坂46」などと揶揄する一部ファンが現われているのにはちょっと失望してしまいます。

確かに、平手友梨奈の体調に伴うライブの中止とか、歌番組に出た時のやる気のない踊りとか、このところネガティブなイメージばかりが報じられる欅坂46ですが、彼女たちを日陰坂と呼ぶのは間違っていると思いますし、頑張っている彼女たちに失礼だと思います。

個人的には、あえて「日陰坂」と呼ぶのであれば、それは今までの日向坂、つまりけやき坂46のことだと思います。

大きな欅の根元で生い茂っている葉に遮られてなかなか太陽光を浴びることもできず日陰の位置に留めおかれ続けたけやき坂46のメンバーたち。いつかは自分たちも幹の上の方で太陽に向かって葉を広げると思っていたのに、そういうチャンスは巡ってこず、ひたすら根本で落ちてきた葉を養分として実力を蓄えてきたわけです。

そしてこのたびようやく根元から飛び出して、陽の当たるところへ出て来たのがけやき坂46、つまり日向坂46だと、あたしは思うのです。

あたしがそうだから言うのではありませんが、坂道シリーズのファンは乃木坂も欅坂もけやき坂もみんな応援しているファンが多かったと思います。だから一部のファンがこんなふうに対立を煽るようなことをしてしますのは悲しいことだと思うのです。

後れているとかいないとかの問題ではありませんが……

来週には『82年生まれ、キム・ジヨン』の著者チョ・ナムジュさんが来日し、新宿の紀伊國屋ホールで特別対談が行なわれます。そのタイミングで、あたしの勤務先からも『ヒョンナムオッパへ 韓国フェミニズム小説集』を刊行します。短篇集で、チョ・ナムジュさんも執筆者の一人です。

こんな感じで、韓国の女性作家の作品がちょとしたブームになっていて、先日の関西ツアーの時も、このようなフェミニズム系の作品を集めてフェでもやりたいね、という話を書店の方としておりました。韓国の女性作家という縛りでやるか、フェミニズムという括りにして広く作品を集めるか、そんな話題で盛り上がりました。

ただ、落ち着くところとしては、最近やはり刊行が盛んな台湾の作品なども加えたいとなり、またフェミニズムとかLGBTQを表に出すと拒否反応を示す読者もいるかも知れないから、ぼんやりと「いま読みたい、アジア作家フェア」といった看板のフェアがよいのではないかと、なんて話していました。実際のところは、韓国、台湾、日本の作品で、差別なども含めた女性問題、LGBTQなどを扱った作品を集めてみたら、ということになりました。

しかし、韓国や台湾はそういった作品も出て来ていますが、日本の作家の作品でこういったテーマで並べられそうなものってありますでしょうか? 書店の方と話ながら、ハタと困ってしまいました。パッと思いつくものがないのです。

もちろん、あたしは文芸作品をそれほど読んでいる方ではないので知らなくても当たり前なのですが、書店の方もサッと思いつくものがないなあと悩んでいる様子。もしかして、日本ではこういったテーマで作品を発表するのがまだまだ憚られる社会なのでしょうか? そんな気までしてしまいます。

考えてみますと、韓国と台湾は、評価はともあれ、ともに国のトップに女性を戴く(戴いた)わけで、この点だけを取り上げて比較するのもなんですが、日本はずいぶんと見劣りがします。

ちなみに、大陸中国は共産国家になってからは女性の社会進出が進み、男女共働きは当たり前、実際には差別はあるようですが、表面的には女性の幹部も目につきますし、同じアジアとはいえ、ちょっと異なるようですね。

結局、キーマンはねるなのか?

昨日、シングルデビューと改名が発表されたけやき坂46、もとい、日向坂46。

今朝の情報番組が軒並み取り上げていて、それも結構な時間を割いていたのが印象的でした。口さがない連中に言わせれば、ソニーが一番力を入れているグループだからテレビ局も忖度した、ということなのでしょうが、ファンとしては素直に嬉しいものです。

しかし、あまりの扱いの大きさにファンの方が戸惑っているような様子もうかがえます。果たして今回の改名は吉と出るか、凶と出るか。

改名したということは、事実上、欅坂46からけやき坂46が独立、分離したということですよね?

と言いますか、世間の多くの人が、そんな細かな事情を知るわけもなく、音声で「keyakizaka」と聞いた時に「欅坂」と「けやき坂」の二つを思い浮かべることができる人は極めて限られていることでしょう。

このダイアリーを読んでいる方の中にも「なんのことかサッパリ」という方も多いと思いますが、よろしければお付き合いください。

デビュー曲「サイレントマジョリディー」がいきなりの大ヒットで、一気にスターダムに昇った欅坂46、その歌詞や曲調、ダンスなどから反抗心や大人への反発というのがグループカラーのようにされてしまいましたが、果たして運営側はそれを狙っていたのでしょうか? あたしにはそうは思えません。

キーとなるとのは長濱ねるというメンバーの存在です。

彼女は最終審査まで残っていたのに、親の反対で連れ戻され、欅坂46結成時のメンバーには入っていません。しかし、どうしてもやりたいという熱意に親が折れ、スタッフの説得もあって、特例で最終審査を受けないまま加入したわけです。しかし、それでは既に決まったメンバーとの差がなくなってしまうからということで、ひとまず長濱ねる一人を「けやき坂46」としたという経緯があります。この時点では「けやき坂」は「欅坂」のアンダー、予備軍、研究生的な立場だったと思います。

そして、欅坂が動き出して間もないというのに、たった一人しかいない「けやき坂」長濱ねるのためにメンバーを追加募集して集まったのが「けやき坂」の一期生の面々です。普通に考えれば、次の曲くらいからは「欅坂」「けやき坂」のメンバーをシャッフルして、表題曲を歌うのが「欅坂」で、「けやき坂」はそのアンダーという位置づけになるのかなと、少なくともあたしは思っていました。乃木坂を見てきた者からすれば当然の予想だったと思います。「アンダー」と呼ぶのが可愛そうだから「けやき坂」という名称を付けた、という解釈でした。

しかし、その後も欅坂46のシングル曲は「欅坂46」のメンバーのみが歌唱し、せいぜいのところ長濱ねるが加わったくらいで、「けやき坂46」のメンバーはカップリング曲を歌うだけの存在でした。これでは何のために募集されたメンバーかわかりません。このころ、たぶん運営側は迷走していたのではないかと思います。

以下は、あたしの全くの推量、邪推と言ってもよいものです。

たぶん欅坂46の運営は、長濱ねるをどうしても入れたかったのだと思います。本人が親を説得したようなストーリーが伝えられていますが主導したのは間違いなく運営側だと思います。そうまでして入れたかった長濱ねるを中心としたグループを作ろうというのが運営側の当初の青写真だったのではないでしょうか? ところがデビュー曲で強烈な印書を残した平手友梨奈の存在、そしてその平手を気に入っている秋元康の意向で、欅坂46はよくも悪くも平手友梨奈を中心とした、大人への反抗を歌うグループとしてのレールが敷かれてしまったのだと思います。これは運営側の誤算だったと思います。

そこで、運営側はけやき坂46をアンダーや研究生ではなく、別なグループにする方向に舵を切ったのだと思います。ここで欅坂とけやき坂とで選抜制を導入したって、結局のところ表題曲は平手友梨奈路線にならざるを得ません。ソニー側はそれを嫌がったので、欅坂は当初のメンバー(+長濱ねる)で反抗路線を進ませ、けやき坂には運営側が本来やりたかった路線を歩ませようとしたのではないでしょうか?

だからといって、一気にグループ名を変えたり、独立したりというわけにもいかず、なんとなく宙ぶらりんな状態でグズグズしているうちに、けやき坂46は実力を付け、人気も備わってきて、昨日の発表となったのだと思います。

欅坂もけやき坂も仲良く、ファンも仲良く、というのが理想ですが、秋元康的にはむしろはっきりとカラーを分け、なんなら双方のファンも対立して煽り合うような方が両グループが活性化し、お互いの(ファンの?)競争から売り上げにも増えると計算しているのではないでしょうか?

つまるところ、最初の段階で長濱ねるがすっきりと欅坂46に入っていれば、平手友梨奈センター固定路線にはならなかったでしょうし、大人への反抗路線も既定路線にはならなかったと思います。なにより、あのタイミングでけやき坂46が募集されるということもなく、けやき坂46というグループ事態が存在していなかった可能性が大です。

たった一人のけやき坂から兼任となり、その後欅坂専任となった長濱ねるは今回の成りゆきを心の底ではどう思っているのでしょうね?

お情けにすがって生きておりまする……

あたしの勤務先の同僚のお嬢さんからいただいた、バレンタインデーのチョコ(というか、スポンジケーキ?)。

手作りです。

ほぼ毎年いただいております。小さい頃から知っている子で、小学校の頃から手作りしたものをいただいておりますが、部内のみんなに配られているので、お情けでおこぼれをいただいてるようなものです。

しかし、あたしにとっては貴重な頂き物です。

なにせ、これ以外では姪っ子がくれるチョコ以外、あたしにチョコをくれるようなご親切な方は、この世にはおりませんので……(涙)

いや、お前さん、そんなにチョコが欲しいのかい?

と問われると、チョコは好きなのですが、意外と好き嫌いがあるので、だったら自分で気に入ったものを買った方がよいと考えてしまうたちですから、まさにたちが悪いです(爆)。

甘さを控えて、ほんのり苦み走っているなんてダメです。やはりチョコは甘くないと! ナッツはよいのですが、レーズンとかベリーなど夾雑物が入っているのも好きではありません。そしてなによりも、お酒が入っているのはNGです。

日本酒を飲みながらチョコを食べることはできますが、ブランデーボンボン、ウイスキーボンボンといった、ドロッとしたお酒が中からあふれ出てくる、しみ出してくるタイプのチョコは食べられません。ですから、海外旅行のお土産のチョコは、軒並み食べられないことが多いです。

と、これだけ注文を付けたら、誰だってあげたくなくなりますよね……

「けやき坂46」から「日向坂46」へ、ってことは2月11日は建国(独立)記念の日ってことになるわけ?

昨日から、多くのメンバーがブログなどで「明日の14時から、showroom、絶対見てね!」と訴えていたので、「これはたぶんよい知らせ、恐らくシングルデビューだろう」と予想はしていましたが、とうとう発表されました。

って、興味がない方にはどうでもよい話なのでしょう(汗)。

けやき坂46のシングルデビューの発表だけかと思いきや、デビューカウントダウンライブの開催、公式サイト立ち上げ、そして改名と、一気に発表されてしまいました。

昨日からネットのファンの間では、「全国ツアーの発表ではないか、ツアーの中でシングルデビューを発表するのではないか」という意見も多かったようですが、ひとまず全国ツアーの発表はなかったです。ただ、発表された内容は、それ以上の衝撃だったかも知れません。

とはいえ、シングルデビューはもうずいぶん前からの既定路線と言えば既定路線、ソニー側の意向や欅坂46との兼ね合いで発表が今日になったのではないかと思われます。

サイトが漢字とひらがなで別になるということはURLが変わる訳なので、「hiraganakeyaki46」といったものになるのかと思いましたが、改名してしまうという手があったわけですね。もしかすると「hiragana」の入ったさまざまなURLは既に熱狂的なヲタに取られていたのかも知れませんし……

ただし、これまでの流れから「ひ」が入っている坂道名にこだわったと思われますので、スタッフは「ひで始まる東京の坂の名前」をいろいろ探したのではないかと思います。結果は「日向坂」、正式には「ひゅうがざか」のようです。

これを「ひなたざか」と読ませるとはトリッキーなことをしたものです。ただ、いみじくも「ハッピーオーラ」という彼女たちのイメージと「ひなた」という言葉から連想される温かさがよく合っていると思います。乃木坂というグループ名を最初に聞いた時の違和感よりははるかに好印象です。

そしてグループのイメージカラーは空色。坂道を上った先に広がる青空、という感じなのでしょうか? いずれにせよ、心温まる雰囲気ではないかと思います。

ヴァレンタインデーを前にこういう広告は罪作りではないでしょうか、朝日新聞さん?

朝日新聞の全面を使って、こんな広告が載っていました。

最初はチョコの宣伝かなと思って見過ごしていたのですが、よくよく眺めてみると恋愛マッチングサービスの広告でした。

ああ、ヴァレンタインデーがもうすぐだから、誰からももらえない寂しい男性に向けて、今からでは間に合わないかも知れないけれど、春までにはよい出逢いがあるさと背中を押すためのものでしょうか? あたしはそんな風に理解しました。

しかし、更によく見てみますと、この広告、決して20代や30代の男性向けのものではなく、いい加減もう諦めた方がよくはないかと世間からは白い目で見られ、それでもみっともなく往生際の悪い人生を送っている中年男性向けのものだったのですね。

40代・50代男性会員募集、なんて書いてありますが、40になったばかりの人ともうすぐ60代になるという人とではあまりにも違うのではないでしょうか? それにしても、このくらいの男性が独身であると、ほぼ一生結婚しない(できない)で人生が終わるのですよね。最後の悪あがきをすべきなのか、それとももう諦めの境地に達するべきなのか、人生の岐路がこのくらいの年代なのでしょう。

あたしですか?

もう諦めました。

あたしの場合、結婚するからには子供が欲しいと思いますけど、こういうマッチングサービスで出逢う人は、こういう言い方が差別だ、偏見だと言われてしまうと返す言葉もありませんが、恐らくはそこそこ年配の方になると思います。そうなると、とても子作り、子育てというのは無理、不可能だという結論に達します。だったら、結婚したいとは思えないのです。

年をとったら寂しいよ、と言われるかも知れませんが、それも含めて自分の責任だと思っていますので……

雪はどこ?

史上最強寒波襲来。

と天気予報で散々言われていた昨日の土曜日。

確かに寒い一日ではありましたが、予想されたような雪は降りませんでした、少なくともあたしが住んでいる多摩地域では。

それでも朝のうちは、雪も少し降っていましたが、庭が少し白くなる程度で、昼間はほぼ曇天。雨すら落ちてこない一日でした。

夕方になってまた雪が落ちてきましたが、雪の粒は小さく、雪と言うよりは霙、いや、それよりも雨に近い感じでした。

そして今朝。

雪は1センチほど積もっていましたが、それもポストの上とか塀の上、庭の土の上などで、コンクリートやアスファルトの上は湿っているだけ(凍っているだけ)で、雪で白くなっているということもありませんでした。

今日は一日比較的よく晴れましたが、やはり気温が低いまま。日なたはそこそこ温かですが、家の中は底冷えするほどです。

東京の雪は明日が本番なのでしょうか? だとすると、連休明け、火曜の朝の通勤がどうなってしまうのか心配です。土曜に関しては、ニュースを見る限り交通機関の乱れはなかったようですが、明日そして明後日の朝はどうなるのでしょうか?

うちのはちょっと間に合わないので……

昨日のダイアリーで、ヴァレンタインにはチョコと一緒に『ヴァレンタインズ』を贈ろう、と書いたのですが、実はもっと男性に贈ってもらいたい本があります。

あたしの勤務先の新刊『ヒョンナムオッパへ 韓国フェミニズム小説集』です。[注記:パソコンやスマホなどの画面ではわかりづらいと思いますが、タイトルは「ヒョンナムオッパ」がカタカナ、「へ」がひらがなです]

 

それこそ心の底からお薦めしたいと思っていますし、こういう本こそ女性だけでなく男性にも読んでもらいたいと思っているのです。しかし、チョ・ナムジュさん来日のタイミングに合わせての刊行なので(19日に新宿の紀伊國屋ホールでトークイベントがあります)、バレンタインデーには惜しくも間に合いません。うーん、残念!

そこで次善の策として、いま売れに売れているチョ・ナムジュさんの『82年生まれ、キム・ジヨン』をお薦めいたします。購入者の多くが女性のようですが、女性が買って彼氏や夫に読ませるのがお薦めです。

チョコと一緒にキム・ジヨン、如何でしょうか?

『ヒョンナムオッパへ』はホワイトデーのお返しに、男性から女性に贈ってもよいと思います。

全訳ではないのですね? そりゃそうか!

ちくま学芸文庫から『資治通鑑』が出ます。いや、もう出ているのかしら?

で、『資治通鑑』の邦訳というのは、たぶん手軽なものでは、かつて平凡社の『中国古典文学大系』全60巻の第14巻に入っていたものくらいしかなかったと思いますが、函入りの全集の一冊ですから、さすがに手軽とは言えませんね。ですので、こうして文庫のような形で読めるようになるのは嬉しいことです。

が、オリジナルの『資治通鑑』はそれなりの大著です。ご覧のように中華書局版『資治通鑑』を架蔵していますが、全部で20冊になります。筑摩の学芸文庫と言えば、『三国志』をはじめ、これまでもしっかり全訳の中国古典を出していますので、今回も日本語版で10冊くらいになるのかなと思ったところ、なんと一冊こっきりです。その辺はちくま学芸文庫版も心得ていて、ウェブサイトの紹介には

全二九四巻にもおよぶ膨大な歴史書『資治通鑑』のなかから、侯景の乱、安禄山の乱など名シーンを精選。破滅と欲望の交錯するドラマを流麗な訳文で。

と書いてあります。ちょっと残念な気もしますが、コンパクトに一冊でエッセンスを読めるようにした方が今の時代には合っているのかも知れませんね。

ちなみに、左の写真のように、わが家には『通鑑紀事本末』や王夫之『讀通鑑論』なども架蔵しておりました。我ながら、学生時代によく集めたものだと思います。残念ながら『国譯資治通鑑』は架蔵していませんが、上述の『中国古典文学大系』は全60巻を所持しています。

なお『資治通鑑』は「しじつがん」と読むのは改めて断わらなくともよいでしょうか? 「しじ」の方はまだわかりますが、なんで「つうかん」ではなく「つがん」なんでしょうね? そう言えば、中国古典には『通典』という書籍もありますが、これも「つうてん」ではなく「つてん」と読みますね。

2019年2月9日 | カテゴリー : 罔殆庵博客 | 投稿者 : 染井吉野 ナンシー