本屋事情。by松井玲奈

もとSKE48の松井玲奈のブログより。

ここ数日本を求めて本屋さんを何件か回っているんだけど、東京の街の本屋さんは大人向けの本がどっさり。
児童文学の中のいくつかが欲しい私にとっては、その蔵書ラインナップに少し、ほんの少しだけ不満を感じています。
子供の頃にずっと行っていた地元の本屋さん。それはまあ大型書店なんですけど、そこの児童文学の充実具合と言ったら、子供の私が離れたくないほどでした。
懐かしいブルーや暖かい橙色の背表紙。それが東京ではほとんど見かけないです。
きっと超大型書店に行けばたくさんあるんだと思うけれど、普通の本屋さんでは物足りないのですよ。
むむむ。悩ましい。

5件ほどまわって、私のお目当ての本は1冊しか手に入らなかった。残念。

あたし、松井玲奈って割と好きなんですよ。あの華奢な感じがタイプなんだと思います……

さてさて、このブログ、東京の書店の方はどう思うのでしょう? 「だったら、うちへおいでよ!」と名乗りを上げそうな書店さんがいくつもあると思いますが、そもそも松井玲奈がどんな本を求めているのか? 児童文学って、いわゆるYAなんでしょうか? 絵本などの子供向けのものではないのですよね?

ずーっと考えているのですが、とは言っても、そればかりを考えているわけではありませんが、あたしの宿題的な問題意識なんですが、中学生、高校生にもっと本を読んでもらうにはどうしたらよいか、ということ。端的に言ってしまえば、書店にもっとYAコーナーを充実してもらうにはどうしたらよいかということ、です。

絵本などのコーナーは、それこそ福音館やポプラ社、岩波書店や講談社など、その一角だけ絨毯が敷いてあったりして、書店でも独特の立ち位置を占めています。が、そういった本を卒業した中高生向けの本って、どこを探せばよいのでしょう?

中高生向けってはっきりわかるのは学参だけですよね? あとは少し前に流行っていたケータイ小説でしょうか? ラノベも読者層は中高生が中心になるのでしょうか? もっと大人な気もしますが。

本が好きな子は、フツーに文芸書売り場、海外文学コーナーなどへ行って読みたい本を探せるし探していると思うのですが、そうではない子に「このあたりの本がオススメですよ」とコーナーを作っている本屋って、どのくらいあるのでしょうか?

いえ、松井玲奈が探しているのがYAと決まったわけではないのですが、あたしなりに忖度しただけの話ですが。