『例文で覚える フランス基本単語2600』が本日、見本出しです。
既に『例文で覚えるフランス語熟語集』を刊行していますので、これで単語と熟語が揃ったことになります。
別に姉妹篇を意識したわけではありませんので、装丁は揃えたりしていませんが、できることなら2冊セットでご愛顧いただければ幸いです。
日々の営業活動に関するあれこれ
『例文で覚える フランス基本単語2600』が本日、見本出しです。
既に『例文で覚えるフランス語熟語集』を刊行していますので、これで単語と熟語が揃ったことになります。
別に姉妹篇を意識したわけではありませんので、装丁は揃えたりしていませんが、できることなら2冊セットでご愛顧いただければ幸いです。
本日見本出しの『地図と鉄道省文書で読む私鉄の歩み 関西2』で、このシリーズもひとまず完結です。
関東編が3冊、関西編が2冊です。
読者からは当然のことながら、「他の地域も出して!」という声があるのは承知しています。名古屋の名鉄や福岡の西鉄なども大きな私鉄ですし、地方ごとにそれぞれ特色や風情のある、地元で愛されている鉄道があるのも知っています。
いつかまた、そのあたりをまとめて出せる日が来ることを信じて……
日本とフィンランドの外交関係樹立から今年で百年なんだそうです。
あたしの勤務先、海外文学はたくさん出しているのですが、フィンランドの作品はないんです。ただ、フィンランド語の参考書はご覧のように何冊か出しておりまして、いずれも好評なんです。
フィンランド語、そしてフィンランドって日本では思いほのか人気なんですね。やはりムーミンの影響でしょうか?
中公新書『ナポレオン四代 二人のフランス皇帝と悲運の後継者たち』を読み始めました。ナポレオンに関する本というのは、それこそ掃いて捨てるほどありますが、それに引き換えナポレオン三世に関する本は思いのほか少ないものです。かなり興味深い人物のようなのですが……
しかし、世界史などでナポレオン三世が出て来たときに、「あれ、二世は?」と思ったことはないでしょうか? あたしは思いました。そして調べたりはしなかったのですが、なんとなく「二世はどこへ行っちゃったんだろう?」とは思っていました。
そんなことを思っていたら本書が出たので、すぐに買ってみたというわけです。ちなみに本場フランスの文庫クセジュでは『ナポレオン三世』『ナポレオンの生涯
(現在品切)』『ナポレオン
』といったところが刊行されています。やはりナポレオンですから、フランスではどう描かれているのかが気になるところではないでしょうか?
そんなナポレオンですが、フランス人ではないんですね。イタリア系でコルシカ島からフランス本国へ渡ってきた人なんです。ですから、若いころは訛りをバカにされていたようです。日本ではフランスを代表する歴史上の人物と言えば真っ先に名前が挙がるナポレオンですが、生粋のフランス人ではなかったというのが意外です。
先程のダイアリーで、3月2日がミニチュアの日だから『ミニチュアの妻
』は如何でしょうか、と書きましたが、今秋の金曜日、3月8日は国際女性デーだそうです。
ということで、こんどはこちら、『ヒョンナムオッパへ 韓国フェミニズム小説集』をお薦めします。ただ、女性デーだからと言ってあまりフェミニズム寄りになってしまうと、ちょっと引かれてしまう面もあるようなので、女性が主人公であるとか、女性の悩みを扱ったような作品を並べてみるのもよいかもしれません。
となると、『ここにいる』『冬将軍が来た夏
』『海峡を渡る幽霊 李昂短篇集
』といったアジアもの、欧米の作品なら『不機嫌な女たち キャサリン・マンスフィールド傑作短篇集
』『生まれるためのガイドブック
』『女がいる (エクス・リブリス)
』『ブルックリン
』『悲しみを聴く石
』なども並べてみるのも一興です。
個人的には、これらの作品も面白いと思いますが、『おだまり、ローズ 子爵夫人付きメイドの回想
』は言うまでもなく大ヒット作品ですので外せないでしょう。そして『木に登る王 三つの中篇小説
』の中の最初の作品「復讐」がとても怖くて、でも読まずにはいられない作品だと思っています。
というわけで、単行本に絞りましたが、新書判のUブックスなどから選ぶなら、ジャネット・ウィンターソンの『さくらんぼの性は』『オレンジだけが果物じゃない
』『灯台守の話
』などは如何でしょう?
シルバニアファミリーなどのドールハウスとかガシャポン玩具、食玩など日本は非常に精巧なミニチュア製品を作る技術がありますし、その愛好家も多いと思われます。ドールハウスは海外発祥の文化ですから、必ずしも日本独自のものではないと思いますが……
そして、国内外、人間が小さくなってしまうという設定の文学作品、テレビドラマや映画も数多く作られています。そういえば、あたしが子供のころに「ミクロイドS」という子供向けの作品があったのを思い出しましたし、「ミクロマン」という玩具を集めていた時期もありました。
さて、玩具はさておき、3月2日に合わせて、ミニチュアをテーマとした作品を集めたフェアをやっていた書店はどのくらいあったのでしょう? あたしの予想ではたぶん一軒もなかったのではないかと思います(汗)。まあ、それも仕方ないでしょう。せめて一週間くらい幅のあるものであれば店頭でフェア展開もありでしょうが、それほど有名でもない記念日では……
それでも、こんな本はいかがでしょう? 『ミニチュアの妻』です。これは短篇集なので、ミニチュアをテーマにしたものは表題作のみです。それでも抜群に面白いですし、表題作以外にも秀作、佳作が揃っています。この機会に是非!
本日は、新刊『翻訳 訳すことのストラテジー』の見本出しでした。
いったいどんな本なのか、タイトルからご理解いただけるでしょうか? ひとまず公式サイトに掲載されている内容紹介を以下に引いておきます。
最新の翻訳研究(トランスレーション・スタディーズ)ではなにが論じられているのか? 本書では、「グーグル翻訳は原文の等価物か?」「『直訳』『意訳』という二分法は正しいのか?」といった身近な問題から、文学作品が翻訳を通じて新たな力を獲得しうるという「翻訳の詩学」と著者が呼ぶものまで、「翻訳translation」という事象が含む論点の広がりが一望できるようになっている。わたしたちが他者とコミュニケーションするにあたって、言語が重要な媒体としてあらわれる以上、「翻訳」を避けて通ることは不可能だ。著者に言わせれば、翻訳とは、言語や文化が接触するところにかならず生じるものであるためだ(それは必ずしも「外国語」や「異文化」に限らない)。翻訳は、言語や文化がはらむ差異の存在をあばきながら、その差異を楽しませてくれる。著者がくりかえし強調する点はここにある。マンガの翻訳やアニメのファンサブ、特異な「翻訳」として近年注目を集めている「漢文訓読」など、日本の読者にとって親しみやすい例が挙げられているのも本書の魅力。さらに、訳者による、日本の読者むけの読書案内を巻末に付した。
理解できる方はよいとして、もう少しイメージができるようにと思いまして、右の画像をご提供します。同書の目次です。
実はあたしも、この目次を見るまではどんな本なのかいまひとつつかめなかったのです。漠然と、文芸評論の棚に並べてもらえればよいのかな、なんて考えていました。しかし、この目次を見てみますと、人文の言語学の棚でも面白そうですし、語学の棚の翻訳に関する書籍を揃えているところであれば、そんなところに並べても面白いと思います。
巻末にある文献案内も邦訳されているものが散見しますし、「日本の読者向けの読書案内」も思いのほか充実していまして、ここに出てくる文献を使ったフェアなど出来そうな気がします。
如何でしょうか?
日曜日の朝日新聞一面に、日本における女性議員の数に関する記事が載っていました。
世界的に見ても極めて少ないようです。まだまだ政治は男の世界という意識が強いのでしょうか? それよりも女性を進出させまいとする目に見えない壁が立ちはだかっているのでしょうか?
そういう女性の生きづらさ、思うに任せないところを小説に仕立てているのがフェミニズム文学だと思いますが、『ヒョンナムオッパへ 韓国フェミニズム小説集』は今週刊行になります。週末には本屋さんに並び始めるのではないでしょうか?
同書について、まだ発売前なので詳しいことは書きませんが、あたしは読み終わりました。予想していたものとちょっと違った作品集です。
本書は、韓国の女性作家たちに「フェミニズム小説集を作るのでそれぞれ作品を提供してください」といったリクエストをして編まれたもののようです。そこで集まった7つの作品、作家それぞれが「フェミニズム小説」というものをどういう風に解釈したのかが垣間見られて、そんなところが面白い作品集になっています。
来週末には順次店頭に並び始めると思いますが、新刊の『ヒョンナムオッパへ
』は韓国の女性作家7名の短篇集です。
そのうちの一人、『82年生まれ、キム・ジヨン』の著者でもあるチョ・ナムジュさんが来日され、19日の晩には新宿の紀伊國屋ホールで、川上未映子さんとのトークイベントが行なわれます。チケットは、ライブビューイングも含め既に完売とのことで、著者やこういったテーマに関する関心の高さを伺わせます。
ところで、『ヒョンナムオッパへ』の「訳者あとがき」に
いま韓国では、LGBTの人々を描く小説も増えてきており、二〇一八年には、、若い作家たちによる初のクィア小説というサブタイトルのついた『愛を止めないで』も出版されました。
とありました。フェミニズムも関心あるけれど、LGBTも非常に興味深いです。こちらはどこかに本の出版社が既に翻訳刊行する予定になっているのでしょうか? 可能であれば、あたしの勤務先から出したいなあ、などと思ってしまいます。
なぜなら、『ヒョンナムオッパへ』は副題に「韓国フェミニズム小説集」とあるので、こちらも刊行できれば『愛を止めないで 韓国クィア小説集』として二冊セットで売れるからです。如何でしょうか?
中公新書の『リバタリアニズム』を読み終えるところです。
ところで、この本を読んでいると、あたしの勤務先の書籍がちょこちょこと顔を覗かせているような気にさせられます。
たとえば、9頁には「海賊党」という言葉が出てくるのですが、あたしの勤務先からは『海賊党の思想 フリーダウンロードと液体民主主義』という本を出しています。
同書は、ヨーロッパで勢力を伸ばしていると言われる海賊党というものに迫ったノンフィクションですが、これがアメリカのリバタリアンとどう関わってくるのでしょう?
次に、41頁には「グローバル・トリレンマ」という言葉が出て来ます。
これは言わずと知れたロドリックのロングセラー、『グローバリゼーション・パラドクス 世界経済の未来を決める三つの道』で主張されているところです。
『リバタリアニズム』で解かれているグルーバル・トリレンマは「グローバル資本主義・国家主権・民主主義の不整合」を指していますが、『グローバリゼーション・パラドクス』ではそれを「現今の世界情勢は、グローバリゼーションと国家主権、そして民主主義を同時に追求することを許さず、どれか一つを犠牲にするトリレンマを強いている。教授はこうした基本認識に立ちながら、国家主権と民主主義を擁護するとともに、無規制なハイパーグローバル化に網を掛けることを提言する」と述べているわけです。
リバタリアンはこの三つのどれを選ぶのでしょう?
そして最後、80頁には「鉄のカーテン」という言葉が使われています。これはまもなく刊行予定の上下本のタイトル『鉄のカーテン』です。こちらは
第二次世界大戦の終結から、スターリンの死、ハンガリー革命に至るまでの時代に、ソ連がいかに東欧諸国(主に東独、ポーランド、ハンガリー)を勢力下に収め、支配していったのか、そして各国がいかに受容し、忌避し、抵抗していったのか、その実態をテーマ毎に論じた力作
です。