平積みや面陳だけが並べ方ではないんだね、と改めて教えてもらった気がする

書店を回っていますと、少し前からようやく新刊『装幀の余白からv』が並び始めたようです。装幀、デザインというジャンルの本ですから、一般の文芸書とは読者層も異なるとは思います。書店からの事前の注文も少し抑え気味なところがありました。

それでもやはり新刊ですから、店内の新刊コーナーなど目立つところに置いていただいているところが少なくありません。5冊、10冊も配本があった書店なら新刊コーナーと、デザインの棚の2か所に置いているところもあります。が、上述のように1冊だけ棚に並んでいるというお店も目立ちます。

そんな中、同書が一冊だけ新刊コーナーに並んでいる某書店、しかし、その隣にはこんな本が並んでいました。

  

菊地信義の装幀』『Ōe 60年代の青春』『祖父江慎+コズフィッシュ』の三冊です。

毎日毎日大量の新刊が刊行されるこの業界、これらはそれほど古い出版物ではありませんが、必ずしも新刊とは言えません。もちろん、大型店のデザイン芸術書売り場の新刊コーナーであれば、こういった並び方、並び方を見ることはあるでしょうが、あたしが目睹した新刊コーナーは、フィクションとノンフィクションといった大まか分類はされていますが、基本的には新刊をまとめて置いてあるようなスペースです。限られたスペースですから『装幀の余白』以外の3点がいまだに新刊コーナーに置かれているとは普通では考えにくいです。

つまり、これはもう書店の方が意図的に並べたとしか思えません。たった一冊だけ配本された新刊でも、毎回毎回このように丁寧な配慮をされて置いていただけるなんて、出版社としては嬉しい限りです。というか、頭が下がります。

書評ではなくとも、ちょっとした記事などから売り上げに火が付くこともありまして……

このところの朝日新聞紙面から、あたしの勤務先の書籍と関わりがあるものをチョイスしてみました。

まずは上の写真。小栗康平監督のDVDコレクションが出るようですね。その広告です。

 

 

というわけで、同監督のエッセイ『じっとしている唄』がお薦めです。DVDコレクション全4巻は分売されているようですが、そこそこの金額になります。とりあえずはこの一冊から始めてみては如何でしょうか? もちろんDVDを鑑賞しつつ本書を手に取っていただければ幸いです。

続いては下の写真。こんどは映画ではなく演劇です。

不条理劇についての記事です。演劇に関心のない方は「不条理劇」と言われてもピンと来ないかもしれませんが、それでも『ゴドーを待ちながら』という言葉は聞いたことあるのではないでしょうか? この記事にもありますように、不条理劇の代表作というだけではなく、後世の演劇や文学作品にも多大な影響を与えた名作です。もちろん、邦訳はあたしの勤務先の刊行物です。

で、記事中のインタビューに登場している別役実さんもお世話になっている著者のお一人。

 

他社からも著作は多数出ていますが、あたしの勤務先ならこちら、ベスト&ロングセラー『別役実のコント教室』『別役実のコント検定!』がございます。

遺稿というか、推敲途中というか……

打ち上げもあり帰宅が遅かったこともあり、とりあえず簡単に感想のみ。もう少し詳しいレポートはまた明日にでも。

何のことかと言いますと、『第三帝国』のイベントのことです。

この作品は、ボラーニョの死後に見つかった原稿だそうです。つまり原書もボラーニョ生前には刊行されていなかった作品です。

それって、ボラーニョは納得がいかなくて出版するつもりがなかった、ということでしょうか? まさか机の奥に仕舞ったまま忘れていたなんてことはないですよね!

訳者の柳原さんによりますと、本書の原稿は、最初の方がパソコンに入力されていたそうです。そこから考えると、ボラーニョは若いころに書いたこの作品を、いまいちど推敲しながら出版に向けてパソコンに打ち込んでいたということです。

じゃあ、本作は若いころの習作で、あまり出来のよくないものなのか、と問われると、否、です。確かに、ボラーニョが生きていれば、もう少し書き直しただろうな、と思われるところもなくはないですが、全体としては既に完結したすばらしい作品だそうです。

あたしも最初の方を読み始めましたが、『2666』と同じくらい引き込まれる作品で、この先どうなるのだろうと気になって仕方なくなるストーリーです。あえて違いを言えば、その引き込む力強さやストーリー展開のスピードが、『2666』よりはややゆっくりしているかな、というところでしょうか。ただ、それは本書が日記の形式を借りているからだろうと思います。

さて、週末にさらに先を読もうと思います。

真夏の眠れない夜に!

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有田焼がブーム?

昨日の朝日新聞です。

と言っても読書欄ではありません。

なんと有田焼の記事が載っていました。となると、14世、柿右衛門の手になる『遺言』が必読ではないでしょうか?

書評以外の記事からヒットが生まれることもありますので、ご注目ください。

ますます絶好調!

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背中とお腹が、くっつくぞと歌ったのは童謡「おなかのへるうた」でしたが、今日のあたしはお腹と背中が……

痛い、のです。

どうしたのかって? お腹については、もともと胃腸が弱いたちなので、何か冷たいものを食べたというのとは関係なく、今朝からお腹が緩くて……

なので、夕刻からのイベントには正露丸を飲んでから出かけました。

えっ、イベントって?

はい、渋谷のHMV&BOOKSで行なわれた、柴田元幸さんの朗読の会です。『魔法の夜』を中心に、楽しいひととき、否、一夜でした。

 

今宵は比較的涼しいですが、ちょっと寝苦しい夏の一夜の出来事を、ミルハウザーならではの文章で綴った中篇、この季節にぴったりだと思います。長さも読みやすさも、ガイブンが苦手という人にこそお勧めです。ちなみに、柴田さんファンのガイブン好きには、今だったら『ゼロヴィル』がイチオシです!

さて、話は戻ってあたしのお腹と背中。

お腹はそんなわけで、今のところ収まっていますが(そのために、イベントの後の打ち上げはパス……涙)、背中の方はよくなっているような気がしません。

背中は、今朝起きたときから、寝違えたわけでもないのに、左の肩甲骨あたりが痛くて、ふつうに立っているぶんにはよいのですが、寝っ転がったり起き上がったり、寝返りを打ったりするのが辛いほど痛いです。

症状としては寝違えた時と同じです。ただ、首ならわかるのですが、背中のほぼ真ん中に近いこんな場所を寝違えるなんて、あたしはいったいどんな格好で寝ていたのでしょうか? それほど寝相が悪いタイプではないのですけどね。

そんなわけで、今日は一日、お腹と背中が痛いのです。お腹は正露丸のお陰だと思いますが、ほぼ本復に近づいていますが、背中は明日目覚めたときに少しはよくなっているのでしょうか?

今はひたすらそれを願うばかりです。

で、肝心のイベントのことをほとんど書いていませんね。

とにかく、同書53頁「人形たちの目覚め」を、カバー挿画を眺めながら読んでみてください。

そして、そして、イベントからの帰宅後に、慌ててサイトを見たのですが、既に売り切れ……(涙)

何が売り切れかって?

乃木坂46のウェブショップで本日夕方6時から販売開始だった「7月ランダム生写真」です。このところ、安定して購入できていたので、イベントから帰ってからでも帰るだろうと高を括っていたら、既に「SOLD OUT」でした。衣裳の写真もよいのですが、こういうラフな格好の写真も欲しかった……