カテゴリーアーカイブ: 営業部だより
今日の配本(16/02/19)
すべては9.11から始まった!
今日の配本(16/02/17)
あっちでもこっちでもピカソ展
朝日新聞の夕刊に載っていた広告。
日本橋の高島屋でピカソ展があるみたいですね。2月17日から28日と、会期はかなり短いですが、デパート展としてはなかなか頑張っているなあ、と思います。って、17日と言えば明日からなんですね。
あら、残念。もう少しで『ピカソ Ⅱ』が刊行されたのに……
仕方ないので、既刊の『ピカソ Ⅰ』をお薦めします。第一巻は1881年から1906年の子供時代を扱っています。ちなみに第二巻は3月下旬刊行予定です。
この高島屋のピカソ展は昨年から日本各地を巡回している展覧会のようで、既に山梨と宮城が終わって、この高島屋を挟んで、その後は香川県立ミュージアム、佐賀県立美術館を回るようです。
ところで、ピカソ展と言えば、上述の展覧会とは別に、愛知県美術館でも年明けからやっていますよね?
「ピカソ、天才の秘密」展、こちらは会期は3月までありますので、お近くの方、愛知へお出かけの方は是非どうぞ。この展覧会は、愛知の後は大阪、あべのハルカスへ巡回するようです。
なんでこんなにピカソが続くのでしょうか? やはり人気だからですか?
本も売れると嬉しいのですが……
プロ野球だけではない!
『もうひとつのプロ野球』の書評がいくつか出ました。その中で週刊現代の2月13日号に載った高橋秀実さんの評にはいろいろ考えさせられました。
同書の紹介はこちらに譲るとして、その評で書かれていることは
自らを「埋もれた才能」と信じ、下手であることも「まだまだ伸びしろがある」と解釈する。異常なまでにポジティブ。勘違いというか「治療」が必要なほどらしい。
という若者たちの姿です。そんな彼らはゆとり教育世代らしいです。いつまでも自分の(あるはずのない)才能を信じ、社会に出て自分を客観的に見つめることを拒否しているような若者たち。
そんな指摘を読むと、たぶんこれ、プロ野球だけじゃないだろうな、と思います。たぶん他のスポーツでもありえることでしょう。ただ、他のスポーツでは、プロ野球ほど華々しい、スポットライトのあたる場が用意されていないので、もう少し冷静に自分を見つめられるのかもしれませんが、人気のあるサッカーでは、本書に書かれているプロ野球界と同じことがおきつつあるのではないでしょうか?
いや、それを言ったら、それよりももっと前に「大学院」というのも似たような存在ではないだろうか、という気がしてきました。あたしが院生だったころと現在を一緒にしてはいけないのはわかっているつもりですが、文科省が博士を増やせと大号令をかけたころから、研究者としてやっていける才能もないのに大学院へ進学する学生が増えた、いや増やされたのではなかったでしょうか。そして、そうやって大学院に入ってきた学生の中にも「自分はまだ本気を出していないだけだ」と嘯いて、結局使い物にならない人材ばかりがたまっていく。
あたしが院生のころ、恩師の一人は言ってました。研究者として見込みのない者を大学院に入学させないのも大事なことだと。もちろん研究者になるつもりはなくて、「もう少し勉強したい」というだけの人もいるでしょう。でも、そういう人は、大学院へ進んでしまうと就職先が極端に狭まってしまうことを理解しているのでしょうか? それに大学院はあくまで研究者養成の場だと思うので。
うーん、この本、就職を控えた大学三年生に読んでもらいたい!
でも、イマドキ若者はきっと、「この本に出てくる奴らは自分の才能のなさがわかっていないんだ。自分はそんな連中とは違って、本当に才能があるんだから」とのたまうのではないでしょうか?
アルメニア人問題の問題
本日の朝日新聞読書欄から。
藤原書店の『アルメニア人の歴史』が紹介されていました。なかなかお値段の張る書籍です。ただ、この本に関心を持たれる方はアルメニア人問題について意識が高い方ばかりでしょうから、このくらいの価格でも手に取り、購入へと向かうのではないでしょうか?
そもそも日本人にとってアルメニア人って縁が薄いですよね? アルメニア人っていうくらいだからアルメニアに住んでいる人でしょ、とまでは言えるのかもしれませんが、ではアルメニアってどこよ、と問うたときに正確に答えられる日本人が果たしてどれくらいいるのか? カスピ海の近くと答えられればまずは御の字でしょう。
そのアルメニア人、紹介されるときは「虐殺」という単語とペアになることが多いのではないでしょうか? ネットで検索してもヒットするのも『アルメニア人 ジェノサイドの真実』『忘れ去られたアルメニア人虐殺』『アルメニア人ジェノサイド』という具合に、アルメニア人といえば虐殺ということのようです。
あたしの勤務先でも『中東民族問題の起源』という本を出しています。これは副題が「オスマン帝国とアルメニア人」で、やはりアルメニア人問題が主たるテーマになっています。
こういう歴史、詳しいことまでは知らなくても、やはり日本人でも多少の知識は持っていたいところではないでしょうか? でも、それを言うなら、中国政府によるチベット人やウクライナ人に対する弾圧だって、多くの日本人に走られていないことでしょうし、モンゴル族への仕打ちもかなり苛酷だったことだって知られていませんよね。
メディチ家の至宝
この4月から、東京都庭園美術館で「メディチ家の至宝」展が始まります。メディチ家と言えば、世界史、特にヨーロッパ史に興味があれば知らない人はいないくらいの一族ではないでしょうか? 知名度ではハプスブルク家に勝るとも劣らないと思いますし、ルネサンスと言えばメディチ家という感じがします。
そんなメディチ家のお宝を集めた展覧会。これから新刊も各社から出ると思いますが、あたしの勤務先でもこんな本が出ています。『メディチ家の黄昏』『メディチ・マネー』『メディチ家の墓をあばく』などです。
あと、メディチ家と言えば、ルネサンスですからルネサンス関係の書籍、あるいは『ジョルジョ・ヴァザーリ』の名前も忘れてはならないでしょう。
まあ、今回の展覧会はメディチ家の宝石がメインのようですので、ヴァザーリはあまり表に出てこないみたいですけど……(汗) とにもかくにも、4月22日からです。

