中東情勢でミニフェア(?)のご案内

近々、あたしの勤務先から『危険な道』という書籍が刊行されます。中東関係のニュースでは日本でもしばしば耳にするアルジャジーラ、その元記者がアルカイダの幹部にインタビューを行なった、その記録です。9・11からまだ日の浅い時期のインタビューだったので、世界中が驚いたとのこと。このところ「イスラム国」の方が世間を騒がせているので、アルカイダは解散したのかと思われているかもしれませんが、まだまだしぶとく生き残っていて、最近では「イスラム国」との協力関係も見られるとか。中東情勢を考える上で、やはりアルカイダからは目が離せません。

そんな鳴り物入りの新刊ですが、日本で売るには、有名人でもなければ、今差し迫った危険が日本に迫っているわけでもなく、なんとなく他人事のように感じられてしまいがちの内容ですから、「引き」が弱いのではないか、そんな気もします。それに、やはり複雑な中東情勢は多面的にもの見る姿勢が欠かせません。そこで本書と一緒に並べたらよさそうな本をピックアップしてみました。順不同です。

  

  

 

 

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若干の追悼の意をこめて

気づいてみたら昨年の12月で一年たっていたのですね、翻訳家の岩本正恵さんが亡くなってから。

各社からたくさんの翻訳書を出されていましたが、あたしの勤務先でもお世話になりました。何回かトークイベントなどの機会にお話しさせていただいたこともあるのですが、とても気さくな方でした。もっともっと面白い物語を紹介していただけるのを(できればあたしの勤務先から)楽しみに期待していたのですが、それもかなわなくなりました。

とうに一周忌は過ぎてしまいましたが、作品のいくつかを並べることで改めて冥福を祈りたいと思います。

  

  

すべてを読んでいるわけではなく、この中では『愛と障害』『ヴァレンタインズ』『青い野を歩く』の三つだけですが、どれもドラマチックなものでもなければ壮大なものでもありません。静謐と言うほどの静かではないのですが、読み終わってからじわじわくる、そんな作品が多かったように感じます。

蔵出し@BF新宿

ブックファースト新宿店で、毎年恒例(?)の蔵出し本フェアが始まりました。今年で何年目でしょうか? 各社の在庫僅少本が勢揃いしています。

上の写真のように、社によって出品しているアイテム数にはバラツキがありますが、最近は書店店頭で見かけなくなった本も、この機会に鎮座していますので、お近くへお越しの際は是非お立ち寄りください。

でも、あたしなどから見ると、「えっ、この本って在庫僅少だったの?」という驚きの方が大きいのが、このフェアでは毎回のこととなっています。自分の意識では「まだまだ現役で売れている」「買おうと思えばいつだって買える」と思っていた本がここに並んでいると、ちょっとしたショックを受けるものです。

というわけで、あたしの勤務先もこっそり(?)と参加しております。今回も選書したのですが、本当に倉庫に奇跡的に残っていたようなアイテムばかりになりました。ほぼ全点が1冊、数点ほど2冊並んでいるものもありますが、これで蔵は空っぽだと思ってください(笑)。

今日のネクタイ~壹佰貳拾壹本目。~二か月続けてネコ科?[2016.2]

こん**は、染井吉野ナンシーです。

寒い日が続いていますね? 先日の東京の大雪。あたしはいつものように早い出勤なので、駅構内への入場制限ということにはなりませんでしたが、ホームはいつもの数倍の人数、電車も2本やり過ごす、という感じでした。それでもいつもより20分か30分程度の遅れで会社に着けたのはラッキーな方でしょう。

さて、今回のコーディネートはこちら。

ヒョウ柄のブラウス、これはかつてご披露したことがありますよね? 覚えていますか? 以前の連載ページが音信不通なので、何本目のネクタイの時に披露したのか、あたしも覚えていませんが、とにかく既出のはずです。ちなみに、このブラウスで関西ツアーに行ったこともあります。

で、ネクタイのアップはこちら。

はい、肉球です。お気づきですか? 前回のネクタイと色違いです。今回のネクタイはブラウスと合わせて、ちょっとネコ科をフィーチャーしてみましたが、いかがでしょう?

いや別に、猫の肉球と言わず、ヒョウの肉球と言っても通じるのでしょうか? あたし、別に猫に詳しいわけではないので、ヒョウやトラやライオンといったネコ科の動物にはすべて肉球があるのか知りません。それにあるとしても、全部が全部このネクタイの柄のような形なのか……

一緒に並べてください

他社から最近刊行された本ですが、あたしの勤務先で出しているものと似たような傾向の本なので、是非とも併売をお願いします。

まずはこの二点。

 

ショッピングモールから考える』と『ショッピングモールの法哲学』。

続いてはこの二点。

 

〈戦後〉の音楽文化』と『音楽祭の戦後史』です。

多言語混在の文章を……

昨日書いた温又柔さんのトークイベントに関するダイアリー

話題の一つにスイッチングがありました。文学用語としての使い方が正確なのかはわかりませんが、あたしの理解する限り、昨日のトークの中では英語とスペイン語が混在した文学作品のことを指しているように受け取りました。確かに、アメリカ文学などでは、ところどころ他の言語が混じっている作品があるようです。

ただ、それが翻訳になってしまうとすべて日本語になってしまうので(翻訳ですから当たり前ですが)、原文にある英語と他の言語の混在をうまいこと翻訳でも表現できないかと管さんも苦労されているようです。日本でそういう作品を和訳するときは、英語以外の部分をゴシック体の書体にする、関西弁など日本の方言を使う、といった方法が試みられているようですが、いまひとつしっくりこないようです。

さて、温さんのエッセイ『台湾生まれ 日本語育ち』の中には温さんの家族が使う中国語が織り交ぜられています。特にお母さんは生粋の台湾語を話しているようですが、残念ながら本書では日本語訳されています、これをなんとか原語のままで表現できないものか?

もちろん現在のPCは多言語混在がある程度は可能なので、文字としては多言語で表現することが可能です。でも日本語の文章の中に、簡単な英語ならまだしも、フランス語やドイツ語、あるいは中国語や韓国語が数行にわたって挿入されていたらどうでしょう? その後にポイントを少し小さくして和訳を載せておけば大丈夫でしょうか? それも一つの方法ではあると思います。

ただ、ウェブ(電子書籍)ならばもう少し面白いことができるのではないかなという気もします。たとえば、今回のエッセイで温さんのお母さんのセリフ部分、本文は日本語で書かれていますが、そこをクリックすると(カーソルをそこへ移動させると)、台湾語(中国語)の音声が流れるなんて面白い仕掛けだと思います。電子書籍ならそんな芸当は朝飯前でしょう。可能なら、温さんのお母さんに吹き込んでもらった音声でやれるなら面白いところです。

ふと、そんなことを考えたりしました。