品切れで申し訳ありません

こんな映画が公開になるのですね。

チューリップ・フィーバー」です。

「この邦題、ちょっとどうなのよ?」という気も少しするのですが、原題そのままなんですよね。

 

ところで、実はこの原作本、邦訳はあたしの勤務先から出ていたのです。『チューリップ熱』です。

しかし、残念ながら現在在庫僅少、この映画の公開を前に問い合わせや注文がぱらぱら来て、もう在庫がない状態です。新刊ではないので、市場在庫もどのくらいあるのでしょうか? 申し訳ありません。

が、映画公開に合わせて、河出文庫から『チューリップ・フィーバー』として復活になるようです。

たまには朝刊にも

今朝の朝日新聞にこんな記事が載っていました。

亡くなった蜷川幸雄さんの遺志を継ぐ劇団の活躍を報じているようです。

そんな記事の中に見覚えのある名前が……

○○トアル風景』のノゾエ征爾さんです。

記事にあるさいたま芸術劇場絡みでは、他にも岩松了さんの『薄い桃色のかたまり/少女ミウ』といったものも出しております。

ご興味のある方、戯曲ではありますが、是非どうぞ。

こんな感じで並べてもらえると、あたし的には幸甚!

本日は『新訳ベケット戯曲全集2』の見本出しでした。店頭に並ぶのは来週半ば以降になると思います。

全4巻予定なので、ちょうど半分です。

左の写真のように、既刊の『新訳ベケット戯曲全集1』と一緒に並べていただけると、非常に嬉しいです。

今回は「実験演劇集」として、この暑さとしてはずいぶんたくさんの戯曲が収録されています。「実験」というくらいですから、どこまでベケット自身がそれぞれを完成形と考えていたのでしょう?

そんなことを思いながら読んでみるのも面白いのではないでしょうか?

著者サイン、ゲット!

新刊『台湾生まれ 日本語育ち』にサインをいただきました。

本書は単行本が爆発的な人気を博し、ここしばらくは在庫僅少、そしてほぼ品切れ状態になっていたのですが、書店や読者からのリクエストの多い本の一つでした。

このたび、晴れてUブックス化!

ただし、単行本をそのままUブックスにしたのでは芸がありません。単行本刊行後に執筆された三篇を加えた増補版として再登場というわけです。

装丁も、著者お気に入りの単行本の装丁を限りなく踏襲しています。

今後は、『来福の家』ともども、新書版の『台湾生まれ 日本語育ち』をよろしくお願いします。

今日の配本(18/9/18)

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一つ一つ丁寧に作ることが肝要?

昨日の朝日新聞夕刊に「本が売れない」という記事が大きく出ていることをお伝えしましたが、実は前号の「週刊新潮」にこんな記事が載っていたのです。

ロベルト・ボラーニョの遺作『2666』が版を重ねて10刷となったのです。現在本体価格は7000円です。記事中にもあるように、二段組みの巨冊、判型も通常単行本より大きなA5判です。もちろん重量は1キロを超えています、たぶん。

そんな本が、一回の重版の数こそ多くはないもののコツコツと売り上げを積み重ね、とうとう10刷に到達したのです。

なぜ売れているのか、「売れた」かではなく「売れている」というところが肝心なのですが、それにはさまざまな理由があると思います。個人的には数年前のピケティと同じで、一種のブームになったというのが大きかったと思います。

「ガイブン好きなら読んでおかないと」という空気感が存在していると思います。書店員さんに聞くと、自分で読むために買う人がほとんどですが、中にはプレゼントとして買う人もいるのだとか。人に本を贈るというのは、特に大人になると難しいものですが、この本に関しては「贈って間違いない」と思われているようです。

記事の冒頭にコアな海外文学ファンは3000人とあります。「コア」というのがどのくらいを指すのかは難しいところですが、あたし個人の肌感覚では、「多少高くてもこの作家の、あるいは訳者のものだったらほぼ買ってくれる」読者は1000人から1200人くらいだと感じています。そして2000円台後半の海外文学の主戦場だと手に取ってくれる読者の数というのが3000人弱ではないかと……

いま安易に価格で分けてしまいましたが、『2666』を見てもわかるように、海外文学の場合、時に価格は関係ないことがあります。どんなに価格を安く抑えても売れないものは売れないことはしょっちゅうありますし、高くても驚くほど売れるものが多々あります。

翻訳権料があるので、「ガイブンは高い」という現実がガイブンファンの間では常識化してしまっているので、主に日本の作家の本を読んでいる人からすると本の値段に対する感覚が麻痺しているところはあると思います。ただ、やはり値段だけのことはあると思えるのも事実です。

分厚くて、文字がいっぱいで、だから読み通すのに時間がかかる本も多いですが、見方を変えると「この値段でこれだけの時間楽しめる!」と考えること可能ですし、現にあたしはそう思っています。この楽しさ多くの方に届けられればもっと、更に売れるのでしょうけど。

それにしても、全国的な週刊誌の記事として、たかが一冊の海外文学の重版がこれほど大きく取り上げてもらえるとは、もったいないです。そう言えば、以前、豊崎由美さんがどこかで、日本における海外文学の通史のようなものが書かれるとしたら『2666』の出版は必ず取り上げるべき事件だ、というようなことを書いてくれているのを読んだことがあります。

やはり、事件だったのでしょうか? とはいえ、10刷では日本人の1%はおろか、0.1%にも満たない数です。もっともっとアピールしないと。

映画公開も間近!

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お月見に団子は必要とは思わないのですが、できればススキは飾りたいものです

久しぶりのネクタイコーナーです。

とはいえ、ネクタイは既に登場しているものなので、何ら新味もありませんが……

今回、ブラウスがおニューなんです、わかっていただけましたでしょうか?

で、どんな柄かと言いますと、丸の中に兎さんです。

ちょうど中秋の名月も、今年は9月24日だそうなので、ちょっと早いですがまとってみたというわけです。

月に兎は日本人のメンタリティーなんですよね。確か中国ではガマガエルがいたはず。それぞれの民族ごとに解釈があって構わないのですが、ガマガエルではどうもロマンが掻き立てられないと感じるのはあたしだけでしょうか? もちろん中国神話の嫦娥の物語は興味深いものですが。

そんなブラウスに合わせたネクタイはこちらです。

鳥獣人物戯画の模様です。

ここには兎も蛙も描かれていますので、月のブラウスに合わせるにはもってこいではないでしょうか?

でも、若い人なら月と兎と聞けば「セーラームーン」を思い出すのではないでしょうか? あたしもどちらかというとそっちかもしれません(汗)。

さて表題にも書きましたが、昨今の日本の住宅事情では、お月見ができるようなお宅は少ないのではないでしょうか?

いや、窓を開ければ月が見える、と言うくらいであれば多くの家がそうだろうと思います。でも、お月見と言ったら座敷から続く縁側に、月見団子とススキを飾って見上げるもの、そういうイメージがあたしにはすり込まれています。

縁側から眺められると言うくらいですから、縁側の前にはそこそこ広い庭もないといけませんよね。そんな贅沢なお宅、東京では数少ないのではないでしょうか? そもそも座敷も縁側もない家がほとんどではないでしょうか? 残念なことです。