Libération de Paris

本日、8月25日は、日本ではあまり話題になりませんが、第二次世界大戦におけるパリ解放の日です。

というわけで、本日は『パリ解放1944-49』をご紹介します。

本書はアントニー・ビーヴァー、アーテミス・クーパー夫妻の著。「ドゴール将軍と共産党など、国内レジスタンスの間で繰り広げられた権力闘争を軸に、混乱期から復興へと向かう戦後パリの姿を生き生きと描いた第一級のドキュメンタリー」です。フランス国民、特にパリっ子にとっては非常に重要な記念日なのでしょう。韓国などで言う光復節のような感じなのではないでしょうか。

しかし、タイトルに「1944-49」とあるように、解放されてからも復興への紆余曲折があったようです。興味がおありの方は是非本書をご覧ください。

その他、ついでにパリ関連の書籍をご紹介します。

  

パリが沈んだ日 セーヌ川の洪水史』と『モンマルトル風俗事典』はまだ在庫がありますが、『パリ歴史事典』は現在在庫切れです。申し訳ありません。

処女地だらけ!

この夏から、営業担当エリアが変わりました。

変わったと言うよりも増えた、拡大したと言った方が正確です。なにせ、営業部員が一人退職したのですから。

で、拡大したエリアというのが東横線です。そこから横浜を超えて三浦半島や湘南方面も担当することになりました。

このところ、少しずつ新しいエリアを回り始めています。ちょっと新鮮な気持ちです。楽しいです。

ところで、この東横線、実はあたしってほとんど来たことがないし、ましてや降りたことがないところだらけです。

渋谷を出て、代官山は蔦屋のイベントに何回か来たことがありますので、辛うじて降りたことはありましたが、そこから先、自由が丘までは降りたことが一度もない駅ばかりです。自由が丘ですら最後に訪れたのはたぶん20年以上前のことだと思います。

そして上の写真です。

ご覧のように田園調布駅です。

初めて降りました。さらに先は、日吉は慶應大学に何度か来たことがあるので降りたことがありますが、恐らく横浜まで、どの駅も一度も降りたことがないです。

うーん、これはなかなか楽しい営業回りになりそうです!

一瞬「?」かも知れませんが、歴としたタイトルです

またまた朝日新聞の夕刊です。

劇団ハイバイの「て」が紹介されています。

「て」って何? と一瞬思ってしまうかも知れませんが、戯曲のタイトルです。つい最近『て/夫婦』が刊行されたばかりで、「夫婦」も戯曲のタイトルです。

「て」「夫婦」どちらもこの夏、再演されていますので、朝日新聞の記事はその紹介、案内というわけですね。

ちなみに、作者の岩井秀人さんには他に岸田賞受賞作『ある女』もございますの、よろしければこちらもどうぞ!

この記事は、首都圏版のみの掲載かしら?

昨日の朝日新聞夕刊に、温又柔さんの記事が載っていました。

新刊『空港時光』を中心とした記事です。せっかくの記事ですが、そもそも夕刊なので、誰もが読めるわけではないですよね。夕刊がない地区ってかなり多そうですし。それに、この部分って、関西など他の地区の夕刊も同じ紙面なのでしょうか?

それはさておき、温又柔さんと言えば、来月にはあたしの勤務先からも『台湾生まれ 日本語育ち』がUブックスとして再登場します。現在ほぼ品切れ状態の単行本はしばしば書店や読者の方からお問い合わせをいただいていた商品で、これでようやく胸を張って対応できます。

ちなみに、今回は単に単行本をUブックスにするだけではなく、数篇の増補もあります。単行本をお持ちの方も更に一冊、Uブックスもいかがでしょうか?

ところで、紙面をよく見てみますと、温又柔さん、一面にも載っていましたね。

「朝日新聞」というタイトルのすぐ下に。

「日台はざまの作家」という惹句だけを見ると、あたしなどはマイナスイメージを持ってしまいがちなのですが、紙面の方には「言語・文化 境界を越えのびのび」とあって、あたしの先入観を壊してくれる内容です。

それにしても、日本と台湾というのはつくづく独特の関係だと思います。それに台湾と言っても、福建あたりを本籍とする人たちと国民党と共に渡ってきた人たちの対立、更には山地に暮らしている原住民族の人たち。ものすごくデリケートな問題が横たわっているような気がします。

ところで、『空港時光』は未読なのですが、これまでの温さんの作品では『真ん中の子どもたち』が好きです。主人公が中国へ語学留学をするのですが、ちょうどあたしが学生時代に短期の語学研修で中国へ行った時期と近いようなので非常に親近感が感じられたからです。

中国、もう10年以上行っていません。空気の問題とかいろいろ気になることはありますが、やはり機会があればまた行きたい国です。もちろん台湾も。

そんな中国絡みで、昨日の夕刊にはもう一つこんな記事が載っていました。早稲田大学で周作人の国際シンポジウムが開かれたという記事です。小川先生の名前も見えます。

記事のタイトルに「魯迅の弟」とあるからわかりますが、一般の日本人に「周作人」と言ってもピンと来ないのでしょうね。そもそも、魯迅が本名だと思っている日本人が大多数なのではないでしょうか?

いや、この点に関しては中国人はどうなのでしょう。日本人だって日本の文化についてきちんとした知識を持っているわけではありませんので、周作人が魯迅の弟だって知らない中国人、魯迅の本名を知らない中国人も多いのかも知れませんね。

アジアの近現代?

平凡社新書の『日本軍ゲリラ 台湾高砂義勇隊』を読んでいます。そういうことがあったという多少の知識はありましたが、詳しいことは何も知らなかったので、大変興味深く読んでいます。

中国史好きというものありますが、なんとなくこの本に惹かれたのは以前に台湾の作家・甘耀明『鬼殺し(上)』『鬼殺し(下)』を読んでいたからかも知れません。『鬼殺し』の主人公は、日本軍に入った客家の少年です。怪力の持ち主で大暴れをする物語です。

一方、『日本軍ゲリラ』の方は、主として台湾の原住民、高砂族に関するノンフィクションで、同じ台湾に済むものではありますが、微妙な立場の違いも見え隠れします。そんな違いを利用したのが日本人、日本軍ということなのでしょう。日本のアジア太平洋戦争の知られざる一面を知るには格好の組み合わせだと思います。

続いては今朝の朝日新聞。明治150年という特集ページです。

そうか、明治維新から150年なのかと改めて思い出しましたが、そんなに本の近代化の歩み、海外、特に列強に侵略されていたアジアからは非常に憧れをもって見られていたようです。特に日露戦争で小国である日本が大国ロシアを破ったということで、アジア各国に希望を与えたようなのです。

そんなアジアの眼差しを描いたのが『アジア再興 帝国主義に挑んだ志士たち』です。「帝国主義に挑んだ志士たち」という副題が内容をよく表わしていると思いますが、挑んだ結果どうなったのかは、ぜひ本書をお読みください。

ベトナム書フェア@BooksKinokuniyaTokyo

紀伊國屋書店の旧・新宿南店がベトナムの本を扱うようになりました。

ニトリから一階ずつ上がってくるエスカレーターではなく、サザンシアターのフロアから降りてくるエスカレータ前のフェアスペースで、ご覧のように大々的にベトナム・フェアを展開中です。

英語の本もありますが、よく見るとアルファベットに記号が付いたベトナム文字! そうそうこれがベトナム語だよね、とかつてベトナム語の学参を担当した頃の記憶が蘇ってきます。

ベトナムの本ってどんな感じなんだろうと思って見てみますと、思いのほかきれいな装丁の本がありました。小説やエッセイなどだと思いますが、小型の本でとてもカワイイ装丁のものが並んでいるのを見つけました。

メインはもちろんベトナムからの輸入書なわけですが、エスカレーターから降りてきた右側の壁棚では、日本の本も並んでいます。ベトナム語の語学書を中心に、ベトナムの文化やベトナムの歴史を学ぶような本が目に付きます。

ベトナム雑貨なども若い女性に人気になったことがありましたが、そういう本も並んでいます。

そんな和書のコーナーの一角には、あたしの勤務先の語学書がちょこっとだけ並んでいます。お立ち寄りの際には是非ご覧ください。

お店の方の話では、ベトナムへ進出している企業が増えているので、そういう需要もあるかと予想していたようですが、蓋を開けてみると日本在住のベトナム人が予想以上に来店されているそうです。売り上げも上々のようです。

現在はフェアというかたちでの展開ですが、一段落したら通常の棚にベトナム書コーナーを設けるようです。日本に滞在するベトナム人の間で「あそこに行けばベトナムの本が買える」という口コミが広がれば、ますます来客が増えるのではないでしょうか。

書評でも紹介でもないのですが……

まずは、朝日新聞土曜日の読書面。

ケインズの『雇用、利子、お金の一般理論』が取り上げられていました。しかし、原典に食らいつくことも大事ですが、いきなりでは歯応えがありすぎるというのも否定できないところです。

そこでご紹介したいのが『ケインズを読み直す 入門 現代経済思想』です。タイトルどおりのケインズ入門です。まずは本書を手に取ってみるのはいかがでしょう? 原典に当たるのはそれからでも遅くはないと思います。

続きましては日曜日の紙面。移民に関する記事です。

記事中にも、移民は財政的な負担になるのか、といった言葉が見えていますが、「移民を〈労働力〉ではなく〈人間〉としてみること」をテーマとした本書は、著者自身がキューバから移ってきた移民であり、移民問題を考える上で欠かせない一冊だと思います。

一般に経済学者は貿易や移動の自由を支持する傾向が強い。社会的効率や経済効果といった観点から、開国や移民は全肯定される。それだけではない。さまざまな数式モデルや統計データを用いて、あたかもその推進が客観的な数字に基づいているかのように議論されるのだ。しかし、労働経済学という視角から見たとき、事実は全く異なる様相を呈する。まず、経済効果という観点で言うなら、移民には短期的な効果はない。とりわけ未熟な労働者を受け入れた場合は、福祉制度に深刻な打撃を与えてしまう。加えて、雇用を奪われる労働者から安く移民を雇う企業に莫大な富が移転するという事態も招く。長期の効果もかなり心もとないものだ。それでも高技能から低技能まで、多様な移民を受け入れるのはなぜなのか?

ウェブサイトの内容紹介は上掲のとおり。

もうすぐ防災の日

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