『逃亡派』が国際ブッカー賞を受賞したオルガ・トカルチュクですが、あたしの勤務先ではもう一点邦訳が出ています。
上にあるように『昼の家、夜の家』です。最初に出たのはこちらです。そして『昼の家、夜の家』は思いのほか売れたのです。
上の写真でわかっていただけるかちょっと不安ですが、『昼の家、夜の家』は本文の中に、このように茸料理のレシピが挿入されているのです。この部分が、折からのキノコ・ブームに載ってヒットした原因でした。
この機会に『逃亡派』だけでなく『昼の家、夜の家』も是非ご一緒に!
くまざわ書店の店頭でフェアをやっていて、その小冊子をいただきました。《大学生になったら読んでおきたい本》フェアです。同チェーン各店で現在開催中なのだと思います。
冊子の最後のページには《くまざわ書店「大学生になったら読んでおきたい本」フェア有志一同》として挨拶文が載っています。有志として本を推薦しているのは同チェーン各店に勤務する書店員10名の方々です。かなり気合いの入った取り組みに感じられます。
内容は「大学生のための読書入門」「大学の内と外をつなげるために」「社会と人間について考えるための本」「心と思想に触れる」「入門 ニッポンを知る」「乱読のすすめ」「立っている足下が崩れる4冊」「自分とは何か、自己を客観的に見る道標になる一冊」「自明性を疑う」「普遍性と特殊性の共犯関係」というテーマで5冊ずつくらい選書されていて、各書籍に選者のコメントが数行付いています。
そんな中、「大学の内と外をつなげるために」の項で『寝るまえ5分の外国語 語学書書評集』を、「自明性を疑う」の項で『ライ麦畑でつかまえて』をそれぞれ選んでいただきました。深謝。
全体で見ると、やはり岩波書店からの選書が目立ちます。その他では筑摩書房、みすず書房などからも多く選書されているなあという印象です。
ところで「大学生になったら」ではなく、「大学生になるまでに」というテーマを設定したらどんな本が選ばれるのでしょうか? 興味あります。
本日見本出しの新刊『沸騰インド 超大国をめざす巨象と日本』は現代インドを知るための一冊です。
現代インドに関する本と言えば少し前には『モディが変えるインド 台頭するアジア巨大国家の「静かな革命」』という一冊がありましたが、こちらは「モディ首相を通して現代インドの政治、経済、社会、外交を概観し、南アジアの国際関係を紐解く」一冊で、『沸騰インド』は「政界、経済界のみならず、庶民の生活にも深く分け入った元朝日新聞ニューデリー支局長のルポ」です。併せ読むことでインドを多角的、多面的に知ることができるはずです。
さらにインドについてという方にはこんな本は如何でしょうか? 『パール判事 東京裁判批判と絶対平和主義』『中村屋のボース インド独立運動と近代日本のアジア主義』『インド独立の志士「朝子」』、インドの歴史を知るための三冊です。
インドの神話を大胆にアレンジした『マナス』も、インドの別な一面を見せてくれます。『インド通』は70回以上の渡印歴を誇る著者のフィールドワークです。
『ビルマ・ハイウェイ 中国とインドをつなぐ十字路』はインドと中郷に挟まれたミャンマーの地政学、『アジア再興 帝国主義に挑んだ志士たち』は、三人の主人公一人はタゴールです。
最後にインドの言葉を学びたい方には以下をお薦めします。
『ニューエクスプレス ヒンディー語』『ニューエクスプレス ウルドゥー語』『ニューエクスプレス タミル語』『ニューエクスプレス ベンガル語』を出しております。ビジネスの世界では英語なのかも知れませんが、現地の言葉を少しでも話せると、お互いの距離がグッと縮まるはずです。