とある書店、西洋文化史の棚。
『歴史を変えた6つの飲物』『密造酒の歴史』『アブサンの文化史 禁断の酒の二百年』の三つが面陳になっていました。
『密造酒の歴史』は1月刊行のまだ新刊ですが、『歴史を変えた6つの飲物』は昨年の5月、『アブサンの文化史』は昨年の1月刊行ですから、新刊とは言えません。
『密造酒の歴史』が刊行されたので、思い出して並べてくれているのですよね。実に嬉しい限りです。
とある書店、西洋文化史の棚。
『歴史を変えた6つの飲物』『密造酒の歴史』『アブサンの文化史 禁断の酒の二百年』の三つが面陳になっていました。
『密造酒の歴史』は1月刊行のまだ新刊ですが、『歴史を変えた6つの飲物』は昨年の5月、『アブサンの文化史』は昨年の1月刊行ですから、新刊とは言えません。
『密造酒の歴史』が刊行されたので、思い出して並べてくれているのですよね。実に嬉しい限りです。
日曜日の恒例、朝日新聞の読書欄。今週は、あたしの勤務先の本が紹介されることはなかったですが、気になったのはこちら。
『恐るべき子どもたち』が紹介されています。いまですと、光文社古典新訳文庫の『恐るべき子供たち』が入手しやすい日本語訳でしょうか。
確かに、日本語で読み通すというのもよいですが、せっかくならフランス語の原文も味わってみたいという方も多いのではないでしょうか? そんな方にお薦めなのが、『対訳 フランス語で読む「恐るべき子どもたち」』です。
もちろん全訳ではありませんが、CD付でフランス語のリズムも味わえます。
映画や漫画にもなったジャン・コクトーの名作「恐るべき子どもたち」の原文を抜粋で読んでいきます。筋を追うだけでなく、詩人コクトーならではの比喩や、リズミカルな文体を味わえるのが原文で読む楽しみです。見開きで、原文、注、訳文、「読解のポイント」が読みやすくレイアウトされており、ミカエル・フェリエ氏のすばらしい朗読で、音声でもお楽しみいただけます。
サイトの内容紹介は上掲の通りです。とりあえず、さわりだけでも、という方にはもってこいだと思います。いかがでしょう?
店頭で見かけた『孤島の祈り』という小説。
集英社のサイトには
南極近く、絶景の無人島に取り残された若い夫婦。ペンギンの肉を貪る極限生活は、二人の信頼の絆をも蝕んでいく。単独ヨット世界一周を果たした女性冒険家による迫真のフランスベストセラー小説!
と書いてあります。こういう、冒険に出て極限状態を体験するストーリーって、やはり一定の需要があるのでしょうか、時々見かけますし話題になるものもありますね。
あたしの勤務先だと『緩慢の発見』というのが近い作品だと思います。ちなみに、こちらの内容紹介は
「遅い者のほうが多くを見る」──19世紀イギリスの探検家ジョン・フランクリンの知られざる人生。いわゆる「歴史小説」とは異なる視点から書かれた、ドイツ文学の新たな古典といえる名作。
といった感じです。これだけだと両者が近しい本だと感じられないと思いますが、単なる冒険譚だけではないものがどちらにもあるのではないかと思います。
とある書店のデザインの棚。そこに見覚えのある本が!
文庫クセジュの『100語でわかる色彩』です。
実はこの本、新刊なんですが、出足好調なんです。たぶん、こういう風にデザインの棚から売れているのだと思います。
文庫クセジュを置いている書店は少ないと思います。置いてあったとしても、ほとんどの書店では、新書コーナーの片隅に文庫クセジュのコーナーがあって、新刊が出たらそこに並べられているだけなんだと思います。
でも、こんな風にデザインの棚に持っていくと、俄然、本も生き生きしてくるように感じられます。クセジュって、こんな風に内容に合わせて置く(並べる)場所(棚)を変えてみるのもアリだと思いますし、是非そうしていただきたいものです。。
ちなみに、クセジュの少し横に並んでいる『配色の設計』の著者ジョセフ・アルバースは、あたしの勤務先の『デザインについて』の著者アニ・アルバースの夫です。ですので、こちらも一緒に並べてもらえると嬉しいのですが……
なお冒頭で「とある書店」と書きましたが、青山ブックセンターの六本木店です。
先日、内容見本のパンフレットをご紹介した近刊『落語登場人物事典』ですが、本書はなんと、本体価格が24000円もする巨冊です。
この値段ですと、気軽に手が出るものではありませんね。なので、もう少し廉価な書籍をご紹介します。
『落語と川柳』『ぜんぶ落語の話』の二点です。これらは一般的な単行本ですので気軽にお求めいただけるはずです。
前者は、なぜ落語では川柳がよき脇役なのか、昭和の名人志ん生や文楽らが集った「鹿連会」の模様から、噺のネタで使用される具体的な作品まで、読売新聞川柳選者がその魅力と役割に光を当てた一冊です。
後者は、噺家のさまざまな物語を中心に、戦争前後の落語界の変遷、演劇や俳句との関係などを重層的に織りなす、通をも唸らせる高質なエッセイです。
これでもまだ高い、という方には新書判のハンディな『落語名人伝』『落語風俗帳』という書籍もありますので、懐具合と相談しながらお求めいただければ幸いです。
こちらも前者は、落語の起源を江戸初期の豊かな話芸のなかに求めて、安楽庵策伝や霧の五郎兵衛などの創始者の姿を、当時の時代背景のなかに描き、その後に続く名人と称される多くの噺家の芸と人物をたどり、不世出の名人圓朝、さらに昭和の名人にまで、豊富な資料を駆使した著者多年の労作です。
後者は、仏教が庶民生活に浸透していた江戸時代に生産された、いわゆる古典落語には、仏教が当然入りこんでいますが、仏教信仰の薄い今日では、仏教語やその習俗についてわからない人が多くなっています。64の古典落語を仏教宗派別に分類し、咄の中に出る仏教語や行事や慣習をわかり易く解説したユニークな本です。
ところで『落語登場人物事典』をご注文の際に一文字違いの『落語登場人物辞典』を注文なさらないよう、ご注意ください。いえ、別に両方買われても構いませんし、出版社としてはその方が嬉しいですが……
前のダイアリーで亜紀書房の創業50年について触れましたが、このところ良質なノンフィクション作品を世に送り出している(もちろんそれだけではないですが!)同社で最近店頭でひときわ目を惹かれたのがこちら。
『イスラム国 グローバル・ジハード「国家」の進化と拡大』です。全部を知っているわけではありませんが、亜紀書房ののフィクションとしてはかなり高めの価格で、それに見合うだけの厚みもあります。これぞ決定版的なノンフィクションです。
が、イスラム国ならあたしの勤務先だって負けてはいません。亜紀書房のお隣に、あるいは近いところにこんな本はどうでしょうか? 『ブラック・フラッグス(上・下)』は、ザルカウィの生い立ちからバグダディのカリフ制宣言まで、ISの変遷と拡大の背景を描いたピュリツァー賞受賞作です。
まだまだありまして、『21世紀のイスラム過激派』は、イスラム原理主義組織の成り立ちや歴史的背景から、組織に属さない「ローンウルフ」の若者まで、過激化するメカニズムを解き明かした一書、『「イスラム国」の内部へ』は、初めてIS領内を取材した西側ジャーナリストによる、戦闘員や警官、医師へのインタビュー、民衆の生活の記録など第一級のルポです。『危険な道』は、世界の諜報機関さえ居場所を知らなかったアルカイダ幹部と48時間にわたって過ごした元アルジャジーラ記者が9.11の真相を語ります。
そして、直接にイスラム国を扱ったものではありませんが、いまとなっては歴史的名著とも言える『倒壊する巨塔(上・下)』もお忘れなく。
みすず書房の『三月十五日 カエサルの最期』という新刊。
同書は小説のようですが、あたしの勤務先の『カエサル』と一緒に並べたらよいのではないかと……
平昌オリンピックがいよいよです。《オリンピック関連書フェア》なんていうのもありですね。
で、最近店頭でよく見る早川書房の『オリンピック秘史』の近くに『ベルリン・オリンピック1936』などは如何でしょう?
となると、あたしの勤務先から出ている『トロツキー(上・下)』なども気になるはずです。
以上、紹介の書籍たち、書店の店頭で、隣とは言わないけれど、近くには置いてもらえているのでしょうか? そもそも在庫していないのでしょうか?