今でしょの東進

「今でしょ!」のCMで一躍有名になった感のある東進ハイスクール。予備校と言えば代々木ゼミナール、駿台予備校、河合塾という御三家に比べ後発でしたが、いまやこれらに並ぶ勢いではないでしょうか(←受験予備校業界に詳しくないので、シェアなど勢力図の詳しいことはわかりません)。

とはいえ、そもそもあたしなどからすれば東進ハイスクールという言い方に違和感があります。あれは東進スクールでしょ、というのが素直な意見です。

東進スクールは大学受験ではなく、中学の補習、高校受験のための塾として、杉並で生まれたと記憶しております。当初は西荻窪や荻窪にしか教室はなかったのではないでしょうか?

なんでそんなことを知っているのかというと、あたしがちょうど中学の頃に流行りだしたからです。当時あたしは杉並に住んでいて、区立の中学に通っていました。もう30年近く前の話ですから、今とはまるっきり状況が異なりますが、当時はクラスで塾へ行っている生徒は少数派でした。頭のいい子は塾になんか行かなくてもできる、逆に塾へ行くのは出来の悪い子というのが相場でした。もちろん本当に出来の悪い子は塾にすら行かなかったわけですから、塾へ通っていたのはクラスでもトップグループではなく、その次やさらにその次のグループが主でした。「お前は頭が悪いから塾へ行かないとならないんだ」というのが常識のような時代でした。

で、その当時の東進スクールには大学受験のための、高校生向けのハイスクールはまだなく、あくまで中学生用の塾だったのですが、クラスの通っていた連中の話では、できないと殴る、叩くということもあったという話です。もちろん暴力的な殴り方ではなかったでしょうし、当時は先生ができない生徒を叩くというのは非難されるような時代でもなかった、殴られるような出来の悪い生徒の方が悪い、殴られるには殴られるだけの理由が生徒の側にあったのだろう、という考え方が主流の時代でしたから、それをどうこういう人もいませんでした。

結局、あたしはもちろん東進スクールには行かず、「ふーん、そんなスパルタな塾なんだ」という感想を持ちながら、高校・大学時代を過ごし、ここ数年、東進スクールが東進ハイスクールにスケールアップして有名になっていることに、なんと言えないもやもやしたものを感じるのです。

 

犬に注目!

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私的ドラマ評

先週や先々週で4月から始まったドラマのほとんどは終了しました。そこで、ちょっとした感想を縷々述べてみます。とはいえ、見ていたドラマしか批評できませんので、その点はあしからずご寛恕を。

まずは月曜日。TBS系の「確証」です。

個人的には、榮倉奈々は好きです。彼女の刑事ものは同じくTBS系の「最高の人生の終り方」以来ではないでしょうか? 今回の方が刑事として捜査をメインにしたドラマ展開でしたので楽しめました。内容としては一話完結、最終回に向けて大きな陰謀が仕込まれているということはなく、淡々と毎回進んで行きました。個人的には「ガリレオ」とか「謎解きはディナーの後で」などに比べ、謎解きというか、事件捜査という点でははるかに面白かったし、よくできていたと思います。まだまだ榮倉奈々は一人前とは言えませんので、パート2、パート3ができるのではないでしょうか?

続いては火曜日のフジテレビ系「鴨、京都へ行く。」と「幽かな彼女」です。

「京都へ」はありがちな旅館女将もので、ストーリーもこれまで数々作られた同種の作品と変わりありません。もう少し京都の老舗ならではのところが出てくるのかと、第一回、第二回あたりは期待させましたが、取り立てて京都が舞台でなくとも成立しそうな話になってしまったのは残念です。あるいは主人公がキャリア官僚と旅館を掛け持ちするなんて設定でもよかったのではないかと思いますが、やはりあまりにも現実的に無理がありそうで、結局は予想どおりの結末でした。

「幽かな」はこういう設定は面白いのですが、意外とあっさり香取慎吾はやる気のない先生から生徒思いの先生に変身してしまったし、前田敦子も嫌な性格がいとも簡単に払拭されてしまって、つまらなかったです。ドラマ自体は楽しめたので、そのあたりもう一工夫が欲しかったです。生徒役には数年後のドラマを担うであろう美少女たちが何人も出ていて、先物外的な興味で見た大人も多いのではないでしょうか?

次に金曜日の「35歳の高校生」です。これもストーリー自体は、これまでの学園モノでは先生がやっていた役回りを35歳で編集してきた高校生にやらせただけで、ストーリーは青春学園モノです。そこにスクールカーストを加味していましたが、その言葉が一人歩きしてしまい、ドラマの内容にまで活かせていたのかというと疑問です。この程度のクラス内格差なら以前のドラマでも描かれていたはずです。最大の謎であった米倉涼子がなぜ高校にやってきたのかも、ちょっと陳腐というか、物足りないというか、こんな理由だったの(?)という落胆もありました。とはいえ、このドラマも「幽かな彼女」と同様、クラスメート役の女子はじきにドラマで準主役などをやるようになる子がたくさん出ていましたね。既にCMやモデル、タレントとして活躍している子もいましたし、そういう楽しみは十分に味わえました。

深夜ドラマでは「クロユリ団地」です。映画の前段階をドラマにしたものです。いくつかのエピソードが描かれていましたが、最後の最後に「ミノルくん」の哀しい事件が明かされて、それじゃあ恨みたくもなるよな、という気にさせられます。しかし、実の母親が出てきても止められないとなると、ミノルくんの呪いはどうやったら防げるのでしょうか?

不定期に放送されたNHKの「大岡越前」は、NHKがここまでTBSのかつての「大岡越前」をパクるのかと思わせるほどの出来です。東山の越前は加藤剛と同じく清々しさを感じはまり役だと思いますが、その両親役はかつての片岡千恵蔵、加藤治子の方がはるかによかったですね。妻・雪絵の国仲涼子は、あたしが個人的にも大好きなので、とってもよかったですが……

もう一つ、連ドラではありませんが、つい先日フジテレビ系で放送された「幸せになる3つの買い物」は、どれも痛かったです。ですが、中山美穂主演のものはありきたりな内容で、こんな話どこかで見たな、という気がしました。ミポリンもさすがに老けましたね。大久保佳代子、小池栄子主演の二作品は、どちらもどうしてこんなに見栄を張るのか、ちょっと理解しづらいところもありましたが、痛々しさがなんとも言えない快感です。一昔前だったらこういうドラマはアラフォーではなく、アラサーの設定で作られていたのでしょうね。

最後に、TBS系の「空飛ぶ広報室」です。たぶん、一部には「自衛隊擁護ドラマだ」といった非難もあったのではないかと思います。確かに主人公の稲葉リカでなくとも、このドラマを見ていれば自衛隊は国民のために頑張ってくれている、という感想を抱いてしまうのはわかります。でも、そのあたりの機微というか難しさは折に触れ広報室長役の柴田恭兵さんが語っていましたね。自衛隊を広報するとはどういうことか。ただ、このドラマは、とりあえず自衛隊が軍隊か否か、意見な存在なのか否か、国防軍にすべきなのか否か、そういった議論は抜きにして、純粋に愉しむべきではないでしょうか? そしてドラマでは3・11ははっきりとは描写されていませんでしたが、やはり大震災はこのようなドラマで描くには、まだあまりにも大きすぎるテーマなのでしょうか? ですが、このドラマのポイントは何をおいてもガッキー、新垣結衣のかわいさではなかったでしょうか? 毎回毎回、本当にかわいかったです。

 

元は取れているの?

今日の朝日新聞にこんな記事が載っていました。

大手のコミック誌がネットで無料の作品公開をしているそうです。記事ではそこまで細かいことは書いていませんが、想像するに若手の、まだ売れていないマンガ家の作品を公開しているのではないでしょうか? マンガ家の方としてはタダでもよいから作品を発表する場があれば、それをチャンスに紙媒体の連載を勝ち取れる、と期待しているのではないでしょうか?

実際には、このサイトで人気が出て単行本の発行にこぎ着けた作品がいくつもあると言いますから、連載を勝ち取るどころか単行本発行まで一気に行ってしまっているわけですね。こういう無料サイトの作家さんにギャラ、つまり原稿料は支払われているのか、記事ではわかりませんが、恐らくコミック誌のギャラの何分の一にもならない額なのではないでしょうか? だって、そうしないと維持できないでしょうから。

もちろん、出版社側も記事中にあるように、漫画に親しむ読者の新規開拓、単行本化によって収入を得る、新しい作家の発掘といったいくつかのメリットもあるでしょうけど、同じ出版社の人間として果たしてどれだけ採算ベースに乗るのか、かなり疑問を感じます。

たとえば、あたしの勤務先では月刊誌の「ふらんす」というのを発行しています。もちろん毎号特集や連載記事があります。たとえば、この紙媒体の本誌とは別に若手のフランス語教員、フランスに関わる仕事に従事している方に連載をお願いするとして、それによって読者はどれだけ新たに開拓できるのでしょうか? そして「ふらんす」本誌にどの程度よい影響が表われるのでしょうか? ネットで人気になった連載を単行本化したとして、果たして売れるのか? ホントして出版する以上、ある程度の部数がはけないと黒字にはなりません。

こう考えると、昨今はネット発の書籍も増えていますよね。あたしの勤務先でもこんな本がウェブ連載発で大ヒットしました。

 

こういった流れは、これまでの雑誌連載の単行本化と同じことなのだと思いますが、だからこそ同じ問題も抱えているのではないでしょうか? つまり、連載だからこそ面白く読めて人気になるけれど、単行本としてまで読みたいか、ということです。他社の本で恐縮なんですが、かつて連作を一冊にまとめた本を読んだことがあります。たぶん雑誌連載中は雑誌の数ある記事の中のオアシス的な読み物として人気を博したのではないかと思います。でも、いざ単行本になったものを読むと面白くないのです。エッセイのようなものでしたからかもしれませんが、雑誌の時のように他の記事がないので、面白さが浮き上がってこないのが原因ではないかと思います。

雑誌の連載が何でもかんでも単行本になるわけでもないように、ウェブ連載もすべてが単行本になるわけではないということです。となると、やはりウェブ連載を依頼する時から、これは将来単行本化できるか否か、吟味する目を持たないとならないわけですね。また一つ仕事が増えそうです(汗)。

 

二次元ではなく三次元!

二白三日で、YA出版会の研修旅行でした。行程については初日のダイアリーで触れていますので割愛しますが、今日の最終日に訪問した、宮脇書店ヨークタウン野田店さんで、文庫のフェアのディスプレイがとんでもないことになっていたので、思わず写真を撮らせてもらいました。

まずはこちら。集英社文庫のフェアです。なぜか真ん真ん中に木が生えています。今年のイメージキャラクターであるAKB48を完全に喰ってしまっているディスプレイです。すごすぎます。

この木ですが、裏側へ回ると、中までしっかり作り込んでいるのです。まるでシルバニア・ファミリーのお家のようです。部屋の中にはしっかりと本棚が置かれ、本がぎっしりと並んでいます。集英社文庫のためにここまでやるか、というのが正直な感想で、ちょっと羨ましく感じます。

しかし、集英社だけではなく、角川文庫のフェアもこんなことになっています。

わかりますでしょうか? フェア台の真ん中に船です。大漁旗に飾られた船がドーンと鎮座しています。どうして角川文庫は大漁旗なのか、そんな野暮な質問をしてはいけません。

とにかく、宮脇書店さん、店内を見回すとこの他にも至るところに立体オブジェが並んでいます。薄っぺらい紙のポップでは飽き足らない、とてもそんなものでは本を売ろうという意気込みが表現しきれないと言わんばかりです。

ただ、押しつけがましい熱さは感じません。非常にほとよい居心地で、こういった造形物が置かれているのです。なんか不思議です。

店長さん曰く、こういった文庫フェアの飾り付けは文庫担当の傾がされているのだとか。だいたい年の初めごろから構成を練り始めているので、後からAKBが現われても修正のしようがないんだそうです。

うん、うん、それでいいのよ。

影響されやすい?

福島に来ています。研修旅行です。

普通に研修しているぶんには地震や放射能のことなどまるっきり忘れていますが、それがよいのか悪いのか……

ちなみに昨夜は津波に飲み込まれる夢を見ました。福島に来ているからでしょうか? なんてわかりやすい人間なんでしょう!

ただ、津波といっても海から来たのではなく空が裂けて流れ落ちてきた大量の水、それこそゲリラ豪雨の数千、数万倍のスケールの水量でした。まさしく天破れ地裂くる、大スペクタクルな夢でした。

もちろん、あたしは生き延びるのですけど!

南東北へ

本日より二白三日で、YA出版会の研修旅行です。

今年は福島県に行きます。初日に上野からいわきへ行き、更に郡山へ向かって、そこで一泊。二日目は郡山から福島へ移動して飯坂温泉で一泊。三日目は福島の書店さんを訪問して帰京、という旅程です。


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いわきでは、少し時間に余裕があれば、海岸線が見えるところを通る予定です。復興もそれなりに進んでいるのでしょうけど、それでもまだ手つかずのところがあれば、それはそれでかなりの衝撃だと思います。何ができるというわけではありませんが、ただ事前の準備をしている時に、福島の図書館の方から、「研修旅行などで福島へ来てくれる、それだけで復興に向かうアピールになるので是非来て欲しい」と言われたのが印象的でした。こちらは、ややもすると復興途中で「研修を受け入れる準備などできません」と断わられるのではないかと心配していたので……

誕生日が続く

昨日があたしの誕生日で、今日は父の誕生日。

とはいえ、父は既に亡く、もう十数年たちます。

しかし、妹のところの甥っ子が、父と同じ今日が誕生日なんです。かなりの年の差がありますので、父の生まれ変わりということはなく、あえていえば、マイケル・ジャクソンの生まれ変わりではないでしょうか? なにせMJが死んだその日に生まれたわけですから。

それにしても、こういう人の生死って、なにかお互いに引き合うものってあるのでしょうか? 父は9月9日に亡くなったのですが、父の母の命日が同じく9月9日なんです。親子して同じ日に死ぬなんて。

ちなみに、父の父の命日は1月7日ですが、父の姉、つまりあたしの伯母は12月7日に亡くなっています。月こそ違えども同じ7日。いわゆる祥月命日というやつですね。

そう言えば、6月24日は松田聖子が神田正輝と結婚式を挙げた日だとか、美空ひばりが亡くなった日だとか、いろいろあります。シンガー・ソングライターの村下孝蔵さんが亡くなったのも6月24日です。あたしはほとんど聴いていませんでしたが、晩年は、あたしの好きな沢田聖子ちゃんとよく一緒にライブなどをされていて、村下さんが亡くなった日の朝日新聞には沢田聖子ちゃんのコメントが載っていました。今年もブログで村下さんについて触れていますね。

この曲は村下さんの死後、聖子ちゃんが村下さんのために作った曲です。