下の図は紀伊國屋書店のウェブサイトです。「閻連科」をキーワードに和書を検索した結果です。
特に並べ替えはしていませんが、刊行が新しい順にソートされているようです。最初の二つ、書影がまだ入っていません。それもそのはず、未刊のものだからです。そこの部分を拡大すると下の図です。
なんと11月に二冊も新刊翻訳が刊行されるのです。
エッセイ『父を想う』がつい先日刊行されたばかりという印象があるので、ここへ来ての二作続けての刊行は『愉楽』で閻連科にハマった人には嬉しいお知らせではないでしょうか?
下の図は紀伊國屋書店のウェブサイトです。「閻連科」をキーワードに和書を検索した結果です。
特に並べ替えはしていませんが、刊行が新しい順にソートされているようです。最初の二つ、書影がまだ入っていません。それもそのはず、未刊のものだからです。そこの部分を拡大すると下の図です。
なんと11月に二冊も新刊翻訳が刊行されるのです。
エッセイ『父を想う』がつい先日刊行されたばかりという印象があるので、ここへ来ての二作続けての刊行は『愉楽』で閻連科にハマった人には嬉しいお知らせではないでしょうか?
秋の新ドラマが続々と始まっています。この数年、あたしが好んでみるドラマは視聴率的には振るわないものがほとんどで、あるクールなどは毎回録画して見ていた番組三つが、そのクールの視聴率ワースト3に並ぶという珍事まで起こりました。
まあ、ネットではどんなドラマも好評、酷評が入り乱れていますので、所詮は自分が視て楽しめればよいのであって、視聴率だとか世間の評判を気にする必要はありませんよね。特に学生時代と違って、視ているテレビ番組で翌日盛り上がるなんてことは皆無ですから……
そんな中、一回目から視聴率も好調で、「カワイイ、カワイイ」と評判のTBS系「逃げるは恥だが役に立つ」、あたしも視聴しました。
いや、確かにガッキー、カワイイです。
あたし、もともとガッキーは好きなので、だからドラマの評判には関係なく、このドラマは視るつもりでしたが、案の定、面白いし、カワイイです。
特に評判なのがエンディングのダンス。ガッキーの往年のヒット作、ポッキーダンスを彷彿とさせるとも聞きますが、現在は現在で十分カワイイです。「カワイイは正義」とはよく言ったものです。
ちなみに、ネットでは一緒に踊っている石田ゆり子もまたカワイイと話題になっているようです。ドラマではガッキーの伯母さん役、なんとアラフィフで独身の処女という設定。違和感を感じないところがまたスゴイ!
で、このドラマは脇役の方々もよい味を出しているのですが、ガッキーの両親である「とみやす」富田靖子、元暴走族の総長、宇梶剛士夫婦のやりとりもとても愉しいです。第一話で房総に引っ越してしまいましたので、今後は登場シーンが減るのでしょうか? そうだとすれば、ちょっと残念ですね。

ところで番組のサイトなどにあるガッキーの相手役、ハイネックのセーター姿の星野源の写真、あれってどう見ても、よく雑誌などに載っている包茎手術の広告のパクリですよね? プロの独身役ということで、女性経験ゼロを表現したいのかもしれませんが、どうなのでしょう?
朝の6時半を回ったところです。今し方、帰宅しました。
別に、いわゆる午前様ではありません。
朝、3時に起き、3時半に自宅出発。4時半に勤務先着、一時間ほど仕事をし、5時半すぎに勤務先を出て、さきほど帰宅したというわけです。
朝も早くから何をしに会社へ行ったの、と聞かれると、月曜日の見本出しの準備、と答えるしかありません。昨日の金曜日に休暇を取ったので、月曜朝一番の見本出しの準備を、この週末にやっておかなければならなかったからです。
だったら、別にそんな早くに行かなくてもいいんじゃないの、という疑問ももっともです。
確かにそうです。ただ、あたしが早起きが得意、朝早い方が気分的にもよい、という理由が大きいです。
でも、本日の場合、別な理由もあります。これがなければ昼間でもよかったのを、あえて早朝に出向いたわけです。
その理由とは、本日、あたしの勤務先、電話線の工事があって、昼間は業者の人が来ます。それだけなら見本出しの準備に支障はありませんが、あらかじめ総務部から今日は工事のためにインターネットが使えなくなると連絡がありました。
となると、ちょっと困ります。そこで、工事の人が来るのはどうせ朝の9時すぎだろうから、早朝ならまだネットは使えるだろうと予想して、こんな時間の出勤、退勤となったわけです。
さて、もう一眠りしますかね?
いや、まずは朝食だ!
年明けに「エゴン・シーレ 死と乙女」という映画が公開になるそうです。
エーゴン・シーレ、日本ではどれくらい有名なのでしょうか? 関連書籍や画集は出版されているようですが、ピカソやゴッホといった画家と比べると知名度はぐっと落ちるかもしれません。いや、町でインタビューをしたら知らないと答える人の方が圧倒的ではないでしょうかね? そもそも画家だとわからない、「エーゴン・シーレ」が人の名前だとわからない人がほとんどかもしれません。
でも、この映画はかなり面白そうですね。玄人受けしそうです。
あたしの勤務先では『エーゴン・シーレ 日記と手紙』という本を出しています。この映画には特に原作本というのはなさそうですので、本書などが映画を見て興味を持たれた方に少しでも知っていただければと思います。
なお日本では、書籍のタイトルなどで「エーゴン」ではなく、「エゴン」と表記しているものも散見されます。
昨夜から、今年のノーベル文学賞がボブ・ディランに決まったという話題で持ちきり……というほどでもないか。
しかし、今朝の朝日新聞の一面が上の画像ですが、タイ国王の逝去とボブ・ディランのノーベル賞受賞って、扱いが逆ではないかと思うのはあたしだけでしょうか? 別にタイ国王のニュースが圧倒的に大きいはずだ、とまでは言いません。それでも、この大きさの比率はちょっとおかしいのではないか、と思います。
それはそうと、ボブ・ディランの受賞でちょっと沸いているのが欅坂46のヲタたち。彼女たちのセカンド・シングル「世界には愛しかない」の通常盤に「ボブディランは返さない」という曲が収録されているのです。これでちょっとヲタたちが「おおーっ」って騒いでいるわけです。
しかし、「ボブディラン」って何? 「ボブ・ディラン」ですよね? 秋元康、わざとなのでしょうか?
閑話休題、ノーベル文学賞。
毎年ノーベル文学賞の時季になると書店店頭では関連書籍のコーナーを作って、特に村上春樹コーナーを大々的に作って拡販に努めるのが恒例、ほとんど年中行事のようになっています。ハルキが受賞しなくても、たいていは邦訳のある作品が受賞するので、発表と共に自店には在庫があるか、何か邦訳はでているのか、どこの出版社から出ているのか、既に品切れや絶版になっていないか、などなど毎年書店員の方は忙しいと思います。
もちろん出版社も自社の本が関連するか否か、それによって売り上げが変わるので固唾を呑んで見守っていたりします。
が、毎年発表が夜の7時や8時ころになるので、出版社は業務終了、書店員だって帰宅している方も多いはず。発注したりといった作業は翌朝以降になるのが常です。もちろん親しい出版社営業マンを知っていれば、その人のケータイに電話をして、在庫確認やら在庫確保やら、いろいろお願いしたりすることも、やはり風物詩です。
しかし、ノーベル賞を取ったからといって本が売れるのか、と問われると、実はかなり慎重に見極めないとならないだろう、というのが出版社の人間としての意見です。恐らく今日は朝から、ディラン関連書籍を出している出版社にはたくさんの電話やファクスが来ると思います。それを全部受けていたら、確かにかなりの部数になります。売り上げ金額だってそれなりに計上できるでしょう。でも、実際に売れるのかというと、これがまったくわかりません。
邦訳が単行本しか出ていないような作家ですと、代表作はそこそこ売れます。特に新聞に受賞作家のプロフィールが載りますが、そこに取り上げられた作品は比較的よく売れます。しかし、単行本だけでなく文庫も出ていたりすると文庫ばかりが売れ、単行本はほとんど売れない可能性が高いです。やはり、「ノーベル書を取ったようだから一冊くらい読んでみるか」という読者にとって価格というのはかなり大きな判断材料になるようです。
で、今回のボブ・ディランです。本はそこそこ出ていると思います。音楽系の雑誌の別冊や増刊でディランを特集したものもあるでしょう。値段がそれほど高くなければ売れると思いますが、少し根の張る評伝的なものは苦戦すると思います。それでも出版社には書店から注文が殺到しているでしょうから、それに踊って増刷したりすると3か月語に返品の山になる可能性が非常に高いので気をつけなければなりません。
特に今回のように受賞者が歌手ですから、これは初めてのことで、本がどれくらい売れるのかまったく予想がつきません。あたしは、本ではなくCDが売れるのではないか、と予想しています。なので、今回は書店ではなく、CDショップが活気づくのではないでしょうか? TUTAYAとかHMVのように半分書店もやっているようなところならよいでしょうが、一般の書店がディランの書籍を集めてコーナーを作っても厳しいのではないか、というのがあたしの遠慮ない予想です。
もちろん、それでもディランの関連書籍がまるっきり売れないということはないはず。やはりこの機会に、ディランの音楽は散々聴きまくってきたから、今度は評伝や評論でも読んでみるか、と考える人は多いはずです。出版業界の一員としては、CDに比べたら売り上げは何十分の一、何百分の一かもしれませんが、そういう人の需要に期待したいところです。
で、最初に取り上げた朝日新聞の「声」欄にこんな投稿が載っていました。10代の子の本に対する提言です。なかなか面白いですね。あたしが興味を持ったのは山形の方の投稿の方です。
友だちが作れなくて本ばかり読んでいた、というのはよくある話です。だから、「本ばかり読んでいて暗い」などとレッテルを貼られ、ますます本の世界にのめり込んでしまう、というのもしばしば聞かされるストーリーです。でもこの投稿者の場合、本好きから同好の士に巡り会え、友だちを作ることに成功したようです。
こういう嬉しい出来事、読んでいるとほっこりしますね。
あたしのように都下在住ですと、昨日の東京の大停電はほとんど無関係。停電になった時間帯も、既に都心の勤務先を離れ、都下を営業中でしたので、家路についてタブレットでニュースを見たときに「東京大停電」の文字が目に飛び込んできて初めて知って驚きました。
で、思い出したのはこれ。映画「大停電の夜に」です。
あたし、この映画は未見ですが、だいたいそんな話なんですよね? いや、夜になる前になんとか復旧しましたっけ、昨日の東京は? 在京のテレビ局、急遽番組変更して、この映画を放送すればよかったのに、と思います。
都内の繁華街では池袋が一番停電していたように報じられていましたけど、池袋の書店さん、ジュンパ・ラヒリの『停電の夜に』を店頭に積んで売ったのでしょうか? 積むほど在庫持っていなかったかしら?
まあ、でも、それはちょっとやりすぎ、不謹慎でしょうか?
いや、とりあえず売るべきは懐中電灯ですね。
朝日新聞の夕刊にこんな記事が載っていました。
思いっきり関東ローカル、それも多摩版限定のような情報。
「ような」と書いてしまいましたが、恐らく23区版にはきっと載っていない記事でしょうね。
つまりは「第1回柴崎立ち飲みフェスティバル」というイベントが行なわれるということのようです。
酒好きなら、ちょっと気になるところでしょうか?
あたしは、そこまで呑兵衛ではないので、それにわざわざ出かけていくのも億劫で完全にスルーですが、実は朝日新聞の見出しを見たとき、一瞬、「立ち飲み」ではなく「立ち読み」に見えたんです。
へえー、立ち読みをあえて公言するイベントを企画するなんて、面白い書店があったものだ。でも柴崎に書店って何があったっけ?
と思ってしまったのです。まあ、見間違いだったわけですが、それでも、立ち飲みしながら立ち読み、それも悪くないのではないか。そんな気もします。あまり酒が過ぎると、読んでいる本の内容が頭に入ってこなくなるでしょうけど、ほどほどの酔いとお気に入りの本。
いや、これって下北沢のB&Bのことですね。B&Bとは、URLを見てもおわかりのように、否、あたしが改めて説明するまでもなく、「BOOK & BEER」のことですからね。
ちなみに「立ち読み」で立川読書倶楽部を思い出せる人は、やはりこの業界の人だけでしょうか?